本日の○○(仮)

いろんなモノを書いたり『薔薇族』作ったり、幅だけはやたら広くやってるおっさんの身辺雑記です。オレに関心ない方にはあまりお勧めできないかもね(笑)。

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台風一過とオープンテラス

7月27日(水)

 早めの起床。外は台風一過のピーカン。朝も早いというのに、もうすでにめちゃめちゃ暑い。体調、久々にすこぶる良好。このところ、朝起きた時点でもう疲れている、というような状態が続いていたのだが、今朝はそれがない。いつもより二時間半ほど早く(つまり、それだけ余分に)寝たせいか? なんだ、原因は単に睡眠不足だったのか、とやや拍子抜け。
 朝食のあとシャワーを浴びて、九時二〇分頃外出。総武線経由で一〇時、上野・メディアソフト『薔薇族』編集部。本日は櫻田宗久くんのグラビア撮影である。ヘアスタイルを変えた櫻田くんに「お。髪、切った?」とタモリみたいなことを言うオレ。もっと気の利いたこと言えないのかね。
 S-1氏がちょっと遅れるというので、それまでは新人編集者のK女史が代って取り仕切ることに。モデルくん(実写版“タキシード仮面”や“仮面ライダー威吹鬼”役の渋江譲二に、ちょっと小栗旬を混ぜた感じ、とオレは見たが)も無事到着したので、機材を積み込み、半過ぎに出発。途中、浅草橋で小道具を買い込んだあと、スタジオを目指す。本日のスタジオ、距離的には近いのだが、地図がやたらと読みづらく、迷いに迷う。なんとか到着した頃には正午になっていた。
 隅田川のほとりにたつスタジオ(観た瞬間、“ウォーターフロント”という死語が脳裏にひらめいた)は、N.Y.のロフトを思わせる(つっても、実際にンな場所へ行ったことあるわけじゃないけどね。あくまでもイメージよイメージ)だだっ広くてオシャレなところ。普段はファッション誌とかカタログ誌とかの撮影に使ってるんだろうなぁ、と思った(実際、子どもモデルとステージママがフロアを間違えて入ってきたし)。大小の窓が無数に並び、川面に反射する陽光がさんさんと降り注ぐここは、今回は“自然光”にこだわりたいという櫻田くんの意向をくんでチョイスされたものだが、なんというか奇跡的なグッドタイミングである。もしも一日早かったら、台風の真只中で、いかな川べりの大窓スタジオでも自然光もクソもなかったろう。台風が雲を持っていってくれたおかげで、この上ないくらいの好条件で撮影に臨むことができた。これぞまさに天の配剤という感じである。角●●樹氏なら「勝機は我にあり!」とか言うに違いない。
 S-1氏と新人クン(コードネーム未定)も途中から合流し、撮影はつつがなく進行。そして無事終了。どんなシチュエーションでどのように撮ったかというのは一〇月号を「買って」読んでいただくとして、これまでの三作とはかなり趣の異なる(というか、毎回けっこう意図的に変えているのだが)ものに仕上っているので、お楽しみに。
 三時半頃、撤収。そのまま上野へ戻る。櫻田くんにお願いしてある仕事関連の資料本を渡したあと、バックナンバーなどをチェックしつつ、雑談しつつ、うだうだと九時近くまで編集部に。その後、S-2氏、S-3氏と呑みに出る。給料日あとの台風あとということもあってか、上野は平日の夜とは思えぬ混雑ぶり。飲み屋も混んでいたが、なんとかガード下のモツ煮屋のオープンテラス(店の前にテーブルを並べただけ、とも言う。冷房は路上に置かれた扇風機)に席を確保する。生ビールで乾杯したあと、煮込みや焼き物などをつまみにゴキュゴキュ(←谷岡ヤスジ的擬音。かなり美味そうに聞こえるでしょ)と。多方面に話を広げつつ、例のめちゃめちゃ濃いレモンサワーを次々にあおる。ここのはホントに、チェーン系居酒屋で出してるようなそれ(これってジュース? と訊きたくなるような)の六倍くらいアルコール分が濃い。このくらいでないと、ここの客は納得しないんだろう。ここで●●とか●●●●(←オレも一応イイ歳した大人なんでとりあえず実名表記は避けます)の酎ハイみたいなのを出したらきっと暴動が起こるにちがいない。
 十一時過ぎまで呑む。かなりフワフワと気持ちのいい状態になりつつ、山手線で帰途につく。コントに出てくる酔っ払いのような状態(これで片手に寿司の折詰めでもさげてたら完璧である)で零時過ぎに帰宅。何をする余力もなく、そのままベッドに倒れ伏し、一気に爆睡。独りでは一滴も呑まない男なんだけど、楽しいとついつい酒量が増すなぁオレ。
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  1. 2005/07/28(木) 21:43:11|
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台風とセックス規制

7月26日(火)

 いつも通りに起床。外は雨。台風が接近してるんだから当たり前だが。ネットニュースで、フジテレビの例の“菊間事件”関連のこんなものが。
【代役アナ再び謝罪…………菊間アナがレギュラー出演していた「こたえてちょ?だい」(月?金曜前9:55)で25日、菊間アナの代役のアナウンサーがあらためて視聴者らに謝罪した。 この日から代わりに出演した政井マヤ・アナが「このたびの飲酒に対する監督責任問題で関係者、視聴者におわび申し上げます」と謝罪。その上で「菊間アナは当分出演を控えさせていただきます」と説明した。】
 内容自体は屁のようなものだが、興味をひかれたのは代役である政井マヤの名前のあとのナカグロ(出版とか印刷などの業界用語で“・”のことを言う)である。“菊間アナ”というように通常、アナの前にそんなものはつかないのだが、名前がカタカナである政井の場合、ナカグロがないと“政井マヤアナ”と、なんだかよくわかんないものになってしまう。それはそれで面白いので、オレならばマンマ使ってしまうところだが、やっぱりちゃんとした人々は「面白い」というだけでは済まさないのだな。
 台風による雨が降る中、今日も朝から夕方まで出仕事。
 ポット出版のサイトを覗いたら、及川健二氏の日記で、中教審(中央教育審議会)が一〇代の性行為を規制する方向で意見をまとめたことが話題とされていた。以下は、そこで引用されていた『日刊スポーツ』の記事。
【高校生以下のセックス認めません…………性教育の在り方を審議している中教審の専門部会が、高校生以下の子どもの性行為を容認するべきではないとする立場で指導することで一致したことが14日、分かった。中教審が子どもの性行為を許容しない基本方針を打ち出すのは初めて。同日の専門部会で、審議経過の概要案を示した。文部科学省の学校健康教育課は「性行為を一切禁止するものではないが、性教育をする前提として、性行為を容認しないことを基本スタンスにしたい」としている。性教育の専門家らからは「現実の高校生の状況から言えば、性感染症や望まない妊娠を防ぐために、性に関する情報を適切に与えた方が良い」との批判も出ている。専門部会は、高校卒業時点で身に付けるべき性に関する知識や考え方を検討。性行為について「子どもたちは社会的責任が取れない存在で、性感染症を防ぐ観点からも容認すべきではない」とした。安易に具体的な避妊方法の指導をするべきではないことでも一致した。】
 オレが一〇代だった頃、“セックス”というのはあくまで「=おとなのするもの」であり、子どもにとってはアンタッチャブルな事柄であった。中一のとき、ローティーン少女の出産ドキュメント本『わたしは13歳』が話題となったり、中三のときには『3年B組金八先生』で杉田かおるが“十五歳の母”を演じたりもしていたが、それはあくまで別世界の話、あるいは絵空事であり、まったくリアリティはなかった。あの時代は“規制”などなくても、フツーの少年少女というのはセックスなんかしなかった(しようとは思わなかった)のである。
 といっても、当時の子どもが「特別マジメだった」なんてわけでは全然ない(ガキなんてのはいつの時代も常にどうしようもない生き物であり、それは未来永劫変わることはない)。単純に“無知”だったのだ。性に関する情報が最近とは比べ物にならないくらい少なかったから、親や教師が暗黙のうちに(サブリミナル的に)植え付ける「セックスはおとなになってから」という教えに、誰一人(少なくともオレの周囲では)疑いを差し挟まなかったのである。だからオレも「セックスするのは高校を出てから」と当たり前に信じて、わきあがる性欲はすべて自慰行為によって発散していた。いまのようにオカズに恵まれていた時代ではなかったから、ズリネタはもっぱら“妄想”である。たいしてヤラシイわけでもない、いま思えば他愛もない素材を脳内で何百倍、何千倍にも膨張させて「使っていた」のだ。現在、モノカキとして仕事できているのも、あの頃に発想力や空想力をとことん鍛えていたからかもしれない、と思う。必要は発明の母。恵まれ過ぎた環境は、人間力を衰えさせるのだ。
 おっと、話が横道にそれてしまった。現代は、種々雑多な情報が氾濫し、小学生でも容易に“爆弾の作り方”みたいなものが検索できてしまう時代である。性関係でも、クリックひとつでディープな知識も得られるし、出逢い系サイトなどを使えば相手を探すのもたやすいことだ。ここまで来てしまうと、やはりもう“規制”しかないのかもな、と正直思う部分もある。「寝た子を起こす」という言葉があるが、いったん起きてしまった子は、これはもうアンタ、寝ないよ。起きてしまった子はヨチヨチと這い回り、ストーブを倒したり、階段から落っこちたりしかねない。そうなると、もはやなんらかの障壁を設けて囲い込んでしまうしかないのかもしれない。しかしまぁ、それを“公による規制”がやってしまうというのもちと情けない感じである。昔ならば、聞き分けのない子どもは親がピシャリと叱りつけ、躾けていたものだ。親の権威というものは、もはや形骸化なんてレベルですらないのかもしれないなぁ。「オヤノケンイ? なにそれ? 新人ミュージシャンかなんか?」とか、すっとぼけたこと言われてしまうかもしれないなぁ、渋谷のセンター街あたりだと。
 台風、来てるような来てないような。昼時なんてまったく雨が降っておらず、傘持って歩くのがばからしくて仕方なかった。朝もたいして降ってなかったし、帰りも並の雨量。トンデモ本大賞のときのスコールのほうがよっぽど台風っぽかった。ひょっとして、オレが屋内にいるときにだけドッと降って、外に出たときだけ止んでるのか? ドリフのコントの“志村と幽霊”みたいに。「志村ぁーっ、後ろぉーっ、後ろぉーっ」ぽく。
 五時半頃帰宅。夕食・入浴の後、雑用あれこれ。ニュースは各局、台風情報。フジテレビは木村太郎を千葉の暴風雨地帯に立たせて実況させていた。老人虐待としか映らん。しかし「大型のものが列島を直撃か!?」というハリウッド映画風前宣伝(?)を裏切り、そうとうショボいものになってしまったので、取材スタッフもやや拍子ぬけという感じ。『報道ステーション』は、都内の様々な場所の様子を中継していたが、“ねるとんパーティ”にかなりの人数が参加していたのには笑った。また、ディズニーランドも通常通りの人出だという。日本人の危機意識の低下というものが如実にあらわれている気がするなぁ。多くの者が抱いている「他はどうでも、オレだけは大丈夫」という根拠のない自信。オレもたいして他人のことは言えないが、しかし交通機関が停止するかもしれないときに見合いしたいとか、ミッキーさんと逢いたいとかはねさすがに思わんがなぁ。現代人にとって「結婚したい」「遊びたい」という欲求は、死を賭してもなお満たしたいほどのものなのか? 自然に対する畏怖の念、といったものはどこにいったのだろうか。天災をあなどっていると、いつか手痛いシッペ返しをくらうぞ。
 今日も調子が上がらない。気圧が乱れているんだからしょうがない、と自分に言い訳し、一〇時半頃寝てしまう。尻に火がつかないと馬力のかからない体質になりつつあるなぁオレ。
  1. 2005/07/28(木) 21:42:16|
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バカたちと訃報

7月25日(月)

 通常時刻に起床。大型の台風が接近していると脅かされながら、本日も朝から夕方まで出仕事。ネットニュースには、週のアタマから海外発のバカなトピックスが舞い込んでいた。
【シチリア島で吸血鬼といつわり脅迫、5万ユーロ詐取…………イタリアのシチリア島パレルモで、自分たちは吸血鬼で、反キリストの子を受胎させると脅し、1人の女性から4年間にわたり5万ユーロ(約670万円)を騙し取っていた男女2人組が逮捕された。詐欺を働いていた男とその女友達は、反キリストの胎児を中絶する薬といつわり、被害者の47歳の女性にピルを1錠3000ユーロで売りつけていた。】
 ……これって、最新のニュースなんだよな? 十九世紀の記録が誤って載ってしまったとかいうことではないんだよな? 狂信的な信仰ってのは、やっぱり怖いものである。こんなヨタ話にひっかかって大枚はたく人間を生み出してしまうのだから。“振り込め詐欺”の被害者たちのことを軽率だとか甘チャンだとか斬って捨てる連中が世間には多いが、このペテンにひっかかったオバチャンに比べたら、よっぽどマトモな気がする。三文芝居にだまされて虎の子をふんだくられた彼ら彼女らだって、さすがに「あ、オレオレ、吸血鬼だけど」なんて言われたら「ばーか」と電話を切るだろうさ。なにごとも“行き過ぎ”ってのは良くないねぇ。ゲイ世界にもある種の“宗教”みたいなもんにハマり、イッちゃってる眼をした連中がいるが、いつも「うーむ」と思わされる。オレはそっち方面でも無神論者なんで、どうにもついていけんのだよ。
 バカといえば、もう一本。
【フジ男性アナ「独で買春」発言…………23日夜から放送されていたフジテレビ「25時間テレビ」で、同局の佐野瑞樹アナウンサー(33)が24日未明、ドイツでの買春行為を示唆する発言をした。お笑い芸人が多数出演したコーナーで、6月のサッカー・コンフェデレーションズ杯の際、現地の風俗店に行ったことを認めたもの。同局では菊間千乃アナ(33)が未成年の飲酒を容認していたことが問題化したばかりで、さらに波紋を呼ぶ!?
 佐野アナの発言があったのは「FNS ALLSTARS あっつい25時間テレビ やっぱ楽しくなければテレビじゃないもん!」内で24日午前3時ごろから放送されたコーナー「真夜中の大かま騒ぎスペシャル」。「ナインティナイン」「ロンドンブーツ1号2号」ら多数のお笑い芸人が女装でトーク。プライベートに関する暴露合戦に発展する中で「極楽とんぼ」の加藤浩次(36)が「“ドイツW杯”を既に済ませた」と発言した。加藤が6月にコンフェデ杯取材でドイツを訪れた際、スタッフに誘われ、世界各国の女性が働く風俗店に行ったとの内容。加藤が「(その店に)日本人がいて、それは佐野アナだった」と明かしたことから、佐野アナがスタジオに呼び込まれた。佐野アナは芸人らにうながされるまま「(相手の女性は)アルゼンチンでした」と告白。「(国際試合は)惨敗でした」などと話した。
 お笑いの要素が濃いコーナーで、発言自体がネタだった可能性もあるが、アナウンサーが放送内で自らの買春行為を示唆するのは前代未聞。フジテレビによると、佐野アナの発言に関して視聴者から抗議は寄せられていないという。同局では「瞬間的に話したことで、調べてみないと何とも言えない」とした上で「ご批判があるとすれば、若干、注意が足りなかった」と話した。】
 テレビなんてのは基本的に“見世物”で、しかも質が年々歳々下落しているから、この程度の失言なんか改めて書き立てることもないのだけれどね(特に『25時間テレビ』は出演者が疲弊して集中力を失い、とんでもないことを口走ることがしばしばある。何年か前には片岡鶴太郎がロケ先の寮母さんを「こちらの慰安婦の方です」と言ったりしてたっけ)。“売買春”にしたって、それが伝統的な“産業”として根づいている国(地域)というのも確かにあるわけだし。ただ、それはあくまで“秘め事”としておくべきような事柄であり、人前で(しかもテレビカメラの前で)語るような代物ではない。独り身ならばまだしも、ちゃんと奥さんだっているんだから。たとえどれだけ周囲にけしかけられたって、佐野アナは「知らぬ存ぜぬ」を押し通すべきだったような気がするぞ、夫人に対する愛情があるのならば。たとえ同衾し、挿入している現場に踏み込まれたとしたって、「なんにもしてない! おまえの気のせいだ!」とシラを切り通すのが真の夫婦愛というものなのだ。ちっとは道路公団副総裁の内田氏のタヌキっぷりを見習ってもらいたいもんである。
 仕事中、ティケィマテリアルのK氏からケータイに着信。金曜に送ったデータが破損してしまっているのか開けない、という。夜、帰宅後に再度送付します、と答えておく。
 天気予報では昼過ぎから雨になると言われていたが、夕方になってもとりあえず保っているので高田馬場へちょっと寄り道。古本屋を四軒まわって七時頃帰宅。家に着く直前からぽつぽつと雨が降りはじめる。帰宅後、早々にデータ再送付。ネットにつなぐと、こんな訃報が。
【文筆家の杉浦日向子さん死去…………江戸風俗をテーマにした漫画やエッセー、風俗研究で知られた文筆家の杉浦日向子(すぎうら・ひなこ、本名鈴木順子=すずき・じゅんこ)さんが22日午前4時32分、千葉県柏市の病院で下咽頭(いんとう)がんのため死去した。46歳だった。東京都出身。葬儀は親族のみで済ませた。東京・京橋の呉服商の家庭に生まれた。日大芸術学部中退。時代考証を学び、漫画家デビュー。江戸庶民の暮らしぶりを生き生きと描き、1984年、「合葬」で日本漫画家協会賞優秀賞、88年、「風流江戸雀」で文芸春秋漫画賞。エッセイストとしても活躍し、「江戸へようこそ」「お江戸風流さんぽ道」、小説に「ごくらくちんみ」などがある。93年に漫画家を引退。テレビなどにも出演し、NHKの人気テレビ番組の「お江戸でござる」では江戸の庶民文化を分かりやすく解説し、親しまれた。そば好き、銭湯好きでも知られた。】
 杉浦氏の作品は数えるほどしか読んだことがなく、たまにテレビでお姿を拝見する程度のものだったが、なんというか“才人”“粋人”というような言葉がぴったりくるような女性だなぁ、という(つまり自分とは真逆の人だなぁ、という)印象をずっと抱いていた。昔、荒俣宏氏と結婚されたときも仰天したものだが、今回の早すぎる死にも驚かされた。オレを二回ビックリさせた杉浦氏のご冥福をお祈りします。合掌。
 サラダとトーストで夕食を済ませたあと、入浴(台風が接近しているせいか、ものすごい湿気だった。水の中を歩いているような気さえした)。この日は連絡メールがやたらと多く、打ち終わったら一〇時半を過ぎていた。なので仕事はせず、読書。中断していた『本コロ』……ではなくて、竹熊健太郎氏の『ゴルゴ13はいつ終わるのか?』(イースト・プレス)。氏がアニメブーム黎明期の自分を述懐する章“見る阿呆の一生”がやたらと面白い。オレは四歳下なのだが、共通の時代観的なものも随所にちらほら見受けられ、「懐かしい」と感じさせられる部分も多い。「メディアを創る」ことに理屈ではなく執着する部分もシンパシーをおぼえる。ところでオレは“オタク第●世代”になるんだろうか?
 零時半まで読みふけったあと、『きらきらアフロ』を観ながら就寝。明日も出仕事なんで天候が気になるなぁオレ。
  1. 2005/07/26(火) 18:33:15|
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被害調査とすがやみつる

7月24日(日)

 やや早めに起床。昨日はプチ酩酊状態だったんで頭がまわらなかったが、そーいや地震があったんだっけ、とようやく思い出して室内チェック。幸い、何ひとつ倒れたり崩れたりしているところはなかった。棚の上に一〇本くらい(いいかげんな積み方で)重ねられているビデオも、部屋のあちこちにある書籍や雑誌の蟻塚も、なんら異常は見られなかった。ほんとに地震なんかあったんだっけ? とやや記憶を疑う。しかしニュースワイドではけっこう大々的に取り上げているし、いろいろな本読みの方々のサイトやブログでも書庫の被害状況などがアップされているので、「やっぱり夢じゃなかったんだね」と(お気楽な男だのぉ我ながら。被害をこうむった皆様、ごめんなさい。しかし、他人事には無神経なのが人間てものなのである)。
 朝食後、仕事……といきたいところだがまたも調子が上がらない。嗚呼。資料を読んだりしながら無為な時間を過ごす。三時、昼食兼おやつにトースト二枚。合田ケムリ氏からラストのイラストが送られてきたので、とりあえずレイアウトに組み入れてみる。とはいえ、依頼してある三人の原稿が上がってこないかぎり、完成はしないのだが。
 資料を検索中、またひとつ面白いサイトを見つけてしまった。『すがやみつるの雑記帳』(http://www.m-sugaya.com/blog/)。オレらの世代では『冒険王』における『仮面ライダー』シリーズのコミカライズ(漫画化)作品、その下の世代にとってはアニメ化もされた『ゲームセンターあらし』でお馴染みの漫画家、すがやみつる氏のブログである。もっとも漫画家はすでに廃業し、現在は小説家に転身なさっているそうだが。これがメチャメチャ読みごたえアリ! 現職ではないとはいえ、やはり“漫画”というものに対する思い入れは並々ならぬものがあり、読んでいて小気味よかったり、胸がジンとさせられたり。すがや氏を知っている方も、そうでない方も、きっと楽しめるであろう内容である。お勧め!
 夕食(ブタコマを麺つゆとオリゴ糖で味付けして焼いたら、しょうがなんか入れてないのになぜかショウガ焼きっぽい味になってしまった)・入浴の後、ウダウダしているうちに十一時をまわってしまった。かったるいので、「来週からはキッチリやりますから」と自分に言い訳しつつ、ちと早いけれど就寝。今日は一歩も外へ出なかったなぁオレ。
  1. 2005/07/25(月) 21:40:51|
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地震とノンケ女性

7月23日(土)

 前夜早く寝たせいか、かなり早めに起床。今日は夕方から二丁目の“akta”で『薔薇族』の月イチ読者会があるので、やるべきことはさっさと済ませておかねばならない。朝食後、メールをチェックすると、昨日依頼したイラストが早くも一点上がってきていた。感謝。さらにはヤフオクで落札した資料ビデオも早々に届けられる。こちらもありがたし。
 昼食後、シャワーを浴びて、二時頃外出。読者会は四時半からなのだが、せっかくなのでその前にちょっと買物でも、と。出がけにポストを覗いたら、先月、南陀楼綾繁氏からインタビューを受けた『彷書月刊』(http://www3.tky.3web.ne.jp/~honnoumi/)の掲載誌が届いていた。内容は、事前の原稿チェックをさせてくださったのでわかっているのだが、刷られたものを見るのはまた違う楽しみがある。根っからの紙媒体マニアだなぁ、オレも。どこにでもある本ではないのだが、通販もできるので、興味のある方はご覧ください。
 某店で、むかし大好きだった某テレビアニメのDVDボックスを発見。四半世紀も前の作品で、再放送も多分まったくされていないような代物なのだが、まさかボックスで出されていたとは……。かなり欲しいが、しかし二万円以上もするんだよなぁ。うーむ、迷う。とりあえず保留にして店を出る。
 四時半、“akta”着。オレが行くと、すでに京也をはじめとする四人も集まっていた。そのうちの一人、レインボーアートの新井敏之くんに、感想を書いてもらうための映画ビデオを渡す。イラストレーターのとやまみーやさんが本日のテキストである『薔薇族』最新号をルミエールまで買いに出た直後に、あららら、ぐらーりぐらりとかなり大きな地震が。のちに、足立区では震度五強を記録したと知って驚いたが、新宿ではさほどでもなかったなぁ。“akta”が入っているのはかなりの老朽ビルだが、なにが倒れるとか壊れるとかいうようなこともなかった。そもそも、こちとら鬱者なので、恐怖感というものもかなり麻痺しているしな。あれは“生への執着”というものが強くあって、はじめて感じるものなのだ。それが希薄な(べつにいつ死んでもいーや、と思ってるような)オレにはあまりピンとこないわけだ。「大丈夫、どんなにひどいことになったって、死ぬ以上のこたぁないんだから」てなもんである。唯一、気になったのはとやまさんのことであった。よもやエレベーターの中に閉じ込められてやしないかとヒヤヒヤしたが、幸い、じきに戻ってきた。大丈夫だったのかと聞くと、ルミエ?ルの中は商品の落下などがあり、あわてている人間も多かったらしい(店の外へ飛び出したりしたヤツもいたそうな。彼女の翌日のmixi日記に「おとなのオモチャに埋もれて死ぬのはイヤだと思った」とあった。呵々)。
 とりあえず人間が揃ったのでミーティング開始。来るはずの祐人がまだ来ないのでメールを打つと、「電車が止まって足留めくってます」と。ありゃ、そんな大事になっているのかい、ちょっと驚く。しかし、ほどなく現われたのでひと安心。ヤツにもビデオを預ける。今回はS-1氏も初参加し、総勢九名もの盛況ぶりであった。
 六時から手話サークルのミーティングがあるというので、“akta”を辞去。用事があって帰った二名を除くメンバーで、新宿御苑前駅近くのさくら水産。飲み食いしながら、諸々の事柄について話に花を咲かせる。とやまさんには、「ノンケ女性がホモカマゲイと接触する際の注意事項」についてレクチャー。といっても、邪道派であるオレのアドバイスを聞いても、あまり参考にはならんかもしれないが。オレは、基本的に「自分の分というものをわきまえ、それを越えるようなマネをしなければいい」という“人としての最低限のマナー”さえ守れれば問題はないと思っているのだが、世間(でもないけど。狭い村社会です)一般ではどんなもんだろうか。“ノンケ”とか“女”という言葉を聞いただけで反射的に(本能的に?)敵愾心をいだき、身構えてしまうような連中というのも中にはいるようだが、また狭量な。あるいは「レズやバイまでなら女でも許す」とか。べつに“おこげ”だっていいと思うのだ、礼儀さえ守ってくれれば。オレは性別とか性的指向といったものはたいした問題ではないと考えている。要は「面白い人間か、否か」である。「つまらないゲイと話すより、面白いノンケと話したほうがよっぽど楽しい」と思うのだが、邪道ですかね、こういうのって? どうも世間を見てると、“自分”ではなく“ゲイである自分”というスタンスでものを言うヤツがいたりしてつまんないなぁ、と思う。そっちのことばかりに囚われていると、本来の“個としての魅力”というものが失われてしまうぜ。実際、失われている人間をよく見る。あー、つまんねぇ。そう考えると新井くんはじつに面白い。エロとリブの極北をいともたやすく行き来してしまうんだから。「キミはゲイ界ですは“新人類”というより“超人類”だね」と讃辞を送るが、当人はあまり気に入っていない模様。自分はいたって一般的なオカマだと思っているようだが、うーむ……。
 気がつくと十一時。結局、閉店までねばってしまった。そこまで居座って(デザートまで食らって)一人アタマ二〇〇〇円程度なんだから安いねぇ。駅まで向かう途中、パレードのパンフレットが欲しい、というみーやさんのために仲通りのショップを覗くが、なかなか置いてない。五軒目でようやく三部だけゲット。
 オレ、京也、新井くん以外はJR新宿駅へ。JR組を見送ったあと、西武新宿駅で新井くんと別れ、京也と徒歩で帰途に。「新井くんはすげぇなぁ」という話をしつつ、自宅前で京也と別れる。零時頃帰宅。ほわんほわん、とした意識の状態で入浴・歯磨き・メールチェック。一時頃就寝。また有意義な話ができて勉強になったなぁオレ。
  1. 2005/07/25(月) 21:39:11|
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かからぬエンジンとルパン

7月22日(金)

 まぁまぁの時刻に起床。しかしどうにもテンションが上がらない。パレード関連プロジェクトの協力お願いメールを関係者各位に出すだけで精一杯、という感じである。日本テレビの『ザ!情報ツウ』、トークゲストは、今夜『ルパン三世』の最新版テレビスペシャルが放送されることに絡んで、栗田貫一。二代目襲名にまつわるエピソードを語ったあと、次元役の小林清志氏が電話で出演。“クリカン仕込み”という鳳啓介のモノマネを披露していたが、はっきり言って全然似てない。名選手が必ずしも名コーチではない、ということのまさに証である。
 間に丸正への食糧調達をはさんで、昼過ぎまでウダウダしたあと、ようやく今日中に上げて送らなければならない仕事(会員制ネット関連)に取りかかる。テレビは『ザ・ワイド』。またしてもクリカンが出演し、朝とおんなじような話をしていたが、こちらには他のルパン一家の声優陣がVTR出演していた。特に目立ったのは銭形役の納屋悟郎氏のシワシワぶりである。御歳七五歳だというが、しゃべらなければ単なるお爺ちゃん以外のなにものでもない。もっとも、それはレギュラー陣全般に言えることで、クリカンを真ん中にして撮られた写真は、なにやら“老人会の旅行写真”といつた風情であった。あ、クリカンは添乗員ね。どこまでこのメンバーの『ルパン』が観られるのかなぁ、とふと感慨にふける。
 五時過ぎ、なんとか仕上げて送信。続いてイラストレーターの合田ケムリ氏に挿絵を四枚発注。そこで力尽きる。
 夕食・入浴を済ませてから、寝転がって、昨日『薔薇族』編集部でとってきたたくさんの資料コピーをチェック。「これとこれを、ああいうふうに使って……」などと考えているとようやくちょっとテンションが上がってくる。零時前に就寝。自宅仕事はやっぱり克己心が強くないとダメだなぁ、としみじみ思ったぞオレ。
  1. 2005/07/25(月) 21:37:01|
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マツケンと新計画

7月21日(木)

 定時起床。ワイドショーでは“マツケンサンバ3”の近日発売告知会見の模様を。松平健は「素晴らしい出来!」と鼻息が荒いが、しかし“2”が詞・曲・振り付け・衣裳等すべてにおいて完成度が高く、もうすでに出来上がってしまっている感が強いので、いまさら無理にいじる必要なんかないのになぁ、と。これを上回るのは至難の業だぞ、と他人事ながら心配になる。下手にリニューアルしたせいで台無しになる、という例は世間にはザラにあるからなぁ。最高潮に到達した時点でやめとけば“名作”として伝説にも残るのに、変に欲をかいて続編なんぞ作ったせいで世間の(そしてファンからも)失笑を買うというのは、これはあまりにも悲しい話である(ヤ●トみたいに)。
 ネットニュースで、NEWSのニュースの続報。
【降板ドラマ代役も1話短縮…………未成年メンバーの出演シーンをカットして19日に放送したフジテレビ系「がんばっていきまっしょい」の視聴率が12.1%だったことが20日、ビデオリサーチの調べ(関東地区)で分かった。「KAT―TUN」の田口淳之介(19)が第4話から代役で登場するが、構成上から1話短縮されることになった。8月2日は「特別編(仮題)」として放送され、同9日に第5話、9月13日に最終回を迎えるが、全11回全10話の編成となる。】
 ははぁ、やっぱり代役ですか。しかし“同役異人”というのは他のキャストにとってはさぞやりにくかろう。ある意味、かなり間抜けな構図である。二〇年以上前、戦隊シリーズの『超電子バイオマン』という作品の中で、イエロー役の女優がいきなり失踪(これに関する噂はかなり出回った。今でも囁かれているんだから根強いなぁ)し、わずか数話で降板するというアクシデントがあったが、あのときは「仲間をかばって戦死」という設定でキャラも役者も交代し、なんとかドラマを続けたっけ。特撮モノ女優の失踪といえば、ほかに小沢なつきがいた。『魔法少女ちゅうかなぱいぱい』に主演中、ストレスからプッツン(懐かしい表現だ)して一日だけ失踪(それもマネージャーと二人で!)し、撮影に穴をあけた。制作会社の東映に詫びを入れたものの結局、一年間続くはずだった『ぱいぱい』は半年で打ち切られ、後半は作品世界をそっくり引き継いだ『魔法少女ちゅうかないぱねま』になってしまった。これによって小沢なつきは第一線から退くことになり、代わりに“イマイチぱっとしない”新人アイドルだった島崎和歌子は“中華魔女いばねま”として全国区の知名度と人気を得た。あれのおかげで他のアイドルよりも頭ひとつリードでき、色物系ではあってもとりあえずテレビにはいまだに出続けていられるのだから、島崎は運の強い女である。人生いろいろ、だなぁ。
 本日も朝から夕方まで出仕事。出かけるとき、オレはいつも野菜ジュースをひと缶持っていくのだが、目的地についてカバンを開けたらチオビタドリンクが入っていてたまげた。ボケてるなぁ、最近。昨日もあやうく、薬用歯磨きジェルでヒゲを剃ろうとしてしまったし。手のひらに出した時点でようやく匂いの違いに気がついたボケっぷり。どっちもジェルには違いないが、大きさは倍近くも違うのになぁ。いかに虚ろな心で過ごしているかがわかろうというものである。
 五時半、上野・メディアソフト『薔薇族』編集部。今日はパレード出展のためのプロジェクト用の資料探しである。昭和四〇?五〇年代のバックナンバーを読み返していくと、あまりの面白さに時間を忘れてしまう。この頃の『薔薇族』はまさに“ウラの風俗史”としての価値にあふれている。つまらなくなったのは“AV”というものがゲイの側にも普及しはじめて以降(平成に移り変わるあたり)である。ビデオのスチール写真を流用することで撮りおろしグラビアがなくても誌面がそこそこ埋められるようになったことが、編集作業の“緊張感”というものをまず削いでいったのだと思う。それに合わせるかのように記事のほうも、編集者の身辺雑記であるとか、読者からのお便りを紋切り型のオネェ毒舌(つまんねぇ)でクサすだけのものであるとか、要するに「企画らしい企画がない」「足を使って書かれていない」「コタツに入ったまま作れてしまう」ようなお気楽な、読者から見れば“手抜き”としか思えない類のものばかりになってしまった。雑誌のほかに情報を得られる媒体がない時代には、多少つまらなくてもみんな我慢して買いもするだろうが、インターネットという四次元ポケットが現われてからはそうはいかなくなった。雑誌に頼らなくても必要な情報(主にヌキ系と出逢い系)が入手できる環境が整ったことによって、ユーザーが「つまらないものにソッポを向ける権利」をようやく有したのである。「面白くなくても買わざるをえなかった」同性愛メディアにもやっと“正常化”の波が訪れたのだ。未曾有の出版不況といわれる中、ただでさえパイの小さなゲイマガジン界はオーバーでなく存亡の危機にある。それぞれの雑誌はそれぞれの読者というものを改めて把握し、がっちり掴んでいく努力をしていかなければ遠からず廃刊の憂き目を見るだろう。
 今日はS-1氏と新人クン(コードネーム未定)はグラビア撮りの立ち会いだとかで不在。S-3氏が帰ったあとも、S-2氏と遅くまであれこれ雑談に花を咲かせてていたのだが、大のおとな二人がずっと編集部内でくっちゃべっているのもバカみたいなので近くのバーへ移動。小さいが、豊富な酒知識を有する見るからに「プロ!」という感じのバーテンさんのいる静かな店である。チンコとかウンコとかマンコとかいう単語をうかつに口にできない品のいい雰囲気(まぁ、ちゃんとしたおとなはそういうことを口にしないし、そういうことを口にしていい店というのも基本的にはないんだけれど)のなか、「ゲイとは何か」といったようなテーマについて色々と。十一時過ぎまで呑んだあと、山手線で帰途につく。零時過ぎ帰宅。ほわん、とした心持ちの中、入浴・歯磨き・連絡メール・mixiチェックなどを済ませて一時過ぎ就寝。また新しい“面白い作業”を見つけて、ワクワクしてきたなぁオレ。
  1. 2005/07/25(月) 21:35:51|
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ダビングと鬱な夏

7月20日(水)

 通常起床。ワイドショーやネットニュースではNEWS事件の続報。
【菊間アナ無期限番組追放、フジ10人減給…………人気グループNEWSの未成年メンバー(18)が飲酒して警察ざたになった問題で、フジテレビは19日、仙台市内で酒席をともにした菊間千乃アナウンサー(33)に対し、減給と担当番組「こたえてちょーだい!」の無期限出演停止の処分を決めた。菊間アナが、複数の女友達との私的な宴席に、このメンバーを電話で呼び出していたことも分かり、公私を混同したモラルが問われる形となった。同局はほかに関係者9人にも減給などを科し、前例のない大量厳重処分となった。菊間アナは既に出演を1週間見合わせていた。しかし、同局はこの日の正式処分で、司会を務める「こたえてちょーだい!」の出演について「当分の間、出演は見合わせたい」と説明。仕事そのものも事実上の無期限謹慎となった。】
【飲酒謹慎中に番組出演 未成年メンバー、テレ東に…………ジャニーズ事務所の人気グループ「NEWS」のメンバー(18)が、フジテレビの社員と飲酒した問題で、無期謹慎中のこのメンバーが、テレビ東京系で20日未明放送のバラエティー番組「関ジャニ∞(エイト)の∞(無限大)のギモン」に出演した。テレビ東京によると、この番組は事前に収録済みで、差し替えなども検討したが間に合わなかったため、冒頭に収録日を明示して放送したという。次週からは全面的に撮り直す方針。同社広報・IR部は「局としては極めて遺憾だが、連休もあり、物理的に対応できなかった」と話している。フジテレビと関西テレビはそれぞれ、女子バレーボールワールドグランプリの中継番組と、ドラマ「がんばっていきまっしょい」へのこのメンバーの出演を取りやめている。】
 女子アナに対してこれほど厳しい処分が下ったのは、内村との不倫報道でやはり無期謹慎となった元テレ朝の徳永有美のときくらいではないか。しかしフジテレビの番組ではこの問題については一切触れない。執拗に騒ぎ立てているのは他局ばかりである。しかしその他局にしても、なにか不祥事が起こればフジテレビに意趣返しとばかりに(というか意趣返しなんだが)叩きまくられるのだ。“自分に甘く他人に厳しい”というのは当たり前っちゃあ当たり前なんだが、せめてマスコミくらいは「自分の不始末は、他のどこよりもまず自身で一番責める」程度の気概を見せて欲しいと思う(やせ我慢でいいから)。“自己批判”のできるメディアというのは、ありそうでないものである。
 とはいえドラマ班の連中は困ってるだろうなぁ。準主役が突然降板なんて、どう対処すればいいんだろうか。そのキャラクターを「消す」か、何事もなかったような感じで「他の役者に代えてしまうか」。ちょっと前、やはりフジのドラマで柏原崇が病気降板し、急きょ葛山信吾に差し替えられたことがあったが、今回もそうするのか? まぁ、ジャニーズJr.なんてファン以外にはほとんど個体差の判別ができない感じだから、いきなり入れ代わっても一般人はほとんど気づかないかもしれんけどな。「アイフルのマスコットチワワのくぅ?ちゃんは、じつは初代は心労がたたって死んでしまっており、こっそり二代目に入れ代わっている」なんて怪情報が流れたりもしてるし。
 本日も朝から夕方まで出仕事。昼どき、両手に教材の詰まった大荷物を抱えながらエッチラオッチラ下校する小学生男児を見かける。夏休みを迎える一週間くらい前からちょっとづつ持ち帰っていればこんなことにはならないのだが、明日、明日と先送りにしていたツケが終業式当日にまわってくるのだ。ていうか、オレがまさにそうだった。いや、いまもそうである。原稿書きもネタ決めも資料探しも早くからやっていれば後であわてることなんかないのになぁ。とまれ、この時期の風物詩である“因果応報児童”をまのあたりにし、否が応でも「あぁ、夏が来たんだなぁ」と思わされるのであった。
 “菊間千乃、アナウンス部からの異動は必至! 実質的引退か!?”などという見出しの躍るスポーツ新聞を眺めつつ、五時半頃帰宅。雑用の後、特集記事で使う映画の資料をダビングしはじめてしばらく経った頃、それを渡す相手である京也が来る。買ってきてもらった弁当などを食べながら(今日は京也のオゴリ。給料日間近の一番金のない時期だろうに)、打ち合わせ少々と雑談テンコ盛り。まだ『薔薇族』が手元に届いていない京也は九月号を読みぶけっていた。京也に手渡す分のコピーが完了したので、今度は土曜日に新井敏之くんに渡すぶんのダビングにかかる。それが何なのかは記事を読んでのお楽しみ、と勿体つけてここでは書かないが、知り合いが出ている映画ということもあって、京也も興味津々。結局、まるまる最後まで観きってしまった。
 一〇時前に京也が帰ったあと、入浴。六日分(溜めた分量としては自己新記録だなぁ)の日記を一気にアップしたあと、mixiに「オレにとって夏は一番、鬱がひどくなる季節だ」というような文章を書きつけたら、各方面よりお見舞いやらアドバイスやら冷やかしやらを頂戴す。感謝。しかし、どれほどのお知恵を拝借したとしても、やっぱ、人間という生き物の「どうしようもなさ」が如実に見えてくる夏は“早く死にたい”願望が高まる季節なんだよなぁ。この厭世感は根源的な部分に根ざすものだから、取り除くことは不可能なんである。末期患者にモルヒネを投与して苦痛を感じさせないがごとく、色々な“面白いこと”で紛らわすしかないのだ。
 連絡メールその他をこなしてから、ふぅ、とため息。原稿の一枚も書かないまま零時過ぎに就寝。早く夏なぞ終わればいいとマジで思ってるぞオレ。
  1. 2005/07/22(金) 09:15:51|
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毛羽毛現と日記マニア

7月19日(火)

 定刻起床。ワイドショーでは、敏腕ドラマディレクター吉田秋生(奇しくも不朽の名作『カリフォルニア物語』の漫画家と同姓同名。よくあちらと混同されるそうである。「漫画を描きながらドラマも撮れるなんてスゴイですねぇ!」とか)と電撃結婚した女優・小川範子がにこやかにインタビューに応えていた。詳細は次の通り。
【夫は妖怪?小川範子が結婚会見…………今月1日にTBS社員・吉田秋生さん(53)と結婚した女優・小川範子(31)が18日、都内で会見を開き、喜びを語った。吉田さんについて「ずっとすてきな人だなと思っていた。最初は怖かったけど、優しくて、私の活動を理解して応援してくれるところにひかれた」とおのろけを連発した。「年齢のギャップを感じたことはありません。お父さんみたいな人が理想だったので」と、22歳の年の差は全く気にしていない様子。「ゲゲゲの鬼太郎の毛羽毛現(けうけげん)という妖怪に似ている」と似顔絵も披露。結婚を決めたのは今春で、「結婚していただけますか」とプロポーズされ「はい」と即答したという。】
 こなき爺とかぬりかべとかならともかく、毛羽毛現とは……。小川範子、意外と妖怪マニアなのかもしれん。それもけっこう“シブい”マニアな。
 一部には“売れない物書きの悪あがき的宣伝活動”とか書かれているこの日記であるが(オレもようやっと2チャンで陰口叩かれるほど出世したか、とニヤニヤ。とはいえ諸先輩方のそれと比べればまだまだショボいんであるが)、残念ながらそこまで深いことは考えておらんのよ。ゴメンね、がっかりさせて。オレは単なる“日記マニア”なんである。毎日いろんな人の日記で楽しませていただいてるうちに、自分でも書きたくなってたまらなくなり、発作的にはじめただけのことなんよ。「発作的に」はじめたものだから、発作がおさまれば突然前ぶれもなくやめるかもしれん。そんときはゴメンナハイネ。ちなみにオレが日課的にチェックしているネット日記は、だいたい以下の通り。
唐沢俊一氏の「裏モノ日記」(http://www.tobunken.com/diary/diary.html)
中野貴男氏の「たかおのにっき」(http://shinjuku.cool.ne.jp/n_tko/diary.html)
下関マグロ氏の「マグロの本家」(http://blog.livedoor.jp/amds_nkm/)
安田理央氏の「恥ずかしいblog」(http://d.hatena.ne.jp/rioysd/)
南陀楼綾繁氏の「ナンダロウアヤシゲな日々」(http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/)
竹熊健太郎氏の「たけくまメモ」(http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/)
東良美季氏の「毎日jogjob日誌 」(http://jogjob.exblog.jp/)
末井昭氏の「絶対毎日スエイ日記」(http://www.sundial.co.jp/cgi-bin/byakuya/suei/read.cgi)
奈良崎コロスケ氏の「ドキュメント毎日くん」(http://www.asahi-net.or.jp/~hd9k-ikm/)
 なに? 多すぎる? しょうがないじゃん、マニアなんだから。って、こんなこと言うから「キモい」とか書かれるんだろうな、ニヤニヤ。それにしてもゲイ関連のものが一本もねぇんでやんの。それもそのはず、ゲイは毎日せっせと読みごたえのある日記を書くようなことはしないのである。アクティビストとかいう方々の多くは一度はチャレンジするのだが、たいてい途中で頓挫してしまう。「ゲイ」と「根気」「地道」というのは、やっぱり水と油なのか?
 それはそれとして、今日、愛読日記のラインナップの中へまた新たにひとつ加わった。ファンであるギャグ漫画家、おおひなたごう氏の「SILVERY NOTE」(http://blog.goo.ne.jp/rock-a-billy/)である。作風と同様、ひょうひょうとした独自な世界が展開されており、“現実世界のムーミン谷”といった風情。おおひなたファンならずともぜひ一度、ご覧あれ。
 夕方まで出仕事。五時半、上野・メディアソフト『薔薇族』編集部。本日は九月号の編集部搬入日であり、今月からは時間のとれる寄稿者たちは可能なかぎり集合し、顔合わせをしていこう、ということにしているのだ。いまは便利になってメールと郵送だけで事足りるのだけれど、雑誌ってそういうものではなかろう。雑多な連中がツラを突き合わせて雑多な内容を詰め込んでいく……アナログでアナクロかもしれないが、そういう人間の体温が感じられるようでなければ、雑誌作りなんてつまらない気がするのだ。だから、越権行為かもしれないが、(編集部へのご迷惑は百も承知で)あえて試みさせていただいたんである。
 七時くらいまでの間に、祐人、かじよしみ、野々宮あけび、立木育雄、新井敏之の各氏が集合してくださり、刷り上がったばかり(ではねぇけど)の号を手にしていた。パレードの相談なども交えて、しばしミーティング。途中からS-1氏も加わった。その後はS-2氏も交えて近くの中華料理店で会食(翌日、大学の試験のある祐人は帰宅)。ゆっくり話をするのは初めてなので、かなり盛り上がる。新井氏からはなんとも興味深い、数年前に勃発した“オカマ論争”の世間には知られていない部分について聞いたり。いやぁ、楽しいねぇ。楽しすぎて、あっという間に十一時過ぎ。勘定は編集部もちとなってしまて恐縮しきり。受け取っていただけなかったこちら側の寸志はとりあえずオレが預かり、来月に持ち越すことに。「思いがけないお小遣いをどうもありがとう」と言うと非難集中(当たり前だ)。
 野々宮、立木、新井のお三方とともに山手線で帰途につく。零時半近くに帰宅。入浴、歯磨き後、届いていた『バディ』の掲載誌と『薔薇族』を読んだり、メールを打ったりしていたら、あっという間に二時近く。明日も早朝に起きねばならんので就寝。久々に充実した一日を過ごせたなぁオレ。
  1. 2005/07/20(水) 22:31:08|
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ていたらくと深夜帯

7月18日(月)

 まずまずの時間に起床。ワイドショーでは、久々にタレント活動を再会した花田兄の動向を追っていた。どこぞのちびっ子相撲大会にゲストとして招ばれていたのだが、よーく耳をすますと会場に『魔法戦隊マジレンジャー』の主題歌がえんえんと流れていた。弟との不仲で世間をにぎわしている男を、“兄弟愛”がテーマの番組の歌で迎えるとは、この大会の主催者は、なかなか洒落のわかる人物とみた! ってただの偶然だろうけど。
 やる気、本日もなかなか出ず。あちこちに逃避しながら、さんざっぱらグダグダ、ウダウダしたあげく、ようやくその気になったのは早い夕食を摂ったあとの夕方四時過ぎ。なんたるていたらくぞ。でもまぁ、ゲイパレードがらみのことでソルボンヌK子先生の全面協力を取り付けられたんだから、完全なるダメダメでもないか。その点については評価したいと思う。
 テレビはアニメ『ブラックジャック』から日本テレビにしっぱなし。なので、なし崩し的に(?)お笑いスターものまねナンタラへなだれ込む。こういうのをアタマからきっちり観るのはほとんど生まれてはじめてなんだが、思ったより面白い。唸らされるものも少なくなく、レベル高いなぁ、と感心。どうでもいいが、栗貫はもう“ルパン三世”のモノマネができないんだなぁ、とふと思う。だって正式に二代目を襲名し、もうルパンの“本物”になってしまったんだもの。彼にとって、それはオイシイことだったんだろうか?
 ダラダラと零時半頃まで仕事。雨上がり決死隊の『アメトーク』は、“若手芸人特集”。極貧家庭に生まれ、この飽食の国で“コッチェビ”のような少年時代を送ったという芸人の話が面白すぎる。ヤバすぎて、ゴールデンではきっと流せないであろう。規制は厳しくなってはいるようだが、まだまだ深夜帯は野放し地帯であるなぁ。『きらきらアフロ』が始まったので、仕事終了。テレビに切タイマーをかけ、観ながら就寝。連休のせいで狂いまくった調子、早く直さないとなぁオレ。
  1. 2005/07/20(水) 22:30:27|
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NEWSのニュースとかからぬエンジン

7月17日(日)

 早めの起床。今日は昨日の内容を文章にまとめなければならぬ。
 ネットニュースでこんなものが。
【「NEWS」メンバー補導 公園で酔って騒ぐ…………ジャニーズ事務所の人気グループ「NEWS」のメンバー(18)が飲酒して仙台市内の公園で騒ぎ、仙台中央署に補導されていたことが16日、分かった。同署によると、15日未明、同市内中心部の公園で「少年が暴れている」という通行人からの通報で、署員が1人で大声を出していた少年を見つけ、任意同行。少年が酔っていたことから、一時署内で保護、注意をした上でホテルに帰した。同署は「事件性はなく、少年という事情もあり発表しなかった。かなり酔っぱらっていたようだ」としている。NEWSは、8人組の人気グループで、仙台市で開催されている女子バレーボールワールドグランプリのスペシャルサポーターとして番組にゲスト出演していた。】
 未成年ということで名前は伏せられているが、なんとも無駄なことを。次にテレビに出たとき、いないヤツがそうなんだから。NEWSって、確か森進一の息子も不祥事のせいで脱退してなかったっけ? なんかご難続きのグループである。「ご難続き」といえば、くだんのメンバーを誘って飲酒させたのは同行していたフジテレビ社員たちで、そのなかにはアナウンサーの菊間千乃もいたんだとか。菊間といえば生放送中の落下事故で長期療養し、軌跡の復帰を遂げた“女版クボヅカ”であるが、またもアクシデントに見舞われてしまったなぁ。分別もないガキに酒を飲ませるのは分別ある大人のやることではないのだが、ちと気の毒な気もしないではない。
 ニュースワイドでは、にわかに叫ばれ出したアスベストの脅威を。でも今さら言われてもなぁ。オレらが子どもの頃、石綿なんて周囲にざらにあったし。理科の実険に使う金網についていたりとか。ガキどもはあれをガリガリと削ったりなんかもしてたっけ。フロンガスもそうだが、便利とか画期的なんてもてはやされていたものが、あるときを境に突然、危険性・問題性を指摘されだしたりする。なんとかならんもんなのかね、こういうの。無理か……。
 仕事をせねばと気ばかりあせるが、なかなかエンジンがかからない。丸正に昼食を仕入れに行ったあと、ようやく机に向かう。しかしお世辞にもサクサクとはいえない。タラタラ、もしくはテロテロ。てんではかどらない。イラストレーター・合田ケムリ氏より依頼してあったイラストがかなり早めに送られてきたおかげで、ちょっとやる気が戻る。感謝である。
 今ひとつ身が入らない中、ダラダラと零時過ぎまで仕事。そのままガックリと崩れるように寝てしまう。連休なんて余計なものが入ってくると、ペースが狂ってしまってイカンなぁオレ。
  1. 2005/07/20(水) 22:29:45|
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無印良品と橋口監督

7月16日(土)

 通常の起床。朝食などの後、ケータイを見るとS-1氏より返信が入っていた。しかし結果はNG。「取材する場合はあらかじめ事務局側に申請しておかなければならないので、無理です」と。仕方がないのでフツーに当日券を買って入ることに。
 上映時間までまだずいぶん時間があるので、のんびりと朝風呂など。しかし十一時過ぎ、ミクシィの関連コミュを覗くと……あっ、「当日の整理券の配布は十一時から。急げ!」と書かれているではないの。ふはっ、ヤバイ! と髪も濡れたままあわてて着替え、電車に飛び乗る。連絡が良かったので四〇分頃には会場である青山スパイラルホールへ到着。「客の多そうなプログラムだもんなぁ。満員札止めになってたらどうしよ!?」とアセりつつ、汗だくになりつつ受付へ急ぐと……当日券はアッサリ買えた。しかも押されていた整理番号は、十七番。なんじゃ、どう考えたって全然余裕ではないの。一気に力が抜けた。この時間に集合してください、と言われた刻限までは、まだたっぷり二時間以上もある。その間、どうやって暇をつぶせばよいのやら。青山へは先週も来ているので、特に観たいところもないのだよ。ふう。
 昔から「困ったときのABC頼り」と言われているので(言われてないか)青山ブックセンターへ。先週も覗いたばっかりだからなぁ……と思いつつブラついていると、サブカルの棚に『薔薇族』が! しかも同種他誌がすべて一冊づつの棚差しなのに対し、平積みになっている。うーむ、先週はまったく気づかなかった。というか、そもそもこの店にゲイ雑誌が置かれていることも知らなかった。ふーむ、隣の『クィックジャパン』と並べて見ても、さほど違和感はないなぁ。ヨシダ・ヨシエ先生は「『月刊カドカワ』みたいだなぁ」とおっしゃっていたそうであるが、これなら一般の人々も手に取ってくれるかしらん。
 まだまだ時間があるのでベルコモンズ近くの『無印良品』ショップを久々に覗くことに。曙橋に住んでいた頃は散歩がてらよく立ち寄っていたのだが、引っ越してからはあまり来なくなってしまったからなぁ。
 店内を一周するが、まぁこんなもんだろ、という感じ。ラインナップは体細胞のごとく絶えずちょっとづつ入れ代わっているが、全体的にはあまり変化は見えず。って当たり前か。半年見なかったらサンリオショップみたいになっちゃってました、なんていう無印ショップはあったらかなりイヤだ。
 そうこうしているうちに集合時間が迫ってきた。ホールへ入るが、あまり混雑している様子は見られない。入場時間になってもさほど増加しない。結局、客の入りは五割弱、というところだろうか。最前列の真ん中に座ったのだが、両隣に誰も座らず、おかげさまで楽々鑑賞できた。
 あ、プログラムの説明が全然されていなかったね。オレが観に来たのは、『ハッシュ!』などで知られる橋口亮輔監督の長篇処女作『ヒュルル…1985』である。上映後、橋口氏のトークショーがあるので混むんじゃないかなぁ、と思って二の足を踏んでいたのだが、まったくの杞憂であった。
 映画の感想云々については雑誌のほうを読んでいただくとして、とりあえずトークショーの内容について。ちょっとドキドキするような映画の裏話もあれば、“ラブリーな井筒和幸”とでも呼びたくなるような放言もあり、なかなか聞き応え満点。ひとつ訊くと軽く三つ四つ答えてくれそうで、インタビュアーにとっては助かる種類の人だなぁ、と考えてしまったのはやっぱり職業病か? 二、三日前に誕生日だったという橋口氏に実行委員から大きな花束が贈呈されたのだが、やはり最前列にいた男性がふいに立ち上がり、可愛いブーケを手渡していた。かなり熱烈なファンらしい。これには氏もいたく感激した様子で堅い握手を交わしていたが、もしもオレだったら中に毒蜘蛛でも仕込まれていないか、まず調べるだろうな(参考文献:花とゆめコミックス『スケバン刑事』和田慎二著)
 終了後、表へ出ると、開始時間の関係で行けるかどうかビミョーだった映画に間に合いそうだったので、第二会場である“青山ウィメンズプラザ”へ急ぐ。お目当ては欧米の同性婚事情を追ったドキュメント『誓いますか?/誓います』。こちらは『薔薇族』でもおなじみ“エロライター・野々宮あけび”こと鬼レズ・つっちーらのディスカッション付きである。なんとか間に合い、駆け込みでチケット購入。こっちはなかなか関心度が高いようで、整理番号は三〇〇番近かった。おぐ氏も来ていたので隣り合わせて座る。映画についてはやはり書かない。てゆーか、こーゆー複雑な問題はオレみたいな浅学の者がうかつに口をさしはさめないのだ。終了後のトークタイムになると、上映中は満席だった場内が、2/3程度になっていた。みんな“同性結婚”という甘い響きはお好みだけれど、現実の、「ちょっと落ち着いて、よーく考えてみよう」という呼びかけのほうはあまりお好きではないのかしらん? ていうか、どうしてそんなに同性“婚”にこだわるのだ!? パートナーとの共棲にある程度の社会保障がついてくるのなら、べつに“婚”に固執することもないと思うんだけれど、やはりヘテロが手にしている“権利”を我々が手にできないのは不公平だ、とか思ってるんだろうか。似通った成果が得られるのなら、特に正攻法にこだわることもなかろうに、とオレなんかは思うのだけれど。もっとも、男女のそれの何倍も優遇された婚姻システムがゲイたちに適用されたとしても、相手のいないオレにとっては、「無人島で一兆円もらう」のと同様、“宝の持ち腐れ”なんだけどな。でもまぁ、自分には関係ないからといって「=どうでもいい」わけでもないし。この問題はやっぱりきっちり取り上げていかなければ、と改めて思う。それにしても、つっちーは疲弊具合が目立つなぁ。「こうした問題に取り組むと、アンチ勢力からの妨害が著しい。一日に嫌がらせメール五〇通以上来てた時期もあった」なんてことを冗談ごかして話していたが、それはやっぱり参るだろうなぁ。“嫌がらせメールが五〇通”なんて、小林旭の『ダイナマイトが150トン』に匹敵するインパクトである。なんて笑い話にしてはいかんよな。けど、そうでもしないとこっちまで気分が重たくなってくるような話であるよ。ふう。
 終了後、おぐ氏と特集の打ち合わせ。週末の渋谷は全国から選抜されたバカのエリートたちで埋め尽くされている確立が高いので、新宿へ移動。何軒か満席で断られたあと、なんとか西口の白木屋へ入る。あれこれ話したあと、連休に関係なく仕事がある(それはまぁオレも同様だが、こちらはワーカホリックだからねぇ)というので、十一時半すぎにお開き。徒歩で帰途に。途中、なんとも喉が渇くのでコンビニでグレープフルーツ水の一リットルパックを買って飲みながら帰る。零時帰宅。入浴後、メールチェックなどをしているうちに眠くなり、就寝。映画祭ってこういう感じになってたんだ、と初めて知ったなぁオレ。
  1. 2005/07/20(水) 22:28:55|
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占い原稿とアクオス

7月15日(金)

 ほどほどの時刻に起床。仕事するような、しないような感じでタラタラと雑用をこなしたあと、二時外出。御茶ノ水で降りて、湯島あたりを経由して三時前に上野着。アメ横でバッグやら衣料品やらと併せて、懸案だった電動歯ブラシを思いきって購入す。
 四時、メディアソフト『薔薇族』編集部。約束は六時だが、ちょっとバックナンバーを使っての調べものがあったので、早めに伺わせていただいた。S-1氏らは隣の会議スペースで全体の打ち合わせ中なり。五時すぎ、会議終了。諸々の事柄について打ち合わせていると、六時半頃、仕事を負えた京也が到着。早速、星占いページのチェックをさせる。特に問題ナシ、とのことなのでそのまま入稿。あとは一〇月号での連載デビューを待つばかり、である。
 八時頃、火曜日に呑みのタイミングを逸したS-2氏からリベンジのお誘い。京也ともどもありがたくお受けさせていただく。ガード下の、いかにも「上野!」という風情のモツ焼き屋。気取った店より、こういうところのほうがはるかに落ち着くのは、やはり根っからの貧乏人ゆえか。天井近くに電波状態が悪いせいかゴースト出っぱなしのテレビが設置してあるのだが、よーく見ると、なんと液晶テレビのアクオス! てっきり壊れかけたアナログ14型かなんかだと思い込んでいたので、その意外性にビックリした。天下のアクオスも、まさかガード下の電波受信もままならぬ環境下に置かれるとは思ってもみなかったろう。きっと吉永小百合もたまげるはずである。
 一〇時頃、お開き。またもS-2氏にご馳走になってしまって恐縮しきり。山手線経由で京也と帰途につく。一〇時半すぎ、帰宅。入浴後、ネットなどをあれこれ。零時頃になってふいに、次号の特集がらみで観ておいたほうがいい映画が、明日の“東京レズビアン&ゲイ映画祭”で上映されることを思い出す。「取材入場することは可能ですか?」とS-1氏のケータイにメール問い合わせをして就寝。そうそう、電動ブラシでの歯磨きはホビー感覚満点でかなり面白いものであった。これからブラッシングが楽しみになりそうだなぁオレ。
  1. 2005/07/20(水) 22:28:05|
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バカじじいと百合族

7月14日(木)

 定刻起床。ついまたうっかり『みのもんたの朝ズバ!』を見てしまう。オレは基本的に女子アナにはなんの感慨も抱かないのだが(ホモだからね)、この番組のアシスタントにだけは同情の念を禁じ得ない。今日もみのは彼女にカラんでいた。キムタク先生が一位に選ばれた“妻が選ぶ理想の夫ベスト10”に自分がランクインしていないことに。「なんで僕の名前がないのヨ!? 朝の三時起きで真夜中まで働いて、こんなにイイ夫は他にいないのヨ」というみのに、弱々しく「でもまぁ、“亭主元気で留守がいい”とか言いますから……」と“反撃”していたものの、すぐに「なにぃ!? どこで覚えてきたのヨ、そんなコトバ!」と言い返され、引きつったお追従笑いを浮かべながら黙ってしまっていた。あれはもはや“ワイドショー”ではないね。たんなる“中小企業のエロ社長の女子社員セクハラ”の実況生中継である。彼女が連日のストレスで吐血する前に、TBSよ、あのやりたい放題のバカじじいにイエローカードを出しなさい。
“バカじじい”といえば、こんなネットニュースも。
【三男に命じ兄2人かませる 歯形くっきり虐待で父逮捕…………三男(2つ)に命じて長男(7つ)と二男(6つ)を歯でかませ、けがをさせたとして奈良県警御所署は13日、傷害容疑で同県御所市池之内、無職河野一郎容疑者(53)を逮捕した。小学校に登校した長男と二男の顔や腕に歯形がくっきり残っていて不審に思った教諭が同署に通報した。同容疑者は「上の子はかわいくない」と周囲に漏らしていたといい、同署で動機を追及している。調べでは、河野容疑者は11日午前11時ごろ、自宅で三男に命じ小学2年の長男と同1年の二男をかませ、けがをさせた疑い。2人は父親への恐怖で逃げたり抵抗したりできなかったらしい。】
 これも一応、“児童虐待”の範疇なのかもしれないが、しかし内容があまりにくだらなすぎる。七歳と六歳に二歳の幼児をけしかけて喜ぶ五十三歳……。たぶん一番幼稚なのはこのオヤジであろう。ひと桁の年齢には“つ”がつけられるのだとこの記事を読んで知ったが、こいつの場合は(53つ)とでもしておいたほうがよかないか?
 本日も朝から夕方まで出仕事。昼、神保町のすずらん堂で『コミック百合姫』という百合族雑誌を見かける。マガジンマガジンの『百合姉妹』とそっくりの体裁なので別冊か何かかと思って版元を見ると“一迅社”という全然別のところ。要するにパチモンてわけね。ちょっと売れると追随するものが出てくるのは世の常ではあるし、それによって市場内での切磋琢磨がなされることも少なくないのでそのこと自体は別に非難することではないのだが、装丁のパクり度があまりにも強く、あざとすぎるような気が……。空きメ●ラみたいなヤツなら『百合姉妹』と間違えて買っていくぞ。マジで。
 五時半頃帰宅。夕食、入浴、雑用をこなしてから仕事。テレビは『新・科捜研の女』の初回スペシャル。全シリーズに出演した半田健人・泉政行・溝呂木健の“仮面ライダー555”トリオのうち、居残ったのは主演の沢口靖子の部下役の泉のみ。そこそこ売れてる半田はいいとして、溝呂木は大丈夫だろうか、と老婆心ながらちと心配に。近々、舞台をやるようだと雑誌で読んだけれど、大衆とは「テレビに出なくなった=落ち目」と短絡的に考えるものだからなぁ。
 この夜はなぜかスポーツ中継の特番が多く、ふだん観ているものは軒並み休止。つまらん。なので零時すぎには寝てしまった。イイ歳してもなおテレビっ子なのだよオレ。
  1. 2005/07/20(水) 22:27:22|
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オーメンと星占い

7月13日(水)

 根拠もないのに「しまった! 寝坊した!!」とアセりながら目覚めるも、時計を見ると七時五分。そもそも、べつに今日は出仕事もないし、どこで誰と逢う約束もしていないのだから、べつにちょっとくらい寝坊したってなんら困りはしないのだが、我ながらつくづく貧乏性なことである。「長時間眠る」ということにこれほど罪悪感を感じる男も珍しい。なんでこんなに人生をフル活用しようとアセるんだろう。生き急いでるなぁ。
 昨日に続いて本日も梅雨寒。窓を開けてしばしボーッとしたあとテレビをつけると『おはスタ』。明日は二〇〇〇回記念なんだという。特に感慨もないが、香取慎吾に「おーはー」をかっぱらわれてしまった(一応、番組内で使用許可はもらっていたから盗用ではないんだけれど、他人のものであそこまで稼ぎまくるというのはちょっと道義的にアレだろうサ。しかもオフィシャルな“おーはー”ではなく“おっはー”なんていうパチモンにされちゃってたし。“ひさしを貸して母屋をとられる”の典型例である)ときのヤマちゃんの心境を思うと、しょっぱい気分になる。アフレコをすませながらドタンバになって唐沢寿明が吹き替えたヤツと差し替えられてしまった『トイストーリー』日本語版ときと同じくらい、彼にとってはトラウマになっていることだろう。“慎吾ママのおはロック”のことで『明星』のインタビューを受けた際、「いや、明星さんだって“明星ロック”なんて雑誌がいきなり出てきて元祖よりもヒットしたら腹立つでしょう?」とか冗談ごかして言っていたが、あれはマジで怒っていたんだろうねぇ。マイナーな創設者よりもメジャーな追随者のほうがオイシイところを持っていくもの、というのは世の常ではあるのだが、しかし納得いかんねぇ。もっとも山寺氏はこれらの事柄を通して「絶対に売れてやる!」という覚悟を持ったようだから、それらの悔しさも決して無駄にはなっていないのだが。
 どうも調子が上がらないので、午前中は雑用に専念することに。郵便局に行って金を払ったり貰ったり、丸正へ行って食料を調達したり。帰宅してブランチ。その後、仕事にかかろうとするもやっぱり気力が出ず、ウダウダと。三時頃から無性に眠くなり、ちょっとだけ、と思いつつ横になるとそのまま深く眠ってしまい、気が付くと五時ちょっと前。これはイカンと起き上がり、とりあえず台所仕事にかかる。昼間買ったキャベツでお好み焼きモドキを作り、あとはバナナ一本に黒酢ドリンクと牛乳。食べ終わり、ほぉっと一息ついたと思ったら、今度は「ギャァッ!」と。ぼんやりしてたら、東京MXテレビの『5時に夢中!』(水曜は岩井志麻子の出演日!)を見逃してしまった。なんたる失態! がっくりと肩を落とす。やっぱりボケてるなぁオレ。
 その後、入浴。久々に体重を測ってみたら六六・六キロ。「おっ、オーメンじゃん」と若い世代にはわからないようなことを思ってニヤリとす。しかし太ったなぁ。学生時代はどんなに食っても五四?五七キロの間におさまっていたのだから、軽く一〇キロは体重増である。そんなに大量のぜい肉が、一体どこに付いてるんだろう? とちょっと不思議に思う(って、ホントは知ってるんだけどね)。あの頃のように、というのは図々しいが(代謝が全然違うんだから)、それでもせめて五〇キロ台になるまでは落とさねばとは思う。仮にも客商売してるんだから(しかもこの夏以降はツラを出す仕事も積極的にやっていこうと思ってるんだから)、ブクブクとみっともなく太ってしまっては失格である。セルフコントロールも大切な仕事のうち、なのだ。将来的には(いずれきっと始まるであろう)『トゥナイト3』(たぶん司会は山田五郎じゃないかと睨んでいる)の水曜レギュラーを狙っていることだしね。
 七時から、ようやく仕事。原稿が詰まっていないと、どうもエンジンのかかりに時間がかかる。イラストの発注など、仕事がらみのメールを何本も。あと、先だって取材させていただいた劇団フライングステージのチケット予約も。二十九日金曜日(週末は混むのでいつも外すのだ)のマチネ(昼の部)で取っておいたので、影坂を肉眼で見てみたい方はその回で来られるといい。逆にオレなんぞとは同じ空間にいたくないという方は、それを外して来られることをお勧めする。
 京也のほうから星占いの草稿(?)が送られてきたのでさっそくレイアウトにかかる。同時に足りない部分も催促。星占いページを組んでいたら、S-1氏から連絡を貰ったというイラストレーターのとやまみーやさんからmixiメールで、「星占いページのイラストのお仕事をいただけることになりましたようで、ありがとうございます」とお礼が。おぉ、シンクロにシティ!(でもないか)
 レイアウト、何パターンか考えてみる。デザイナーではないけれど、こういう作業は嫌いではない(一応、デザイン専門学校卒でもあるし)。夢中になってやっていると、あっという間に『堂本剛の正直しんどい』(この日のゲストは中川家。あそこの兄貴と剛の人見知りっぷりには常々強いシンパシーを抱いているオレなのだ)も終わって一時近く。明日も早いので就寝。なんか今日はやたらと無駄の多い一日だったなぁオレ。
  1. 2005/07/14(木) 18:40:01|
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ゴリ押しと地団駄

7月12日(火)

 定時起床。朝ワイドの芸能コーナーで、これについて取り上げていた。
【TBS正月ドラマ タッキー主演で八犬伝…………TBSが来年1月、テレビ放送50周年特別ドラマ「里見八犬伝」を滝沢秀明(23)主演で放送する。滝沢は八犬士の要・犬塚信乃(しの)役。里見家の伏姫(ふせひめ)を仲間由紀恵(25)、里見家を呪う玉梓(たまずさ)を菅野美穂(27)が演じ“2大美女対決”も実現。制作に5カ月をかけ、中国ロケも敢行する大型プロジェクトとなる。NHK大河「義経」で主役を務めている滝沢が、再び時代絵巻に挑む。原作は江戸時代の作家・滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」。同作の実写でのテレビドラマ化は初めてで、5時間の大型作品となる。滝沢は「大掛かりなシーンと派手なアクションがあり、出来上がりが楽しみ」と気合十分。地毛を生かした現代風の髪形になるため、トレードマークの茶髪を黒く染める熱の入れようだ。
 仲間は、八犬士の霊的な母となる里見家の伏姫役。来年の大河「功名が辻」の主演女優で、くしくも今年と来年の大河の主役のそろい踏みとなる。里見家に処刑される絶世の美女・玉梓役には菅野。玉梓が死後、姿を変える尼僧・妙春(みょうちん)との2役で、仲間との“姫対決”も物語の軸。ほかの八犬士についてもキャスティングが進んでいる。
 制作には単発ドラマとしては異例の5カ月をかけ、既にクランクイン。制作費も数億円単位にのぼる見通し。滝沢とゝ大(ちゅだい)法師役の渡部篤郎(37)は今月下旬から、中国・内モンゴル自治区で中国人民軍の協力を得てロケに臨む。】
 番組内ではタッキーが何の役になるのかまでは語られていなかった(だからつまり、どの切り口であれをドラマ化するのかわからなかった)のだが、そうか、志乃の視点でストーリーが進んでいくのか。八三年公開の角川映画版では、真田広之扮する犬江親兵衛を主役に据えての展開だったが。NHKの人形劇『新八犬伝』もたしか犬塚志乃が主人公だったんじゃなかったっけ? あのときはガキの間に色々な流行語が出回ったなぁ。「抜けば珠散る氷の刃」とか「わぁ?れぇ?こぉ?そぉ?わぁ?、たぁ?まぁ?ずぅ?さぁ?がぁ?おぉぉぉ????????んりょぉぉぉ????????????!!(我こそは玉梓が怨霊、を思いっきりオドロオドロしく言うとこうなる)」とか。今回の玉梓役は菅野美穂か。『エコエコアザラク』の劇場版第一作あたりから、「若くて怖い役といえば菅野!」みたいな風潮がひろまっている気がするが、いいのか? ついでに心配すると、角川版で玉梓だった夏木マリ。旅行代理店『HIS』のダジャレCM(“夏、決まり!”というキャッチコピー)なんかに出されてしまっていいのか? もっとも彼女の芸名は、もともと「デビューさせるのは夏に決まり!」ということでつけられた語呂合わせネーミングであるのだから、べつにいいのかもな。原点回帰、という意味で。
 ネットニュースでは、他にこんなものも。
【阪神球団元職員らを中傷、名誉棄損で出版社社長逮捕…………阪神タイガースの元球団職員や大手パチスロ機メーカー役員らを雑誌や本などで中傷したとして、神戸地検特別刑事部は12日、兵庫県西宮市内の出版社「鹿砦(ろくさい)社」社長・松岡利康容疑者(53)を名誉棄損容疑で逮捕した。同容疑で出版社社長が逮捕されるのは異例。
 調べでは、元阪神選手の球団スカウト(当時65歳)が1998年8月、神戸市内で転落死したことを巡り、兵庫県警が自殺としたのに、松岡容疑者は2003年1月に出版した季刊誌で当時の球団職員2人の実名を挙げて「殺害された可能性が高い」などと主張するスカウトの長女(47)の記事を掲載、元職員の名誉を傷つけた疑い。地検は長女についても任意で事情を聞いており、同容疑で立件する方針。また、松岡容疑者は03年4月と9月、大手パチスロ機メーカー「アルゼ」(本社・東京)の経営方針を批判する本を出版。自社のホームページでも役員の私生活に触れるなどして、名誉を傷つけた疑い。地検は「公益性がなく、著書の中には事実と認めるに足る証拠もない部分がある」と判断。証拠隠滅の恐れもあることから強制捜査に踏み切った。】
 鹿砦社というのはジャニーズや宝塚といった芸能界のタブー領域にも躊躇なく肉迫し(つい先だっても『SMAPへ』というジャニーさんのホモセクハラ暴露本を出したばかり)、かなり煙たがられていたところである。たしかジャニタレの自宅マップなどを載せた本は先方から出版差し止め請求がされたんじゃなかったっけ? この春には、いまは亡き『噂の真相』の路線を踏襲する(なんて言ったら松岡氏にも、『噂真』の岡留氏にも叱られるかな)『紙の爆弾』を創刊し、“ブッシュ米大統領のゲイ疑惑”なんて記事も載せていたが、しかしたかだかゴシップで逮捕とはまた穏やかじゃないね。どこからか政治力が働いているのでは? とたいがいの人間が勘ぐるであろう。今後の展開に注目したいところである。
 本日も朝から夕方まで出仕事。五時半、上野・メディアソフト『薔薇族』編集部。今日は櫻田宗久くんの次回のグラビア撮影の打ち合わせがあるのだ。櫻田くんが来るまで、ちょっとべつの打ち合わせ。京也に星占いのコーナーを持たせ、日曜に逢ったとやまみーやさんにそこのイラストを任せる、というプランを話すと、ちょうど今日の会議で占いページに関する話が出て、某超大物占い師(たぶん日本でいま一番有名)に依頼をしてみようかと思っていたとの由。しかし、先方が引き受けてくれる可能性は低く、またギャラもかなりお高いとのことなので、コスト的な事情もあって(もちろんそればかりではないが、しかし抑えられる部分は極力抑えていくのが雑誌制作の常である)京也で行く、という話で落着する。事情はどうあれ、国内最高峰を押し退けての抜擢という形になったわけだから、京也、かなり本腰を入れなくてはいかんゾ。
 あと、読者層を広げるための新企画についても少々。それと、「奇人変人怪人と呼ばれるような人々と親交を持つということは、モノカキにとって途方もない財産である」ということについても話す。人見知りで基本的には人嫌いのオレだが、反面、好奇心は異常なまでに強い(いま初めて気づいたが、そういうところは京也とそっくりである)ので、若い頃、いまではゲイ界の伝説となっているような面々と、じつはけっこう関わりを持っていたりする。しかしそこがガキと畜生の浅はかさで、せっかくの貴重なチャンスを自らいくつもフイにしてしまった(たとえば写真家の故・波賀九郎氏が自作のモデルになった子たちを接客係にしてオープンさせようとした焼肉屋の誘いを断ったり)。いま思い返すと、「あ????っ、あのとき、あの人ともっと深く付き合っていれば、きっといまごろ本の一冊も書けていたのに????!」とホゾを噛むことしばしばである。だから現在の伊藤文学氏との関係は、なんとしてもまっとうしようと思っている。もはや数少なくなってしまった“生きた伝説”の言動や一挙手一投足までも目に焼きつけておくつもりである。
 六時半過ぎ、櫻田くん来社。今回はこれまでとは異なる趣向で撮りたいという話で、条件の合うスタジオ探しにやや難航する。ネットを使って候補が絞られるまでそこそこの時間がかかった。それにしても“初の連載”である写真家にここまで自由にやらせてくれる(しかも尋常ではないページを割き)媒体というのはなかなかないだろう。櫻田くんはかなりラッキーであると思う。このチャンスを彼がどれだけ活かし、どこまで化けていくのか、発掘者としてはかなり楽しみである。日曜のつぼ八でリイド社の編集氏に「いま、オレの周囲の人間はみんな只今“売出しセール中”ですので、どうぞどしどし仕事をまわしてやってください」と売り込んだら、「なんかプロデューサーみたいですね」と笑われてしまったが、いや、オレは結構そのつもりでいるんですよ。今回の京也の一件もそうだが、自分の周囲の人間が一人でも多く“売れていける”よう、なにかにつけて宣伝したりしているのだ。「図々しい!」「横車を押しやがって!」と非難されようがそんなことまったく「木に縞線」もとい「気にしません」から(懐かしいなぁ、『マカロニほうれん荘』のギャグだぜ)。これ、と見込んだ人間を売って(開花させて)いくという作業、これはホントに醍醐味満点のものである。もっともオレの場合はまだ自分が発展途上なんで、他人のことを売り込んでる場合じゃないのだが、それでも楽しくてやめられない。
 九時過ぎ、うすら寒いくらいヒンヤリとした空気の中、櫻田くん、S-1氏と共に山手線で帰途に。自宅に到着し、ドアの前で今まさに鍵を取り出そうとした刹那、ケータイに着信。上野でS-3氏と呑んでいるS-2氏からのお誘いであった。オレが彼らと食事でもしているのかと思っての電話だったそうだが、残念! まっすぐ帰ってしまったんだよなぁ。かなり行きたかったので、「すいません、また誘ってやってください」と切ってから地団駄を踏む。
 入浴後、メールチェックなどの後、読書タイム。今夜からは佐野眞一著『誰が「本」を殺したか(通商・本コロ)』の文庫版上下巻。そんな古いものを何をいまさら、と言われそうな本ではあるが、しかしこの程度で呆れていてはオレとは付き合えんよ。ウチの書棚には一〇年モノの積ん読なんてものもザラにあるのだ。時間はあるのに金がなかった少年の頃、今のような「本を買えるのに読む時間が作れない」なんて事態になることを予想だにしていなかったなぁ。ふう。
 序文だけでもかなり長く、読み終わらぬうちに眠くなった。一時頃就寝。なんだかんだ年中忙しいなぁオレ。
  1. 2005/07/14(木) 18:39:07|
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不快な朝ワイドと電動歯ブラシ

7月11日(月)

 定刻に起床。しかし朝っぱらからまた不愉快にさせられる。よしゃあいいのに、またぞろ『みのもんたの朝ズバッ!』なんぞを観たのである。CM明け、画面の中でみのはクサい芝居で泣き伏しており、木元敦子とえなりかずきに「みのさん、映ってますよ」と警告されても、「いいんだヨ。オレは悲しいんダ。ほんとに許せないヨ」とわざとらしい口調でスネるんだヨこれが。みのが何に対して「憤ってる」ポーズをとっているかというと、下記の事柄について。
【韓国騒然! ジウ姫がドンゴンと結婚? …………韓国の人気女優チェ・ジウ(30)と俳優チャン・ドンゴン(33)の結婚説が浮上し、韓国内で騒動に発展している。双方の所属事務所は否定しているが、現地では騒ぎが拡大する一方。ともに「涙の女王」「韓国四天王」と称される人気スター同士だけに日本でも注目を集めそうだ。 騒動の発端は、韓国のインターネットポータルサイトへの書き込み。朝鮮日報(電子版)などによると、先月末に掲載された「2人が交際している」という内容の記述をめぐり、今月7日ごろから情報が錯綜(さくそう)。ネット上に「2人は結婚するんですか」などの書き込みが殺到し、10日までに2000件を超えた。
 2人の結婚式場と伝えられたホテルは、問い合わせの電話が鳴りやまない状態。ホテル側は「何の情報も持ち合わせていない」と困惑している。韓国メディアも色めき立ち、1面で報じた新聞もある。ドンゴンの所属事務所は「まったくの事実無根」と否定。ジウ側も「(2人は)電話で話すこともない仲だと聞いている」と一蹴した。】
 一言、「アホらし」。なんで月曜日のお目覚め早々、こんな低レベルのコントを観せられにゃあならんのよ。みののファンのオバチャンとかならば、あるいはこんな低俗な茶番でも「もんた、可愛い?!」と身悶えするのかもしれないが、早朝の視聴者層はお昼の番組のそれとは大幅に異なる。べつに、みの目当てに観ているわけではないのだ。たぶんオレと同様、「不愉快」と感じる人間のほうがはるかに多いだろう。この番組は視聴率的に苦戦しているようなことを聞いたが、それもこのあたりに理由があるのではないか? おっさんのワガママ放題な姿なんて、惚れてる相手以外の目にはただ“醜悪”としか映らんよ。オレはもともと、みののことはとりたてて好きでも嫌いでもなかったのだが、この番組がはじまって以来、日一日とヤツのことが大嫌いになっていく。昔、深夜放送やそのパーソナリティたちが人気だった頃、『中一コース』の文通コーナーに、「将来は、みのもんたさんみたいなDJになりたいと思っています!」とキラキラした瞳で(たぶん)自己アピールをしていた少年がいたが、あのときの彼は昨今のみののことをどのような目で見ているのだろうか……?
 今日も夕方まで出仕事。行きの電車のダイヤが大幅に乱れており、なにがあったのかと思えば、線路内にまた人間が入り込んだのだという。最近、ほんとこういうキチガイが多いなぁ。そんなヤツでも「お客様」なんぞと呼び、捜索しなければいけない駅員たちも辛かろう。いっそ飢えた野犬でも線路に放ち、人間狩りでもさせればいいのに。そのときのBGMは、もちろんピーターの『人間狩り』で。いや、トコトン痛い目に遭わせ、それを見せしめとして晒していかなければ、これからいくらでも出てくるぞ。はた迷惑な模倣犯が大勢よぉ。
 昼、神保町の“ブックブラザー源喜堂”でイギリスのくっだらねぇ写真集を購入。英語が読めんのでホントにそうなのかちょっと怪しいのだが、たぶんパパラッチの撮った英国セレブ(王族からスポーツ選手まで)たちのゴシップ&バカ写真集なんだろうと思う。これだけアホらしいものばかり(ベッカムのケツにタトゥ?を入れてるところとか)よくぞ選りすぐったもんだわ、と呆れると同時に、どうやってこんな瞬間が撮影できたんだろうか、と感心もした(よもやソックリさんとかではないだろうな。まぁ、それならそれで面白いが)。こんなゲテモノをこんな立派な装丁で本にするなんて、どこの国にも物好きというのはいるもんだな、とちょっと嬉しくもなる。
 五時半帰宅。ちょっと雑用をこなしたあと、例のクソ丁寧な歯医者へ。治療は今日で一区切りで、歯垢取りなどのアフターフォローを色々と。終了間際、歯茎の炎症を防ぐという薬用歯磨きをセールスされて、購入。「医者が勧める●●」という響きに弱いのが俗物の常である。しかも歯は健康の源だからねぇ。オレは昔からどうも歯磨き下手なので、じつはちょっと電動歯ブラシの購入も検討していたりもする。俗物度、さらに倍!
 六時半に家へ戻り、夕食の支度。一昨日買ったお惣菜の肉野菜炒めが残っているので、溶いたお好み焼き粉と混ぜて焼いてみる。具の種類のせいか、お好み焼きというより韓国のチヂミの風情。うん、これはこれで美味い。夕飯はあと、バナナ一本、牛乳、ヨーグルト、黒酢ドリンク。
 雑用をこなしてから、七時半より仕事。mixi経由で知人に依頼していた某所の潜入ルポ原稿(そこへ行くと日記に書いていたので、雑誌用のリポート原稿にしてみなよ、と進言していたのだ。詳細はまだ伏せるが、なかなか面白い。たぶん次の『薔薇族』に載せると思う)をレイアウトに仮組みしてみる。うむ、ちゃんとイラストがつけば、あるいは次号の目玉のひとつになるかもしれない。
 ごちゃごちゃやっているうちに十一時過ぎ。一区切りついたので読書タイム。『赤塚不二夫のことを書いたのだ!!』のラスト一〇数ページ。不二夫センセイの晩年(と言ってしまっていいのかな?)のくだりにはちと目頭が熱くなる。周囲の人々の愛情の深さがヒシヒシと伝わってきて、それでいてキレイ事には決してならない。人間の困った部分、イヤなところもキチンと描かれていて(こんなにハッキリ書いちゃっていいの? と読者がハラハラするような事柄がズバッと書いてある。しかしそれもまた、この程度のことでは微動だにしない鉄の信頼関係が構築されているから可能なことなんだろう)、なのに大きな感動が沸き上がってくる。モチーフとなった“赤塚不二夫”という人がスゴイのか、著した武居俊樹氏の観察眼や筆力が突出しているのか……たぶん両方なんだろうな。いずれにせよ、不二夫センセイは幸せ者だなぁ、と心から思う。あぁ、うらやましい。
 零時頃、読了。「あと●ページ……あぁ、もうちょっとで終わっちゃうよ……」と、読み進みながら悲しくなってくる本というのも久々だなぁ。こういうの、昔はいくらでもあったが。『きらきらアフロ』を観ながら就寝。たぶん眠りにおちたのは半頃だと思う。電動歯ブラシ、マジで買ってみようかなオレ。
  1. 2005/07/12(火) 22:43:35|
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機転の利かぬ男と濃密な夜

7月10日(日)

 まずまずの時間に起床。『魔法戦隊マジレンジャー』、今週から恒例となった“六人目の戦士”が登場。マジレンジャーは久々の兄妹戦隊なので、六人目はひょっとしたら隠し子んなんかか? と思っていたのだが、そうではなかった。そりゃそうか。新キャラクター“マジシャイン”、演じている市川洋介という役者は『メンズクラブ』のモデル上がりだそうだが、なるほど、いかにもソレらしい。なんか沢村一樹と似たオーラを感じる。芝居のパターンも似ている。サテ、どのくらい化けるのか? 『仮面ライダー響鬼』にはまた久々に気色悪いシーンが。いいぞいいぞ、ガキどもにどんどんトラウマを植え付けるのだ。子どもはそういうものをいろいろと目の当たりにしながら大人になっていくのだ。オレらが『宇宙猿人ゴリ』とかに戦慄しながら成長してきたように。
 雑用をこなし、一〇時から原稿書き。正午、ものすごい蒸し暑さの中を外出。今日は先月、八王子のバー『Chez Stream』でお会いしたイラストレーター・とやまみーやさんの参加する官能画のグループ展が青山であり、そのオープニングパーティにお招ばれしているのだ。とはいえパーティは夕方から。ではなぜこんなに早く出るのかといえば、木曜日に行けなかった高田馬場の古本屋巡りをするのである。金曜日に荻窪エリアをまわったんだから別にいいじゃん、と健全なる皆様は思われるだろうが、病気の人間にそんな正論なんかは通じない。「それはそれ、これはこれ」なんである。
 馬場で数軒覗いたあと、山手線で原宿へ。フリマでにぎわう代々木公園を抜けて東急本店近くの某古本屋へ。久々に訪れたら、あまりにすさんでいて仰天。店全体がスカスカなんである。なんていうか、ホラ、たまにあるじゃない、「古書店」とは謳っているが、実態は「ちり紙交換で集まったクズ本をなんとなく並べてあるだけ」の店とか。あんな感じ。新宿や杉並にある系列店(チェーン展開してるのだ)は変化ないのに、なんでだろ? ひょっとして、ここから撤退するつもりなのか?
 公園通りを横切り(ディスカウント店“ナカヌキ屋”が閉店していた)、国道246の青山ブックセンターへ。例の倒産騒動以降、はじめて足を向けたのだが、特に変わった様子もナシ。こんなに変わらないまんまで良いのか? と他人事ながらやや心配になる。地上へ出るためのエスカレーター(店は地下二階にある)に乗り込もうとしたとき、誰かが「こんにちは!」と繰り返している。まさかオレに言ってんじゃないだろ、と思い乗ったとき、ようやくそれがオレに向けられていた言葉であったことに気づく。ヨシダヨシエ先生の若き恋人、菊池マリさんであった。ぼーっとしていたときに不意に呼び掛けられてしまったものだから、気の利いた返答が全然できない。「すいません、乗っちゃいました!」と愚鈍の極みのような言葉しか出てこない。欽ちゃんならばきっと「ダメ! マイナス二〇〇点」と採点することだろう。自分の機転のきかなさというものをつくづく思い知らされた出来事であった。アドリブに強い男なら、「先日はS-1氏がまたヨシダ先生にお世話になったそうで」くらいなことは言うだろう。「すいません、乗っちゃいました!」てアンタ。
 菊池さんにめちゃめちゃ失礼な対応をしたことを恥じつつ、裏原宿と呼ばれるあたりを抜けて、ブックオフの原宿店へ。最大規模、と店員が謳っているだけあってココは本当に売場面積が広い。ただ、あまり欲しいものがなく、収穫はゼロ。ただ単に涼みに入ったような感じであった。
 ブックオフを出て、竹下通りのロッテリアで一〇〇円シェイクを呑みつつ、約束の時間が来るのを待つ。四時半、本日の同行者であるイラストレーター・新井敏之くんとセミ書評家・おぐ氏と竹下通りの出口で落ち合う。沖縄時間とオカマ時間は世界標準時とは異なる時間軸にある、と世間では言われているが、オレと待ち合わせる人間は皆、時間厳守で来る。五分遅れる場合でも「遅れます」とメールをくれる。オレがそのあたりに極めて厳しい男だと知っているからだろうが、五分くらいならそんなに怒りはしないんだけどな。あまり怖れられてもねぇ。
 四十五分頃、会場であるギャラリー“香音留(かおる)”へ到着。オープニングパーティは五時からなのだが、もうかなりの盛況ぶりであった。マスターの勝山氏以下、『Chez Stream』の常連メンバーも駆けつけていた(こないだの老会でオレを『だんだん、いかがわしくなってきてますね』と誉めてくれたT氏は開口一番『あっ、いかがわしい人がいる!』と。この日記を読んでくれての発言である)。とやまさんのご紹介で、出展者の方々と名刺交換。各社編集の方々の名刺もいただく。
 それにしてもこのグループ展、小さなギャラリーでのこじんまりとした展示であるのだが、かなり業界度が濃い。あとで聞いた話だが、とんでもなく高名なイラストレーター氏も来ていたらしい。オレは睦月影郎先生と名刺交換させていただく。オレの名を見て「おっ、カッコイイ名前ですね。本名ですか?」と訊かれたので、「いえ、ペンネームです」と。「そりゃそうか、ハッハッハ」と朗らかに笑われていた。今日いらっしゃるとわかっていたら、『ケンペーくん』(睦月先生が“ならやたかし”の変名で書かれている痛快漫画。現代に生きる憲兵が、街のろくでなしどもを殺しまくる良書である)を持ってきてサインしていただけば良かった、とちょっと悔やむ。
 六時すぎ、二次会の開かれる新宿まで電車移動。歌舞伎町ドンキ横のつぼ八へ。リイド社の編集の方から同社の意外な秘密(でもないんだろうけど別に)を聞かされたりしてちょっと驚く。“飲み放題”なのをいいことにガバガバやりながらいろいろ話をしていると、なにやら急に具合が悪くなった。肩甲骨から腰にかけての全域が、なんともいえない不快感で一杯になる。水分を取りすぎたせいかな、とトイレに行くが治らない。食い過ぎたせいか? と、とりあえず吐いてみるが(じつはオレには自由に胃の中のものを吐ける特技がある)やっぱり変わりない。具合はどんどん悪くなり、その場に寝たくなるほどに。すわオレを憎む誰かの生霊の仕業か!? とも考え、呪詛返しでもしてやろうかと思ったが、思い当たる人間があまりに多くて絞れない。と、そこへ救いの主が。たまたま同席していたアロマテラピストの佐久間晴美さんが、「よろしかったら診てさしあげましょうか」と言ってくださった。半信半疑でお願いすると、これが効くこと効くことと。「えっ、なんでこんなところを押すの?」と思うようなところを押すと、不快感が露骨なまでに消えていく。痛いんだけど気持ちいい。しばらく押されたり揉まれたりしているうちに、嘘のように全快してしまった。いやー、こういうのって初めて受けたがすごいもんだなぁ。作家の方がマッサージにハマっている理由がようやくわかった気がした。もっともオレなどが「マッサージにハマってます」などと言うと、きっと脳内に住んでいるおっかない人が「ケッ、まだまだチンピラのくせして、疲れ具合だけは売れっ子並みかよ」とかケチつけてくるんだろうなぁ。しかし売れてようが売れてなかろうが疲れはたまるのだ。こないだの京也ではないが、気の張りで抑え続けていた蓄積疲労がきっと過度のアルコール摂取によって噴出したんだろう。オレに“飲み放題”は危険である。ちなみに佐久間さんのURLはこちら(pksp.jp/hypnotic-moon/)。マジに効きます。疲れている方は出張をご依頼してみることをお勧めする。団体割引もしてくださる模様。リイド社の編集氏も太鼓判を押しておられた。
 一〇時お開き。時間がハンパなのでタックスノットへ行こう、と提案。新井くんは最初、ここまでで帰るようなことを口にしていたのだが、「でも、もう一回誘われたら断れないでしょうけどね」と言うので試しにもう一度誘うとホントについてきた。面白い男である。アルコールもジュース類も飲み過ぎたので、タックスではコーヒーをいただく。新井くんに、いま進行中の楽しい仕事の計画(まだ一般にはナイショ)を話し、協力を要請。案の定、快諾。その後、色々と雑談。零時を過ぎたので店を出る。小田急線沿線人のおぐ氏、西部新宿線沿線人の新井くんと別れ、徒歩で半頃帰宅。入浴後、メールなどをチェックしてから就寝。今日は貴重な初体験ができて良かったなぁオレ。
  1. 2005/07/11(月) 20:15:06|
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読みたくてウズウズと呑みつつまったり

7月9日(土)

 ほどほどの時間に起床。今日は夜から劇団フライングステージの石関準くんが遊びに来るので、昼のうちに原稿書きしておかねば。
 一〇時すぎに丸正へ昼食を買いに行った以外はずっと机にむかって……はいるのだが、すいません、『赤塚不二夫のことを書いたのだ!!』の続きが読みたくてたまらず、一〇分原稿書いては五分読み、また一〇分原稿書いては……というバカ大OB並みにおバカなことを繰り返してしまいました。いいかげんラチがあかないので仕事を中断し、気の済むまで読書に専念することに。……なのだけれど、ベッドに横になって読みはじめたらじきに意識が遠のき、いつの間にやら眠りにおちてしまった。せっかく読む時間を作ったというのに、まったくどこまでバカなんだろうかね。
 目覚めたあと、雑用いろいろ。そうこうしていると八時ちょっと前、石関くん来宅。いま現在、わが家へ足を踏み入れる人間は彼と京也しかいない。勿体つけているわけではない。単に本が氾濫していて、とてもじゃないが他人様を招き入れられる状態ではないのだ。よほど親しい相手じゃないと、シャイなオレとしては恥ずかしくて見せられない。でもまぁ、「部屋というのは、本がいたるところに積み上げられていたり、散乱したりしているもの」という認識を持っている方なら大丈夫なんで、その気になったらどうぞ。
 彼に頼まれて神保町から買ってきたレッサーパンダ・風太くんの写真集(タイトルは『風太くんのすべて』。なんか八〇年代のエロ本みたいなネーミングセンスだなぁ)を渡したあと、石関くんのお土産のビールを呑みつつ、『BSアニメ夜話』の録画を見つつ、まったりと過ごす。途中、昨日買った『QJr』に端を発するHIVに関するやや堅い話もしたが。あ、「結局、新人クンは誰に似てるのさ?」とも聞かれたなぁ。とりあえず暫定的なことを答えておいたが、まだ釈然としていない。うーむ……。
 雨の中、零時すぎに石関くんが帰ったあと、入浴を済ませ、読書タイム。しかしじきにまた眠くなり、一時頃就寝。今日は仕事したんだか、してないんだかわからねぇなぁオレ。
  1. 2005/07/11(月) 20:14:11|
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久々の荻窪ルートと電車男

7月8日(金)

 ややゆっくり目(それでも七時台だが)の起床。目覚める直前、とてつもなくクーダラナイ夢をみる。「ジャニーズJr.たちと『パタリロ』のミュージカルをつくることになって、その記者会見をする」というわが夢ながらアホらしさにあきれかえるような内容で、大丈夫かオレは、とやや心配になる。いったいオレはどんな願望を夢のなかで具現化したかったのだろうか?
 九時半、天気がいいので、昨日、出ばなをくじかれた古本屋巡りをしようと思い立つ。せっかくだから古書店密集地帯である中央線の阿佐ヶ谷?西荻窪をウォーキングすることに。最近多忙で、このエリアをまわるのもほんとうに久しぶりである。阿佐ヶ谷のブックオフを皮切りに、八店ほどまわったのだが、いやー、とにかく気持ちがいい。薄曇りで陽射しも弱く、温度も湿度も低いので歩きまわっても汗をほとんどかかない。絶好の散歩日和である。昼頃、小腹がすいたので途中にあった“SHOP99”で、賞味期限間近で二〇円引きになっているパンをふたつ買って食う。ディスカウント店の中でも、さらに値引きされたものしか買わないというのがいかにも貧乏人らしくていいなぁ。店に入って注文するくらいの金はもちろんあるのだが、若い頃の耐乏生活が長かった(学生時代はマジで昼飯代がなく、たとえではなく“腹を鳴らしていた”ものであった)ので、おっさんになった今でもどうも“外食”というものには一抹の後ろめたさを感じてしまうのだ。もっとも本代にはある程度まで糸目はつけんが(これも学生時代からの習慣。飯を切り詰めても本を買え)。ちなみにこの日の収穫はまぁまぁ。最近はさすがに置き場所がなくなってきているので、買い込む本の量を意図的に少なくしているので、以前の五分の一程度というところ。我ながら大人になったものよのぉ。
 西荻駅のホームに上がると、今まさに電車のドアが開いたところなのであわてて飛び乗る。なんともラッキーであった。二時半、帰宅。ひと休みして、昨日買った『テレビブロス』に目を通す。この時期恒例、前期ドラマの採点表がついているのだが、木村拓哉主演の『エンジン』に関して、こんな辛口評が。
【(前略)それにしても、この前がプライドでその前がグッドラックと、ユニフォームが違うだけで中身はいっしょ。キムタクなる俳優には役の造型もなければ陰影もなく、ただの着せ替え人形に過ぎないことを明瞭にしたドラマではあった。随所で見せる“自然な演技”とやらに、もはやダマされる馬鹿もいまい。あれしかできないだけなのだ。それでもいまだにこんな凡作に20%以上の視聴率を与えているんだから、日本国婦女子の判断力のなさは痴呆的。あきれるほかありません。】
 まがりなりにもテレビマスコミ誌で、まだまだ威光をはなつ天下のキムタク様にむかってここまで歯に衣着せぬ物言いができるとは、さすがはブロス! オレが目下「最もスゴイ雑誌」と賞賛する本だけのことはある。これこそが“健全”というものだ。クソみたいな仲間意識にしばられ、バカを「バカ!」、つまらないものを「つまらん!」と言えない風潮にあるゲイ社会にも、こういう健全性がもっと広まっていかなければいかんなぁ、とつくづく思う。そりゃまぁバカは「バカ」と言われても自分が「バカ」だとはわからないけど(だってバカなんだもん)、それでもとりあえず言っていかなければやっぱマズイっしょ。バカはすぐに増長するから。
 そのあと、昨夜録画しておいたドラマ版『電車男』の第一回を見る。「はぁ、フジテレビさんはオタクをこういう風に描きますか」という感じ。観ているとだんだん、秋葉原は「身近な異界」、オタクは「そこに生息する珍獣」という風に感じられてくる(洗脳?)から面白い。これは以前、二丁目を「近くて遠い魔界」、ゲイを「そこに巣食う魔物」というふうに描いた『同窓会』を観たときに抱いた違和感にも一脈通ずる。要するに視聴者は、安全な柵のむこうから対象(ゲイであり、オタクであり)を見物して笑い、最後には「あぁ、面白かった。やっぱりあいつらは自分たちとは別種の生き物なんだ」とおのれの健全性を再確認し、ホッとするのである。ケッ。世はいま“萌えバブル”などと言われ、おたくマーケットが拡大の一途を遂げていると聞く。それもまた、九〇年代前半の“ゲイブーム”とかいうものと似通っているなぁ。果たしてそのバブルはどのくらい続くのであろうか? ゲイのそれはかなり短かったけれど。
 ティケィマテリアル・K氏からケータイに着信。会員制ネットにつながらない事態に関する回答。ただいま調整をしていて、来週には復旧するとのこと。さらに、広告をうつための媒体選定を早くしてほしいとの催促。急ぎますので、とオレ。
 雑用すませ、夜は『スターウォーズ・エピソード2』を観ながら仕事。この作品はずっと観たかった。いや、違うな。正確には、これに“ドゥークー伯爵”役で出ているクリストファー・リ?が観たかったのだ。知らない人もいるかと思うが、リーという人はハマーフィルムのドラキュラ映画で一斉を風靡した俳優。彼の吸血鬼ぶりは当時のオレを震え上がらせたものであった。「もうとっくに死んでるだろ」と勝手に思い込んでいたのだが、まだまだ現役であると知ってビックリ! ドラキュラの天敵であるヴァン・ヘルシング教授役のピーター・カッシングは28年前の第一作『エピソード4』(ややこしいなぁ)に総統モフ・ターキン役で出ていたから、これで両雄揃い踏みというわけだ。こういうマニアっぽい遊びをするところを見ると、ルーカスってほんと、おたくだねぇ、とつくづく思う。ちなみに“ドゥ?ク?伯爵”っていうのも“ドラキュラ伯爵”のもじりっぽい気がするが、真相はいかに? 
 なんだか妙に疲れてしまい、仕事は中断。『赤塚不二夫のことを書いたのだ!!』の続きを読む。あぁ、面白すぎる。一時すぎに就寝。今日は久々に「古本屋へ行った!」という気がしたなぁオレ。
  1. 2005/07/11(月) 20:13:16|
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やらずの雨とゲテモノ映画

7月7日(木)

 定時起床。mixiメールを開くと、土曜日にエロビを送ってくださったイラストレーターのオーケンさんから「自分の出したゆうパックで、無事にお目覚めになられたようで良かったです」と。「カロリーメイトばかり食べると太りますからご注意ください」とも忠告してくださった。感謝。しかし最近のオレは“飯を食う”という行為に対する根本的な関心がどんどん薄れてきているのだ。オレがマトモなものを食うのは他人との会食の時しかない。病んでるなぁ。
 本日も夕方まで出仕事。『薔薇族』『バディ』も一段落ついたので、自分へのささやかなご褒美として、ちょっと帰りに寄り道して高田馬場の古本屋を数軒覗こうかと思っていたのだが、仕事場を出ると小雨が降りだす。雨をおしてまで行こうとも思わないので本日の計画は中止し、おとなしく帰ることにする。が、自宅近くの駅に着いた頃にはすっかりあがって晴れ間が覗いていた。チッ、不愉快。
 五時半帰宅。夕食(またもカロリーメイト)と入浴後、まぁ、せっかくまっすぐ帰ったんだから仕事でもすっか、とネット用の原稿を書いてると、七時ちょっと前、『薔薇族』のS-1氏からケータイにメール。昨日は「大丈夫です」との話だった特集ページ用の文章、やっぱりお願いします、とのこと。間一髪! 道草くってたら危ういところであった。してみると、あのやらずの雨は“仕事の神”の采配であったのか? 特集序文(なんの特集かはお楽しみ。九月号を買ってお知りなさい)、九時すぎに送信。これでホントに『薔薇族』八月号は終了である。
 南陀楼綾繁氏から、先日教えられた会員制サイトへアクセスしたんですが見られません、とのメール。確認すると、確かにつながらない。「先方に問い合わせてみます」と返信し、とりあえずwebマガジン用の原稿を送信しておく。
 テレビは洋画『フレディVSジェイソン』。ありていに言ってしまえば“ゲテモノ映画”である。スプラッターホラー界の二大スターをぶつけてみよう、という安直な企画。「あいつらが闘ったら、どっちが勝つのかなぁ」という誰でもが浮かべるであろう他愛ない疑問を大金かけて映像化した酔狂な一本である。くっだらないけど、でもまぁ、娯楽映画なんだから、それはまぁいいのかな。
 なんか疲れてしまったので仕事は十一時前に終了し、読書タイムへ。『ポパイの時代』、ようやく読了。オレは『ビックリハウス』や『話の特集』なんかに心酔していたガキだったんで、『ポパイ』に対する思い入れはほとんど無いのだけけれど、それでも“雑誌が新たな時代をつくる”という今ではまずあり得ないサクセスストーリーを功罪とり混ぜ様々な角度から聞かせてもらって、興味深かったし面白かった。小学生の頃からガリ版とかプリントゴッコとかを使って出版ごっこをしていたような生っ粋の“雑誌マニア”なんで、やっぱりこういう本には弱いのだ。
 で、続いての本は、これは先日買ったばかりの『赤塚不二夫のことを書いたのだ!!』武居俊樹・著。あちこちで、もうすでにけっこう話題になっている一冊だ。オレも、少年サンデーの『レッツラゴン』を読んでいた世代なんで、“武居”という著者名を店頭で見た瞬間、「あっ! クソ武居虫」と反射的に思った(注・著者の武居氏は小学館の元編集者で、赤塚センセイの担当を永いことしていた。『レッツラゴン』の中では“クソ武居虫”というキャラクターとして登場。ちなみにオレがあの漫画で印象的だったのは、“クソ武居虫”と、名フレーズ“男ドブス水島新司”)。衝撃的な書き出し(あえて言いません。知りたい人は買って読みなさい)から始まるこの本、いや????????、面白すぎて止まんない! ちびちび読んでいこうと思っていたのだが、もうちょっと、もうちょっとと読み進み、あっという間に半分。後ろ髪ひかれつつ、二時頃就寝。面白い本を読んでるときが、やっばり一番幸せだなぁオレ。
  1. 2005/07/11(月) 20:12:10|
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新人クンと激安ホッケ

7月6日(水)

 予定よりも一時間ほど寝坊。ややアセる。ネットをチェックした後(mixi日記に書き込みしたら、さすがに足跡がズラリと並んでいた。オレは基本的にmixi日記はつけないことに決めているんで、たまに書いたりすると見物人が多いのだ)、余っていたキャベツのお好み焼きで朝食。多かったので半分残し、冷凍しておく。その後、シャワー。一〇時半、時間が迫ってきたので半渇きの髪のまま外出。十一時、メディアソフト『薔薇族』編集部。昨夜逢えなかった新人クンをさっそく紹介していただく。昨夜聞いた話では某お笑いタレントのに似ているということだったので、勝手にそんなタイプを想像していたのだが、実際に逢ってみるとむしろ俳優の某氏(名前が思い出せない)に似ていると思った。顔は浮かんでいるのに名前が出てこない。あー、イライラする。そして彼をなんと呼べばいいのかも迷う。どうしましょう。
 S-1氏と、九月号に入れる原稿の打合せ。今月もキチ●イのような量を書いたので、たぶん全部は入りきらない。先月は“探検隊”のコーナーが外されてしまったし(だから今月は二本立てなのだよ)。とりあえず、「これは絶対に載せてください」という分と、「こっちは来月延ばしになってもいいです」という分について説明しておく。そうやって分けてみてもかなりのページ数にのぼるのだが。さて、首尾よくすべて入りきりますかな。とりあえずゲイ&レズビアンパレードの実行委員インタビューは面白いので発売されたら読んでください。もちろん「買って」ですよ。ネットの普及は「情報はタダ」という誤った認識を伝播し、大衆に“乞食根性”を植え付けてしまった。今のうちにその誤りを訂正し、世の中には「タダでたくさんな情報」と「きちんと代価を支払うべき情報」の二種類がある、ということを知らしめておかねばならん。でないと、出版業界なんて遠からず死滅するぞ!
 五時半、息子分の京也が来社。今日はヤツに飯を食わせる約束をしているのだ。特集関連で急な書き物があってもいいように(先月は忘れていた頃に話が持ち上がり、明け方、半ば“自動書記”のような状態で書いてしまった)、今日は資料本持参できていたのだが、どうやらそれは杞憂であったようだ。台割りを調整しているS-1氏に「じゃ、もしも何かありましたらご連絡ください」と告げて辞去。山手線で六時チョイ過ぎ、新大久保。大手居酒屋チェーンの新コンセプト店(なのか? オレは初めて入るが)へ。メニューがどれもずいぶん安い。一〇〇円以下のメニューも多い。料理は、想像よりもボリュームがあるものと、その逆のものとの差が激しい感じ。三八〇円のホッケがずいぶんと肉厚なのに驚く。食いながら色々な話。京也には勝手に思い込んで突っ走ってしまう傾向があるので、ときおり“父”として近況を把握しておく必要があるのだ。mixi中毒者の危険性について、世の中の困った人々、およびその対処法について、ゲイという人々の厄介な部分について、等々、とりとめもなく。次男分の祐人(京也は長男分)についても。アイツは今とっちらかってて、自分が何がしたいのかちゃんと把握できていない感じだなぁ、とオレ。しかし、それを見極められるのは自分自身のみなんだから、冷たいようだがハタは静観するしかなかろうな、と。おのれで道筋をつけ、それに対して助力を求めてくるなら、惜しみなく手も貸そうけれど。がんばれ祐人! お前くらいの年の頃、モガきにモガいておくことは後々、必ず役に立つ。たとえどんな道に進み、どんな職に就いたとしても。
 喋っていたら、あっという間に三時間以上経過。九時半、お開き。酒は全然呑まなかった(京也はアルコール厳禁)とはいえ、腹一杯食ってふたりで四〇〇〇円をはるかに下回るんだから安いなぁ。
 これからちょっと新宿の仕事場を覗きにいく、という京也と別れ、帰宅。テレビをつけると、『トリビアの泉』が終わりかけていた。入浴後、読書。『ポパイの時代』の続き。昼間、ゲイの劇団フライングステージの取材記事のタイトルについて「こんなふうな感じでいいんですか?」とS-2氏に訊かれた際、「いいんです。昔のポパイっぽくしてみました」と答えたオレ。気づかない人も多いだろうが、過去の色んな雑誌のパロディを秘かにチョコチョコやってンです。
 零時頃、就寝。とりあえず九月号用の雑誌仕事は片付いたようでホッとしたなオレ。

  1. 2005/07/07(木) 19:07:14|
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mixiと明日のお楽しみ

7月5日(火)

 普段通りの起床。急速に回復する天候のもと、今日も朝から夕方まで出仕事。
 訃報ばかりが相次ぐ昨今だが、今朝もこんなネットニュースが。
【フォークグループ「NSP」のリーダー、天野滋さん急死…………「夕暮れ時はさびしそう」「線香花火」などのヒット曲で知られるフォークグループ「NSP」のリーダーでボーカル、天野滋さんが1日午後、脳内出血のため都内の病院で死去していたことが4日、わかった。52歳だった。葬儀・告別式は故人の希望で3日にメンバーと近親者で営まれた。天野さんは昨年初めに大腸がんが発見され、手術後に復帰してコンサートや楽曲制作を再開。今秋全国ツアーを計画していたが、今年6月中旬に容体が悪化して再入院。「今年も来年もコンサートがしたい」と話していたが、叶わなかった。発見の遅れから全身に転移したという。昭和48年6月に「さようなら」でデビュー。活動休止する61年までにシングル28枚、アルバム21枚を発売。当時のNSPを知る関係者は「テレビに出ない音楽活動を貫き通し、人気と素晴らしさは口コミで伝えられた」と話す。平成14年に16年ぶりに再結成。今年2月に19年ぶりの新曲を発売し、フジテレビ系「僕らの音楽」に23年ぶりにテレビ出演。3月12日の東京・渋谷公会堂での公演が最後となった。】
 オレが深夜放送に夢中になっていた昭和五〇年代初頭、毎日のように耳にしていたのがNSPの『夕暮れ時はさびしそう』であった。文字通り「さびしそう」なメロディラインは、世間がしんと寝静まった(当時、深夜営業の店などはなかった)時間帯に聴くと言いようのない寂寥感におそわれ、思わず近くにいた飼い猫に抱き着いたりしたものだった。思えばヤマハ系(ポプコン系)フォークシンガーの中でも、オレはこのNSPとか谷山浩子とかいうような「わびしい」感じの歌をつくる連中が好きだったなぁ。世の中が高度経済成長の真只中だったから、子どもながらにもそういう風潮に反するものを求めていたのかもしれない。とにもかくにも思い出深いグループ、天野氏のご冥福をお祈りする。
 二時頃、『バディ』編集の斎藤靖紀氏よりケータイに着信。入稿した特集用原稿のうち、スペースの関係でどうしても入らないものがある、と。本文とは切り離した形でつけた番外コラムの部分だから、外していただいて構いませんよ、とお答えしておく。いつもながら律儀だなぁ、と感心。オレだったら独断でカットして、もしも抗議でもされたら「文句あっか! ワシがルールブックじゃ!!」と開き直るところだぜ。その後、今度は『薔薇族』の丸山点心氏から情報ページに関する問合せTEL一件。つづいて同編集部S-1氏から原稿のキャプション(ちなみに小説『O嬢の物語』の解説)抜けについての指摘メール一本。「今日、そちらへ伺う前に書いておきます」と返信。
 五時半、上野メディアソフト『薔薇族』編集部。上がっている原稿をすべて届ける。S-1氏はヨシダヨシエ先生の玉稿を賜るために埼玉まで外出中。MOからハードへとデータをコピーし、入稿作業自体はあっという間に終わってしまったが、今月から入った新人編集クン(31歳・ゲイ)に逢ってみたかったので(この好奇心がオレの本分です)用もないのにウダウダとダベりながら居残る。目撃者たちから新人クンに関する色々な情報を収集し、どのような姿をしているのか想像しながらワクワクしたり(UMAじゃないっての!)、仕事がらみの面白い話にワクワクしたりしつつ帰社を待つが、帰ってくる気配がないので、お楽しみはまた明日に、ということで九時半近くに辞去。外に出るとわずかに霧雨風なものが。気体が液体に今ちょうど変わりました、くらいなものなので、持っていた折り畳み傘もささずに帰途につく。
 山手線経由で一〇時頃に帰宅。S-2氏から「最近、更新されてないんで、あぁ狩人さんも忙しいんだなぁ、と思ってました」と言われたこの日記を五日分まとめてアップする。ついでにmixiの日記欄のほうにも、その告知をしておく。しかし最近やたら多いなぁ、mixiキ●ガイ。こないだ、トンデモ本大賞に行ったとき、ななめ前に座ってたヤツが休憩時間にノートパソコン広げて書き込みとかしてて、「ゲッ」とか思ったものだが。外出先でまでやりたいもんなのか、mixi。オレの周囲を見た範囲で言うなら、最初、入会を渋ったり、否定的なこととか言ってたようなヤツほどいったんハマると際限なく墜ちていく感じ。思い当たる方々、お気をつけあそばせ。
 入浴後、おなじみカロリーメイトをかじりつつ読書。『ポパイの時代』の続き。このブ厚い本にもようやく読了のメドがついてきた。ホッとする反面、淋しくも思う。この達成感と哀惜感がないまぜになって押し寄せてくるところに読書の醍醐味があるのだ。これを知らないで死んでいく人間は気の毒だなぁ、と心から思う。大きなお世話だと百も承知だが。零時半頃就寝。明日が楽しみで仕方ない、“ワクワク”がなければダメな体質なんですオレ。
  1. 2005/07/07(木) 19:05:54|
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NLGRと斎藤清六

7月4日(月)

 いつもの時間に起床。けっこう強い降りの中、本日も夕方まで出仕事。本当なら帰りがけに『薔薇族』編集部へ現時点で上がっている原稿を届けにいくつもりだったのだが、夜中のうちに溝口哲也くんから、先月名古屋で開かれたゲイの祭典『NLGR』のリポート原稿が届いていたので、訪問を延ばし、それも含めたものを明日持っていくことにする。
 降り続いていた雨、帰途につく頃にはいったん上がる。ドラッグストアでチオビタやらカロリーメイトやらキシリト?ルガムやらを大量に買い込み、六時前に帰宅。『バディ』編集部から、原稿のゲラがFAXされてきていた。
 雑用を済ませてから、七時より仕事開始。テレビはアニメ『ブラックジャック』。新幹線騒音に悩まされている男の話なのだが、オレの知ってるその話とずいぶん違う。これって原作では、怒った男が新幹線にむかって投げた石が跳ね返り、そいつの女房に当たって大怪我する話じゃなかったっけ? やっぱり列車の進路妨害が相次ぐ昨今、石をなげるのはマズイか。
 八時からは『テレビのちから』。心臓移植か何かをしたがっている少女に四〇〇〇万だかの手術代をカンパしてやってほしいと先週呼びかけたところ、じつに一億円以上もの善意が集まったという。少女サイドの誰かが「『テレビのちから』の力はすごいですねぇ」と言っていたが、なんだか『欽どこ』の斎藤清六のお決まりフレーズ、「『村の時間』の時間がやってまいりました」を思い出して笑ってしまった。不謹慎ですかねアタシは? 斎藤清六といえば、二十歳くらいの頃、地下鉄丸の内線に飛び乗ったら、目の前に立っていてビックリしたことがあった。しかしそれ以上にビックリしたのは、ひと月くらい後に再度、丸の内線に飛び乗ったら、またも目の前にいたことだ。デジャヴかと思った。しかし、その後は一度も出くわしてないから、「二度あることは三度ある」っていうアレ、アレは嘘だね。
 と、こう書くと、なんかテレビばかり観ているみたいだが、仕事の手はずっと休めていない。今夜中に上げてしまわねばならないものが山のようにあるのだ。まず急いでいるのが小説。挿絵を発注せねばならないので、とにかく早く上げなければ! 必至の形相で書き進め、一〇時半にようやくアップ。あわてて阿部一彦氏に指示書といっしょに送信。次は溝口くんの原稿レイアウト。画像がまだ届かないので、とりあえずアタリだけとって組み上げる。その後は『バディ』のゲラチェック。二カ所の訂正部分を送信したら、もう零時過ぎになっていた。しかし、これで今月の入稿分はおおかた片付いたので安堵する。『きらきらアフロ』を観つつ、『ポパイの時代』の続きを読みつつ、三〇分弱ほどまったりとした時間を過ごす。一時過ぎに就寝。やや肩の荷が下ろせたかなぁオレ。
  1. 2005/07/05(火) 22:50:53|
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スターウォーズと伝統芸能

7月3日(日)

 目覚ましに五時半に起こされる。が、身体に力が入らず、半睡半覚状態のままベッドでウダウダ。結局、仕事をはじめたのは七時すぎであった。
 七時半、特番が続いたせいで二週間ぶりになる『魔法戦隊マジレンジャー』。今日は第二部ともいえるストーリーの幕開き編なのだが、イマイチ盛り上がりに欠ける感じ。敵方の“地底冥府インフェルシア”の幹部キャラがショボいせいか? 前回おっ死んだ“凱力大将ブランケン”に代わり、“魔導神官ミーメィ”というのが出てきたのだが、代わりにレギュラーである“魔導騎士ウルザード”が姿をくらましてて、やたらとフラストレーションがたまる。今後はこの両者の存在がストーリーの鍵となっていくはずなのにぃ! 早く両者をカラませろ!! 最近、磯部勉演ずるウルザードの声(メチャメチャしびィ????!!)を聞かないと日曜になった気がしなくなっているので、そういう意味からも非常に精神衛生上よろしくない。話は違うが、顔出しの仕事も多く、いわゆる「声優サン」とはちょっとニュアンスが違う磯部氏をキャスティングしたのは、やっぱり後にウルザードに仮面をとらせるためなのだろうか?
 空は、いつ降り出してもおかしくないような曇天。そのせいか、空気がひんやりしている。窓を開けておくと、非常に涼しい。エアコンなしで事足りる日というのは本当に久々である。
 『仮面ライダー響鬼』を観終わったところで、映画評を書くためのビデオをかける。すでに一度観てはいるのだが、どうも頭の中でストーリーがこんがらがっている。まとまらない。整理がつかない。脳内に断片はいくつも転がっているのだけれど、それが組み合わさらないのである。作業はかなり難航の模様。というか難航した。ブランチをはさんで、苦心惨憺の末、なんとか四時頃、完成。その後、べつのコラムにかかっていたら六時過ぎ、阿部一彦氏より「イラスト上がりました」とのメールが入る。ありがたし。さっそくレイアウトに組み込む。
 九時から『スターウォーズ/エピソ?ド4・特別編』。これの日本公開時、オレは中学二年だった。事前に放送された“オールナイトニッポン四時間生ドラマ”がかなり面白かった(ルークは神谷明、レイアが藩恵子、総統モフ・ターキンがなぜか故・山田康雄だった)ので、楽しみに劇場まで足を運んだのだが、映画のほうはラジオドラマほど面白くなく、途中で眠ってしまった。オレはつくづく“字幕”とは相性が悪いんだなぁ。というか、日本の吹き替え技術は世界でも最高水準なんだから、併せて日本語版も上映すべきだったのである(最近はちゃんと両方あるようだが)。もうそろそろアテレコは“伝統芸能”として公的に保存していくべきであろう。歌舞伎なんてのはもう優遇され尽くしてるんだから、あっちへかけていたものをこちらへまわせばいい。そして“広川太一郎”とか“野沢那智”といった大御所たちの名は大名跡として代々継承していくのだ。観たいなぁ「七代目熊倉一雄襲名披露“ヒッチコック”生アテレコ」とか。
 SWのあと、広末涼子がゲストの『新堂本兄弟』を観ながらま零時すぎまで仕事。明日も早いのでそこで終了とし、就寝。本日は東京都議会選挙だったが、それについての言及は避けさせていただきますオレ。
  1. 2005/07/05(火) 22:50:01|
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エアコンとくたばれ“恋愛至上主義”

7月2日(土)

 昨夜(というか本日未明)、目覚ましかけずに寝たら、なんと九時半まで惰眠をむさぼってしまった。世間一般の感覚ではそうでもないだろうが、オレとしては信じられないような大寝坊である。かなりアセる。ちなみにオレを目覚めさせてくれたのはゆうパックの配達員であった。イラストレーターG氏が、不要になった洋物エロビを送ってくださったのである。感謝! 頂戴しましたものはありがたく「活用」させていただきます。
 ハンパな時間になってしまったので仕事をはじめる前に、まず雑用の片づけにかかる。一〇時過ぎ、決戦のための籠城にそなえ、丸正で今日明日ぶんの食料を暢達。キャベツを買い込み、お好み焼きをしようと思ったら、賞味期限ギリギリ(正確には昨日まで)のうどん玉がふたつ見つかったので、急きょメニューをカレーうどんに変更する。朝日ニュースター『愛川欽也のパックインジャーナル』を観ながらブランチ。
 正午から仕事開始。ただひたすらにキーを叩き続ける。ずっとエアコンつけっぱなしなので電気代がやたら気になるが(これが貧乏人の性)、かといって切ったら暑い。窓をあければ蒸す。これが都心在住のツラさである。これが郊外、たとえば月イチ通っている八王子とかならば全然違う。お天道様に照らされての暑さは似たり寄ったりだが、室外機の熱風量が圧倒的に少ないので、まとわりつくような不快感が感じられない。「オレが子どもだった頃の夏」があそこにはまだ残っている。
 日が暮れるが、仕事の手は止まらない。なので夕飯はカロリーメイトにヨーグルト。あと牛乳。七時頃、気分転換に入浴。風呂上がりのお楽しみは、チオビタドリンクのロック。安上がりな晩酌だこと。八時、阿部一彦氏に当座頼める分だけのイラストを発注してから、また仕事。
 本日の『めちゃイケ』は、岡村と矢部との『恋するハニカミ』パロディ。しかしあまり面白くない。どうしてなのかと思ったら、元の番組自体があまり面白くないからだ。“恋愛”を見世物にする(それがたとえ疑似だとしても)ということが、どうにもオレは好きになれない。『あいのり』なんて、うっかり目にしてしまうたびに「これに出てるヤツ、これを観てるヤツ、これを作ってるヤツ、みんな死ね!」とマジで思う。ああいうものを判断力のないガキの時分から観ていたら、さぞや筋金入りの“恋愛至上主義”人間が完成することだろう。夢よりも“恋”、仕事よりも“恋”、なんでもかんでも“恋”が中心! あぁ、気色わりぃ。PTAは、『ロンドンハーツ』なんかより、こっちのほうをワースト1指定するべきではないのか? あっちもかなりくだらない番組だが、少なくとも『ロンハー』には「色恋なんて、そんなキレイなもんじゃねぇんだよ」と知らしめてくれる効能がある。
 イライラしながらも仕事続く。『エンタの神様』はいいかげん、コントの台詞をスーパー表示するのをやめたらどうか。演者もやりにくかろうし、なにより視聴者をものすごくバカにしている気がする。だけど、最近のお笑いファンというのには、こういう過剰なサービス(と言えるのか?)が必要なのかなぁ。たんに「耳で聞いただけ」では内容を理解できないのかもしれない。そう考えると、お笑い番組なのに全然「笑えない」。むしろ怖くなってくる。
 零時過ぎ、集中力に限界をきたしたので今日の業務は終了することにして就寝。自分に課した本日分のノルマはまだ終わっていないのだが、明日、早起きしてやればいいよな、と自分を甘やかすオレ。
  1. 2005/07/05(火) 22:48:18|
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ユニクロと「オレはゲイじゃないんだね」

7月1日(金)

 ほどほどの時間に起床。今日から七月。先日のバカ陽気ほどではないが、それでも蒸し暑いなぁ、朝だというのに。もったいないけど不快感には勝てず、エアコンの除湿をかける。
 七時頃から仕事。今日は夜、呑みの約束があるので、それまでになんとか目鼻をつけておかねばならぬ。十一時頃にブランチをとった以外はずっと机に向かう。勤勉だのぉ、と自分をホメてやりたくなる。
 ワイドショーはろくなものがないなぁ。若貴の兄弟確執を超えるようなネタが出てこないで、あちらの一人勝ちという感じ。“杉田かおる、離婚カウントダウン!?”も“中尊寺ゆつ子の遺骨をめぐる実母VS夫”も、どうも今ひとつインパクトに欠ける。『渡鬼2』の再放送で、最近やたら売れっ子となった伊藤淳史の子役時代(当人は記憶がないそうだが)を観ながら、「こいつも、えなりも、ちっちゃい頃から顔がほぼ完成されてるなぁ」とふと思う。ついでに言うと、浅野温子もそのクチだ。『高校大パニック』に出たとき(たしか十六)、すでにみんなのよく知るあの“温子サン”の顔になっていた。そういえばオレの顔も中三くらいの段階で固定されてしまっている。郷里に帰ると「変わってないから一目見てわかった」と昔の同級生とかによく言われたりする。そう言う相手のほうはたいがい「誰だコイツ」としか思えないオッサンになり果てているが。
 十一時、ティケィマテリアルのK氏よりケータイに着信。例の会員制ネットがプレオープンしたとのこと。打ち合わせ少々。まだデザインしか一般公開されていないが、なかなかカッチョよく出来上がっているので、ご覧になって興味を持たれた方は、本オープンの際にはぜひ会員になってくださいませ(http://www.navigaytor.jp/)。この日記の購読料、とでも思って。いや、マジで面白いから。
 五時までコツコツ原稿書き。シャワーを浴びたりして身支度を整え、六時外出。今日はじめて外の空気を吸ったわけだが、かなりムワッとしている。温度は高くないが、湿度がメチャメチャある。五分も歩いていると全身がじっとり汗ばんでくる。
 明治通り沿いの早稲田のナントカ校舎(よく知らない)前のユニクロを覗くと、うまい具合に二九インチの白パンツが二本あったので即買い。裾上げに三〇分かかるというので周囲をぶらついて時間をつぶすことに。カードで金をおろしたり、『オリンピック』を覗いたり、一〇〇円ショップで買物したり。
 七時、パンツを受け取り(受け取りカウンターでか?な?り?待たされた。専門のカウンターを設けるなら、レジ要員とは別に、こちらを中心に動けるスタッフを用意するべきではないか?)、徒歩で二丁目へ。新宿通りのあおい書店で待っていると、今夜おつきあいいただく、おぐ氏到着。近場のラーメン屋で夕飯(オレはチャーシュー冷やし麺、おぐ氏はこの暑いのにフツーの海苔ラーメン)を済ませて、八時、タックスノット。この店は、カラオケとか過剰なBGMとかに邪魔されずに「他人と話せる」のがいい。ちなみにこの日、オーナーのタック氏は渡米中だとかでお留守。
 しばらくすると『AAJ』の歌川泰司氏、来店。彼とはほとんど来るたびに出くわすが、一体どのくらいの頻度で通っているのだろうか? と、ときおり不思議に思う。おぐ氏から、オレの「白と黒の人」化計画のことを聞いた歌川氏、「白と黒はべつにいいんだけど、それならばもっと上質で仕立てのいいものを着てよ?」と。うーむ、こんなナリをしてても(失敬!)歌川氏というのはやっぱり「ゲイ」なんだなぁ、と感心する。ゲイの皆さんというのは大なり小なりファッションについて一家言お持ちのようだが、オレは九割五分「オタク」なんで服に金とかかけるのはかなり抵抗がある。おなじ金をかけるなら、やっぱり本とかを買ってしまう。ていうか、服を買いにいくと著しく気力と体力を消耗してしまうのだ。オタクにとっての服屋は、スーパーマンにとってのクリプトンナイトのようなものなのだ(いや、もちろん着道楽のオタクというのも大勢いますがね。オレみたいな書籍系は大体、服には無頓着)。ということで改めて、自分は「同性に欲情はするが“ゲイ”ではない」のだということを思い知らされたのであった。
 パレードの実行委員会議がある、という歌川氏が去ってからも話は続く。この日記についても少々。最近、「オレにうかつに話をするとなんでもかんでもココに書かれるのではないか」と戦々恐々としている人がいるようだが、そんな心配は不要である。オレが赤裸々に書くのは「ゲイマスコミ(人)の動向」のみ。そしてそれは、ゲイマスコミという不明瞭な世界の中に「聖域」だとか「偶像」「虚像」といったものを作らない(作らせない)ための措置なのだ。“謎のベール”なんてものがかけられていると、人はついついその中に「神格化されたもの」を見いだして(勝手に作り上げて)しまう。実際はただのバカなのに、実態が隠されていたりすると、やみくもに崇拝・信奉したりする人間(こちらもバカだね)というのが出てきてしまうのだ。ゲイマスコミというのは特に、「虐げられている僕らを“解放”するために日夜頑張ってくれている“尊い方々”の集まり」みたいに考えてしまう読者が生まれがちなところなんで、そのあたりを日常的にキチンと知らしめ(否定し)続けてゆかねばならぬ。この日記というのは要するに、オレも含めて「執筆者だの編集者だのといったって、実際はみんな全然たいしたこたぁねぇんだよ」とわからせるためのものなのだ。ゆえに、「下半身事情」みたいなのは書きません。『噂の真相』じゃないんだから。そもそもオレ自身、そっちに関することはまったく公表していない。当たり前だよ。誰とどんなセックスしてるかなんて、赤の他人に聞かせてやる義理なんかないんだから。日頃、ゲイに「もっとしたたかになれ!」と言っているオレが、そんな愚直なマネなんぞするわけがござんせんでしょ。というわけで、心配してるオレの周囲の方、あなたの抱いているのは杞憂というものですゾ。
 零時半頃、辞去。新宿駅近くでおぐ氏と別れ、徒歩で帰宅。一時頃到着。入浴後、しばしウダウダした後、二時頃就寝。今日はホントによく働き、よく遊んだなぁオレ。
  1. 2005/07/05(火) 22:47:27|
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同性婚とアンガールズ

6月30日(木)

 定刻に起床。やや激しく雨が降っている。雨自体はうっとおしいが、梅雨時に降らないのはやっぱり困るので、これは喜ぶべきことだろう。報道によると、新潟は洪水、香川は渇水なんだそうだ。狂ってるなぁ日本列島。不謹慎なのは百も承知だが、「上は大水、下は大火事、な?んだ」というなぞなぞを思い出してしまった。関東周辺はここしばらく気持ち悪いほど何もないが、ウカウカしてるととんでもないのが押し寄せてくるやもしれない。人間、「明日は我が身」という言葉をつねに忘れてはいけない。
 ネットニュースで、こんな報道が。
【カナダで同性婚合法化へ、下院が法案可決。世界3番目…………カナダ下院は28日、同性間の結婚を合法化する法案を158対133の賛成多数で可決した。上院での可決は確実で、近く成立する。オランダとベルギーに次いで、同性婚が合法化される3番目の国になる。カナダの大半の州ではすでに同性婚が認められ、米国など国外から結婚式を挙げるために訪れるカップルも多い。これまで10州のうち8州の裁判所が「同性婚の禁止は、憲法で認められた平等の権利に反する」との判断を下し、連邦最高裁が昨年12月、国レベルでの合法化を進めるよう勧告していた。同性婚を認める法案は、今年4月、スペインでも、下院で可決されている。フランスやスウェーデンなど多くの欧州諸国では、同性間のパートナー登録による事実婚が容認されている。米国ではマサチューセッツ州が昨年5月、州として初めて同性婚を合法化した。一方で、昨年11月の大統領選に合わせて行われた住民投票では、11州すべてで同性結婚を禁じる法案が成立するなど、国を二分する問題になっている。】
 この場合は文字通りの「同性婚」のようだが、それに類する、あるいは準ずる利益が得られる制度(フランスのPACSとか)というのも世界には色々ある。日本のゲイは十把一からげに「同性“婚”」と捉え(男女の婚姻を単に同性同士に置き換えただけのもの)、やみくもに夢みたり、かたくなに反対したりしているようだが、そんな単純なものではないのだ。戸言っても、オレも決してちゃんと理解できているわけではない。昨年から色々な勉強会に出ているのだが、無学な者にはどうにも難しすぎる話である。このテーマは“結婚コーナー”などをずっと設けてきた『薔薇族』としてはなんとしても取り上げていくべき種類のものなのだが、それを「わかりやすく」説いて聞かせてくれる“講師”の役を務めてくれる人間というのがなかなか見つからない(何人かに依頼はしてみたのだが、なかなか色よい返事はいただけていない)。誰か「この人はいいよ!」という逸材がいたらご紹介いただきたいものである。
 朝から夕方まで出仕事。不在通知郵便の再配達を電話にて依頼する。夕食・入浴後、雑用を片付けていると配達員がやって来た。持ってきたのは還付金の為替である。低所得者なので貰える(と、つい書いてしまうが、あくまでも「多く払いすぎていたものを返してもらう」だけなんだよな。自分の金だ!)額も微々たるものだが、それでも「徴集」ではない書類を税務署から貰うのはとても嬉しい。
 深夜まで真面目に仕事。テレビでは『少女B』。“アンガールズの髪の短いほう”が坂口憲二ぱりのヅラをかぶり、競パン姿(ガリガリ)を披露していたが、これでヌこうという奇特な人間というのは果たしているのだろうか。一応、その場面は録画しといたんで、もしもチャレンジャーの方がいましたら言ってくださいな。
 パソコンを落としたあと、しばらくボーッとしてから二時頃就寝。還付金で、サテなにを買おうかなぁオレ。

  1. 2005/07/05(火) 22:46:18|
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