本日の○○(仮)

いろんなモノを書いたり『薔薇族』作ったり、幅だけはやたら広くやってるおっさんの身辺雑記です。オレに関心ない方にはあまりお勧めできないかもね(笑)。

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書評『エロの敵』(安田理央・雨宮まみ/翔泳社/1500円+税)

 この本の第一印象は、
「あ、教科書」
 だった。本文の書体(フォント)、級数(フォントサイズ)、組み方、どれをとってもあの懐かしい学業の友を彷佛とさせるのだ(ついでに手触りやの重量感も)。そして構成がまた一段と「教科書」。ワンテーマが最大でも二・五ページと短く、編者の感情を極力排した簡潔かつ客観的な文章でまとめられたそれらが、淡々と積み上げられていくのだ。
 いや、体裁や構成の話ばかりしていても仕方がないな。肝心の「テーマ」の話をせねば。
 ビデオデッキの一般家庭普及にはオマケAVが大きく貢献した、という四半世紀も前の逸話を持ち出してくるまでもなく、「エロ」の持つ力には底知れぬものがある。レンタルビデオ店が全国津々浦々にあれほど急速に広まっていったのも、やはりエロパワーあってのものだろう。健全なるロードショー映画だけでは、あれほどの隆盛は極められなかったはずだ。絶対。
 そのエロがいま急速に活気を失いつつある。いや、正確には「商材としてのエロメディアが」だ。インターネットで入手できる無料オナニーツールの台頭はいちじるしいので、一般ユーザーには「エロの衰退」などと言って全然ピンと来ないかもしれないが、危機的状況にあるというのは誇張でもなんでもない。エロで食っている人々は個人差はあれど、ほぼ例外なく青息吐息の状態なのだ。しかしまぁ、
「人間に性欲のある限りエロの需要が落ちることはない。だから、エロは不況に強い」
 なんてお気楽な都市伝説的学説(?)が、一般マスコミ人の間ではいまだ信じられているそうなのだから、シロート衆が気づいていないのも無理はないか。
 本書は、今日の未曾有の危機の原因が何であるのかを探るべく、アダルトメディアの歴史を、ヌードグラビア誌の元祖といわれる『100万人のよる』が人気を集めた昭和三十年代までさかのぼりながら検証したものである。冒頭で「教科書」と書いたが、まさにエロ界の「歴史教科書」。一時代や一分野を、特定の集団などを通して思い入れたっぷりに語ったものは過去にもいくつかあったが、これほど「広範囲」で、かつ「事実の列挙」に徹した資料というのはおそらく前例がない。
 閑話休題。タイトルに用いられている「エロの敵」とは、従来のそれであった官憲やPTAなどを指すものではない。それらによる「規制」「糾弾」というのは、仕組みがいたって明解であるから敵としては御しやすい。裏をかくことも比較的容易にできるし、逆に利用することだって可能なのだ。
 安田・雨宮両氏が「敵」としているのは、そんな単純なものではない。半世紀以上も連綿とつづいてきたエロ文化の存続を危ぶませている、「何か」のことなのだ。その「何か」とは単独のものではない。複数の要因が複雑にからみあって誕生したキメラのような怪物なのだ。本文の導入部で私は、
「インターネットで入手できる無料オナニーツールの台頭はいちじるしい」
 と書いたが、このあたりがその怪物の中核、関係者の誰もが認める目下最大の「エロの敵」であろう。最終章「エロは無料の時代」において安田氏は、AV業界に大打撃を与えている「ファイル交換ソフト」に触れ、国家機密の漏洩事件などで一躍悪名をはせた「Winny」について、アングラネットの事情通という人物からこんなトンデモナイ証言を引き出している。
「ほとんどの人気AVは見つかりますよね。S1の新作なんか、発売日の前日に流れてますよ。どうも中国の方のサーバーから来てるみたいなんですけど。(中略)こういうファイルを流してるのは、職人って言われてる人たちなんですよ。自分でDVDを買ったりレンタルして、データを吸い出して編集して、ジャケットのデータまでつけて流してますからね。どうしてわざわざそんなことをするかというと、単に喜ばれたりチヤホヤされたいだけなんです。いわばボランティア。それによって、メーカーに打撃を与えようなんて悪気はないんですよ」
 うひゃあ、これでは業者はどうやったって勝てるわけがないではないか。躊躇というものを知らないぶん、悪意のない暴力くらい恐ろしいものはないのだ。いや、ノンキに悲鳴などはあげてられない。私自身、「エロにどっぷり」と言うほどではないが、それでも半分くらいは浸りながら仕事している立場なのだから。他人事みたいな顔して語っている場合ではないのだ。
 果たしてこの状況に対する有効な対抗策はあるのか? という話になるのだが、安田氏は本書をこんなふうに締めくくっている。
「これだけ『エロはタダ』という概念が定着してしまった今、アダルトコンテンツを売るという発想では、難しくなっていくだろう。『エロは貴重なものである。だから買うべきだ』という従来の前提を捨て去り、全く新しい考え方が必要になるのだ。(中略)今から10年後、今の30代が40代になり、20代が30代になった頃、アダルトコンテンツはどんなユーザーが支えることになるのだろうか? 誰もエロにお金を払わなくなったとき、エロメディア、いったいどう変化するのだろうか?」
 そうなのだ。巨匠ミヤザキの大作アニメと同様(笑)、長い時間をかけてどれだけ語り尽くしたところで、答えなんか出てくるわけがない。このテーマは、それほど大きく、複雑な、構造的問題なのだから。タダ、無料、フリー、ロハという響きはたいていの人間が歓迎するものである。しかし、「タダより高いモノはない」という言葉があることも、人は知っておかねばならない。
「タダのエロ、万歳!」
 と我が世の春を謳歌している御仁は、そのあたりのことはキチンと考えておられるのだろうか? 未曾有の状況であるのだから、果たしてその後になんらかのシッぺ返しが来るものなのか、もしも来るとしたら一体どのようなモノなのか、皆目見当がつかないのである。ひょっとしたら取り返しのつかないような事態がこの先に待っているのかもしれないが、それはそれで甘受しなければならないでしょ。自分たちが進んで選んだ道なんだから。
 おっと、話がちょっと「タダエロ論」に偏りすぎてしまった。無料コンテンツは確かに「敵」のひとつではあるが、決してそれが全てなわけではないのだ。先に述べたように、「エロの敵」とは複合的な怪物である。それと闘っていくためには、全体を把握し、総合的に対処していく必要があるのだ。そのためには、エロを愛する一人ひとりが現実を正しく見据え、冷静に策を練らなければならない。
 その際に、この「教科書」はきっと真価を発揮すると思うのだけれど。
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  1. 2006/10/31(火) 13:20:12|
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老会と狂った調子

10月29日(日)

 六時半起床。正午まで雑用のあと、外出。京王線で八王子まで。ヨドバシカメラなどを覗いてから三時、バーstreamで月イチ開かれている“ゲイの老後を考える会”に。今回は主催者の勝山氏の体調がすぐれずスタートが遅れたうえ、集まったメンバーも大半が恒例のアフター食事会に出ないで帰ってしまったので、イマイチ活気に乏しい感じがした。なのでオレもいつもより早く、九時前に、新宿まで出るという常連のTくんとともに辞去。車中、人物月旦などをあれこれ。ゆくゆくはモノカキになりたいというTくんにエラソーにもちょこっとアドバイスなどする。新宿駅でTくんと別れ、帰宅。風呂上がりに時計を見るとやっと十時。ふだんの月なら、「ではボチボチおいとまします」と腰をあげる時間である。十一時半就寝。先月は店側の都合で一回休みとなった老会だが、やっぱりひと月開いてしまうと、主催者側も参加者側も、ちょっと調子が狂ってくるのかな? と思ったオレ。
  1. 2006/10/31(火) 09:26:51|
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書評と画廊

10月28日(土)

 七時起床。朝食のあと、『エロの敵』書評のつづき。正午外出。高田馬場の古本屋で資料をあさったあと、地下鉄で銀座へ移動。二時半、とやまみーやさんの参加している官能画家のグループ展へ。みーやさんはまだ来ていなかった。二十分ほど鑑賞してから辞去し、JR経由で帰途。三時半ごろ帰宅。一息ついてから早めの夕飯を済ませて、入浴。書評のつづきにかかる。八時、やって来た千葉向月さんから届けものを受け取り、また原稿書き。出版文化、出版ビジネスの根幹にもかかわるテーマを扱っている本なので、なかなか難しい。九時半くらいまでやって今日は終了。ごひいき芸人が出ていないときは観るべきもののまったくない『エンタの神様』を観るともなしに観てから、十一時就寝。馬場の古本屋めぐりは久々だったなぁオレ。
  1. 2006/10/31(火) 09:25:59|
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文学氏とツンデレ

10月27日(金)

 七時起床。昨日、目を使いすぎたせいか、やや頭痛がする。朝食のあと、昨夜のBS2『奥さまは魔女』の再放送録画を。今日のはサマンサの身内のなかではずばぬけて善良だが魔法がカラッペタな“クララ伯母さま”の初登場編。このキャラクターはアニメ版『デビルマン』のララ同様(そういえばあちらもアーパーキャラだったな)、視聴者の予想外の人気を得たらしく、主役をつとめる回もしばしばあった(ピサの斜塔はなぜ傾いたか、の話とか)。ちなみに今回は“黒装束にカギ鼻のシワクチャな老婆”というステレオタイプな魔女のイメージ画をダーリンが広告主に命じられるまま描いたことに「こういう誤った先入観を助長するようなものを、どうして魔女の夫であるあなたが作るの!?」とサマンサが激怒する場面があった。『奥さまは魔女』はじつは笑いの中に社会性の高いテーマ(有色人種差別だとか)をさりげなく盛り込んでいる作品なのだが、これはひょっとすると同性愛者問題の暗喩? それにしてもサマンサの吹き替えをしていた北浜晴子はイイ声してるねぇ?。物心ついた頃からもう何十年も聴いているが、何度聴いても惚れ惚れするよ。ちなみにダーリン役の柳澤眞一氏がいま“ロト6”のCMに常磐貴子といっしょに出ているが、果たしてどのくらいの人がそれに気づいているのだろうかね。
 十一時、外出。代々木まで行き、ブックオフを覗いてから南新宿駅より小田急線で下北沢へ。古本屋をいくつか覗いてから一時、伊藤文学邸。まだ食事中とのことで、近所の喫茶店にて待つ。ドトールやスタバとかとは対極にある、いわゆる昔ながらの“街の珈琲屋さん”。ほどなくいらした文学氏と、『薔薇族』の今後についてあれこれ話す。今後の展開について意見を述べたあと、「名前でネット検索してくる人も多いんですから、著名人と交流を持ったらとにかくすぐブログに書いてください」とのアドバイスもしておく。店を出て、今度は近所のラーメン屋へ。お昼をご馳走になりながら、さらに話す。かれこれ二時間近くも話してしまった。文学氏の書斎写真の掲載された雑誌『男の隠れ家』を頂戴し、辞去。小田急線経由で三時半ごろ帰宅。
 夕食後、入浴を済ませてから、知人のライター・安田理央氏からご献本いただいた新著『エロの敵』(翔泳社)の書評原稿に着手する。このところバタバタしていてなかなかきっちり本を読む時間が取れず、ようやく昨夜読了したのだ。八時からは『太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中』。議長役をつとめる日テレアナウンサー、森富美は仕切りはホントに上手いなぁ、といつもながら感心。海千山千の政治家オヤジを黙らせる手際の良さは阿川佐和子と双璧をなすが、阿川が“だだっ子をなだめる母”であるなら、森はさしずめ“冷徹なキレ者女上司”である。“ツンデレ”系のマニアは様々な妄想をいだきながら彼女を観ているに違いない。
 原稿書き、九時まで。寝床で資料を繰りながら、『薔薇族』関連の企画に思いを馳せる。テレビは『中居正広の金スマ』。本日は、元“電脳アイドル・チバレイ”こと千葉麗子の波乱万丈伝。負けん気の強さには素直に感心するが、やや生き急ぎすぎている気も。「ジュウレンジャーのメイが、僕の初恋相手だったんですよ?」と言いながら迫ってくる南海キャンディーズの山ちゃんに、あからさまな嫌悪感を隠さないところが「オタク人気でのし上がったがオタクのことは基本的には嫌い」なチバレイらしくていいね(笑)。十一時半就寝。『薔薇族』とその発行元である“第二書房”を“特殊文化遺産”としてなんとか後世に遺したいのであるオレは。
  1. 2006/10/31(火) 09:25:04|
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新連載と“タマゴ形ゲーム”

10月26日(木)

 友人のアパートで、初対面の“自称・プロデューサー”からウチの自主制作映画に出てくれといきなり頼まれ、ロケ地行きのタクシーに乗り込むが、「で、どこまで行くの?」と訊いたら「広島」と当たり前のように言われ、うわ?、腰が痛くなりそうだなぁ……とウンザリしたところで眼が覚めた。ゆうべ寝しなにイライラしたせいで観たのかもしれんな、こんなくっだらない悪夢(奇夢?)。
 七時半起床。テレビ朝日『スーパーモーニング』では、例のソフトバンクの“同社ケータイ間での通話・ショートメール無料”につづく“新規購入・機種変更も〇円”というニュースを。どうも通信革命というより、一般大衆の目には孫正義氏のヤケッパチというふうに映るのだが、果たしてそこに勝機はあるのか? ノルかソルかの大勝負だが、もしもこれでコケたら、きっと東京スポーツとかには「孫さん、“予想外”の損」みたいなベタな見出しが躍るンだろうなぁ、きっと(笑)。
 本日は終日、ゲイAVのリーディングカンパニー、コートコーポレーションのPR誌『CHECK』の新連載“影坂狩人のBIZARRE PRESS”にかかる。馬に食わすくらいあるネタ(マスコミの皆さん、遠慮なくお声をおかけください)の中からココ向きのものをチョイスし、ダダダダッと一気呵成に書き上げ、つづいてレイアウト(完全原稿での入稿、というのが先方の条件なのだ)。ここまではスムーズにできたのだが、問題はそのデータの先方への送信である。サイズは小さい(ほぼDVDのパッケージ大)とはいえ、四色カラーなのでメールで送るには容量が大きすぎるのだ。とりあえず中身の先方チェックだけは早く済ませたいのであれやこれやと工夫をこらすが、なかなか上手くいかない。裏ワザを使ってとりあえず確認用に使えるものを送れたのは、じつに七時近くになってからだった。送信がぶじ受け付けられたときにはドッと疲れてしまった。なので、今日の仕事はこれで打ち止め。
 夕食後、入浴。寝床読書。NHKの、タイトルはわからないがなんか“プロジェクトX”ぽい番組(あれほど大仰ではないが)で“タマゴ形ゲーム”の開発秘話とかいうのをやっていたので、「ハテ、“タマゴ形ゲーム”とは何ぞや?」と思い観てみると、なんのことはない(本日二回目だなこのフレーズを用いるの)“たまごっち”のことなのであった。固有名詞は極力出さないのが公共放送の常ではあるが、しかし誰が観たって「あ、たまごっち」とわかるものを、MC(茂木健一郎)も開発者当人も当たり前のように“タマゴ形ゲーム”と呼んでいる姿は滑稽であり、また不気味でもある(独裁政権下の言論統制を観ているようで)。このくらいは使ったって問題ないンじゃねぇの? と多分かなりの視聴者が思ったのではないか。十一時就寝。頭を使うのはなんてことないが、神経使うと非常に疲れるなぁオレ。
  1. 2006/10/31(火) 09:24:11|
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自堕落と緩慢なガチョ?ン

10月25日(水)

 七時起床。本日も朝から夕方まで出仕事。六時帰宅。きょうは仕事がずいぶん忙しく、視神経を酷使したため家出の仕事はせぬことに決める。夕食、入浴を済ませてから自堕落に過ごす。
 月曜に録画しておいた日本テレビ『極上の月夜』をやっとこさ観る。今回はレギュラーである美輪明宏の大特集。氏が「テレビでは絶対に歌わない!」と公言していた“愛の賛歌”(原語版)を番組が口説いて口説いて口説き落として歌わせる、というのが目玉なのだが、それに際して美輪サイドから出された条件というのが「カメラは固定したものをひとつだけとする」「編集は一切しない」の二つ。当初、ロングの映像が現れたので、このまま六分何十秒か続くのかと思いきや、そこはテレビ屋としての意地があるのか、超スローモーではあるがアップになっていく。そして上半身くらいまで寄ったところで、また同じようなスピードで引いていくのだ。それをリピートする様はどっかで観たことあるような気がする。なんだったかなぁ……と考えたら、ようやくわかつた。なんのことはない、コレは緩慢な“ガチョ?ン”なんである(笑)。そう気づいたらおかしくって。苦心が裏目に出る、というのはこういうことを言うのだろうなぁ。また、感動の熱唱が終わったあとに流れたCMが“サラ金”というのも泣きっつらにハチ。吸血ハイエナの力を借りて“崇高なる美”をうたいあげるンだから、おかしな時代だね現代ってのは。
 だらだらと無為な時間を過ごしてから、十一時、草々に惰眠をむさぼることにする。こういう日もたまには必要なんですオレ。
  1. 2006/10/31(火) 09:22:34|
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鬱封じと帰ってきたウルトラマン

10月24日(火)

 七時起床。本日も昨日に引き続き雨、しかも昨日よりも強く、との予報だったが、さほどのこともなし。鬱の最大の良薬は仕事、という持論にもとづき、今日は終日、忙しく過ごそうと決意する。午前中は数日来ひっぱってきた『バディ』企画の最終まとめ。昼過ぎに終えて、某版元二社へ送る荷物の荷造り。済ませて、スーパーへ買い出し。戻って、ゆうパックに集荷の依頼電話を入れる。つづいて料理。余ってしまっているオムレツのアンコにジャガイモを加えてカレーに改造する。終えて『バディ』企画を送信。済ませて書庫部屋で資料整理。途中、ゆうパックを出荷する。
 作業中はずっとワイドショーをつけっぱなしにして、藤岡琢也氏の葬儀の模様を観る。娘役の女優たちが役柄の姉妹順に並んで着席しているあたりに“テレビ葬”というものの神髄をみた気がした。この葬儀、TBSは看板番組の主役俳優との別れの儀ということで破格の扱いに。『2時っチャオ!』では、正味の放映時間のじつに三分の二を費やして流していた。参列者のなかに大和田獏がいたが、テレビ朝日の『ワイドスクランブル』の生放送を終えて駆けつけたのだろうか。さっきまでスタジオで葬儀を報道していた人間が、いつの間にか報道される側にまわっているのが、不謹慎ではあるがちょっと面白かった。祭壇には藤岡氏、というか永年われわれが見慣れた“岡倉大吉”に扮しての(だと思う)遺影が飾られていたが、じつにイイ雰囲気をかもしだしている。メガネにチョビヒゲというあのお馴染みの風貌はご自身の発案によるものらしいが、視聴者が観ているだけでホッとする“おかくらのおとうさん”のキャラクターは、氏の永年のセルフプロデュースと役柄とがみごとに融和・調和し、結実したものであると思う。あらためて合掌したい。
 五時半すぎ、AVビデオメーカー、コートコーポレーションから連絡あり。以前に持ち込んでいた紙モノ企画を、PR誌『CHECK』のリニューアルに合わせて、とりあえず“お試し”として通してくださるとのこと。ありがたし。さっそく“次号より連載開始”との予告を入れてくれるそうなのだが、その入稿締め切りがなんと明日! ついては連載タイトルが大至急ほしいとのこと。とりあえず「一時間だけ待ってください」とお願いしていったん電話を切る。うろうろと歩き回ったり、資料をひもといたりしながら思案することしきり。真面目系からおちゃらけモノまでいくつかひねり出した中から、「影坂狩人のBizarre Press」に決定。これならばどんなコンテンツをもってきてもOKである。その旨を伝えて、一息つく。
 夕食、入浴のあと、八時からは『躍る!さんま御殿』。『超星艦隊セイザーX』のビートルセイザー・ケイン役などで活躍する三浦涼介が、じつは三浦浩一と純アリスの息子だと知って驚愕! しかし言われてみればあのエキゾチックジャパンな顔つきは、往年の人気ドラマ『ママはライバル』(『奥様は18歳』から連綿とつづいたコメディシリーズの一本)で岡崎友紀を「ツバサチャ?ン」と呼んでいた混血美少女を彷佛とさせなくもない。嗚呼、なつかしいなぁ『ママはライバル』。あのシリーズの常連である富士真奈美が自称“お隣のお美しい奥様”というのを演ってて……って話の主旨が変わってるワ(笑)。とはいえ彼は生得の“華”というか、一種独特のオーラを持っている。最初に観たのは『金八6』の性同一障害の少年(少女?)・シゲル役(治療開始のプレッシャーにメゲそうになる鶴本直=上戸彩の前に現れ、助言と励ましを与えるキーポイント的存在)だったが、おっそろしく存在感があった(たんに“重要な役割をになったキャラだったから”とかいうのではなく)。ひょっとすると彼は、なにかの拍子に大バケするかもしれんなぁ。
 仕事、九時すぎまで。NHK教育のDIY講座だかなんだかを観るわけでもなくかけていたら、BGMのウクレレ演奏のメロディがどっかで聴いたことがあるようなもので、「なんだったかな??」と考えたら、なんのこたぁない『帰ってきたウルトラマン』であった。あんなCD、販売されてるのだなぁ。読書などをしてから十時半就寝。ゲイ・ホモ・オカマの皆さん、「影坂狩人のBizarre Press」をお楽しみに、とPRを忘れぬオレ。
  1. 2006/10/25(水) 19:36:26|
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一般に愛されたドラァグと久々の雨

10月23日(月)

 七時起床。ワイドショーでは藤岡琢也さんのニュースの陰で、こんな訃報も。
【ばってん荒川さん死亡………………俳優、肥後にわか芸人のばってん荒川さん(本名・米崎一馬)が22日、ぼうこうがんのため死去。享年69歳。荒川さんは1937年熊本市生まれ。18歳の時に即興喜劇の肥後にわか劇団「ばってん組」入り。19歳のころ熊本弁丸出しの「お米ばあさん」で人気になり、ラジオ、テレビタレントとしても活躍。東京や大阪進出後も、九州を拠点に活動を続けた。映画「トラック野郎」、ビデオ映画「静かなるドン」などに出演した。】
 女装キャラで人気を博したテレビタレント、としては先駆的な人であり、また、そのキャラで永年押し通した、という点では他の追随をゆるさない人でもあった(青島幸男も意地悪ばあさんで一世を風靡したが、あれはあくまで一ドラマにおける役柄でしかなかったからね)。昔からやってるなぁ、とは思っていたが、まさか二十歳前から婆さんだったとは! 全国区ではないのでピンと来ない方も多いだろうが、オレはけっこう好きだった。ある意味“一般大衆に受け入れられ、広く支持されたドラァグクイーン”と言えなくもない。お米ばあさんに合掌。
 今日は久々の雨模様。「男博」一週前の金曜、台風並の大荒れだった六日以来だからじつに二週間以上も晴天が続いたわけか。暗い曇天の中を朝から夕方まで出仕事。しかしオレが出歩くときはなぜか雨が避けてくれている感じで、傘もほとんどささず。雨に嫌われてる、という意見もあるが(笑)。六時帰宅。夕食、入浴のあと、メールチェック。チェリー木下さんへ、彼女らの組んでいるユニット「ASIAN TURKEY PARK」の公式サイト(http://asianturkey.main.jp/)へのリンクの件で一本送信。そのあと、アレコレやって九時まで。終えて寝床読書。『水曜どうでしょうclassic』観てから零時すぎ就寝。明日は今日より降るらしいです、という予報に鬱者としてはややゲンナリなオレ。
  1. 2006/10/24(火) 09:22:12|
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夕やけだんだんと自らを鼓舞

10月22日(日)

 七時起床。朝食のあと、雑用をこなして十時、外出。JRで西日暮里へ行き、「秋も一箱古本市」(http://sbs.yanesen.org/hako1/)というイベントを覗く。春と違って秋は四会場と半分以下の小規模なので、小一時間もあれば楽々まわれる。気軽な散歩として楽しめるのがいいね(春はオリエンテーリング、という風情で、あれもあれで楽しいが)。谷中ぎんざでは、テレビなどでよく見かける“夕やけだんだん”(商店街へとつながる大きな石段)と初めて対面する。昭和に青春期をすごした者ならばクスッとくるであろうネーミングである。地域の名所に、こういうイイカゲン(?)な名をつけてしまえるアバウトさというのは好きだなぁホント。三十円(!)のコロッケをかじりつつ、帰途に。正午すぎには帰宅。
 午後は『バディ』企画書の続き。しかしなかなか集中できず。ちょっと書いては資料を読み込み、の繰り返し。やはり鬱はしつこくへばりつき、幾度もフテ寝したくなってくる。が、ここでオチたらイカンと自らを鼓舞し、なんとか仕事を続ける。結局、夕食をはさんで八時すぎまで。その後はちょっと読書したり、伊藤文学氏のところへ電話をかけたりして過ごす。十時就寝。鬱になるとやたら眠たくてたまらなくなるオレの体質って、あんまり一般的じゃないのかね?(どうやらフツーは“不眠”になるらしいのだが、オレはよくよく精神が頑丈に出来ているらしい)
  1. 2006/10/23(月) 19:11:29|
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男前のオタクといいかげんな恰好

10月21日(土)

 七時起床。雑用のあと、朝食。そして企画書づくり。午後、仕事をしながら昨夜録音しておいた『唐沢俊一のポケット』を聴く。ゲストは『仮面ライダー555』の半田健人。といっても特撮の話なんかこれっぽっちもせず、徹頭徹尾“昭和歌謡”のことばかり。真鍋かをりから「喋らなければかっこいいのに」と面とむかって言われたという半田くんだが、ナルホドうなずける濃密オタクぶりである。今回は都倉俊一リスペクトを中心に話し、ピンクレディの話題が続いたが、ピンクレディといえば、オレはブーム時(中一くらい)、彼女らのことが嫌いで嫌いで、クサしてばかりいたっけなぁ。というのも当時のオレは深夜放送の影響でフォーク系が大好きで、世間の連中が熱中するチャラチャラした流行歌を目の敵にしていたのである。ピンクレディというのはその象徴たるものとして憎悪し、あれをこきおろすことで“選民”としてのアイデンティティを保っていたのである。今にして思えば「自民党とアメリカがすべての元凶!」とやみくもに言い張る社会党員のような……というか、悪いオタク特有の狭量さでしかなかったんだが、それに気づくのはかなり後になってからであった。後年、阿久悠リスペクターとなってから改めてピンクの歌を聴き直すと、その楽曲としての完成度の高さに驚かされたのだが、人間、経験をつまないと理解できないものというのは確かにあるんだよなぁ。
 三時半、外出。四時半、二丁目のベローチェへ。月イチ恒例の『薔薇族』予習。今月は一週早めての開催なのでたぶん誰も来ないだろうとタカをくくり、いいかげんな恰好で出かけたのだが、チェリー木下さんとちょろんげ氏が来た。二時間ほど話して七時、お開き。やはり他人とアレコレ話すと鬱がだいぶ散じるねぇ。ここ数日つきまとってきたクサクサがある程度軽減できたのは予想外の嬉しさである。軽やかな……とまではいかないが、まぁソコソコの足どりで徒歩で帰途に。半前に帰宅。夕食、入浴のあと、資料の読み込みなどをして十一時ごろ就寝。もっともっと忙しくしないとなぁオレ。
  1. 2006/10/23(月) 19:10:00|
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オムレツのアンコと寂しい宿命

10月20日(金)

 七時起床。雑用こなしてから『バディ』の連載原稿にかかる。テレビで安部総理と米国ライス国務長官の会談のニュースを観ながら、もしも首相が安倍ではなく“林”だったら「ハヤシライス会談」になったのになぁ……などとクダラナイことを考えてしまうのは疲れているからだろうか? いや、元からか(笑)。
 正午、『バディ』原稿完成し、送信。午後、ちょっと丸正まで食材の買い出し。戻って、豚ひき肉・ニンジン・タマネギを炒めて“オムレツのアンコ”を作る。卵焼きの間にはさめばオムレツ、ご飯と混ぜて炒めてケチャップで味つけすればチキンライス(豚だけど)、カレー粉でいためればドライカレー風おかずになる便利なものである。が、ちょっと量を作りすぎたきらいあり。果てしてオレはこれから何食、これを食らい続けることになるのであろうか?
 夕方、『薔薇族』原稿につける図版データを送信。一息ついてネットを覗くと、こんな訃報が!
【小料理屋「おかくら」主人役、藤岡琢也さんが死去………………人気テレビドラマ「渡る世間は鬼ばかり」の父親役などで知られる俳優の藤岡琢也(ふじおか・たくや)さんが、20日午後3時18分、慢性腎不全のため亡くなった。76歳。兵庫県姫路市出身で、1957年に劇団「葦」に入団。66年、NHKの連続ドラマ「事件記者」で大阪弁の記者役を演じ、一躍注目を集めた。この年の映画「丹下左膳・飛燕居合斬り」では、京都市民映画祭の男優助演賞を受賞した。その後もテレビを中心に映画、舞台と幅広く活躍。市井に生きる庶民を演じることが多く、頑固だが気は優しい役柄で親しまれた。「社長」シリーズなど東宝の喜劇映画にも脇役として欠かせない存在だった。また、インスタントラーメンのCMにも長期にわたって出演した。橋田寿賀子さん脚本の「渡る世間は鬼ばかり」には、90年の第1シリーズからレギュラー出演。小料理屋「おかくら」の主人役で人気を集めた。今年2月、人工透析中に気分が悪くなって入院。4月からの第8シリーズを降板し、療養していた。】
 奇しくも昨晩、渡鬼を観ながら、「宇津井“大吉”もすっかり馴染んでしまったけど、次回シリーズには藤岡琢也は復帰するのかな?」とフト思ってしまったところなので余計に驚いた。これでもう宇津井は“代役”ではなく“二代目”となってしまったわけか。大吉の妻・節子役だった山岡久乃さんの没から七年、これでオリジナルの“おかくらのお父さん・お母さん”はともに鬼籍に入ってしまったことになる。『水戸黄門』しかり『サザエさん』しかり、長寿作品には宿命的についてまわることであるが、やはりファンとしては寂しいねぇ。合掌。
 七時半からはBS2『お宝テレビ』。今日のゲストは飯星景子で、取り上げたのは少年ドラマシリーズの『なぞの転校生』。“放射能雨”の危険などがヒステリックに叫ばれていた時代のもので、「核戦争の恐怖」というのが根幹にある物語である。それはさておき、主役の美少年子役「高野浩之」の大ファンだった、という点においてはオレと飯星氏はおんなじ(笑)。ラストにはシークレットゲストの高野さんと対面を果たし、放映当時の“少女”に戻ってしまっていた飯星氏、いいなぁ、ゲーノージンはこういうプレゼントが貰えて。
 沢木壮くんがらみの『バディ』企画の練り直しを九時ごろまでやり、入浴。資料などに目を通したあと、十一時半ごろ就寝。藤岡啄也と聞いて『うる星やつら・ビューティフルドリーマー』を思い出す人間も少なくないだろうな、とフト思ったオレ(藤岡氏はゲスト主役の“無邪鬼”の声を担当)。あ、オレもそうだワ。
  1. 2006/10/23(月) 19:09:03|
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999と丹波邸

10月19日(木)

 七時起床。芸能ニュースにこんなもの。
【槇原敬之に「999」盗作騒動………………漫画家の松本零士氏が代表作「銀河鉄道999」のフレーズを盗作されたとして、歌手の槇原敬之に抗議していると、19日発売の「女性セブン」が報じており、松本氏はスポニチの取材に「私の言葉を奪われた。どうしてごめんと言えないのか」と怒りが収まらない様子。槇原側も「盗作呼ばわりされて嫌な気分。法廷で争ってもいい」と不快感をあらわにし、全面対決の様相だ。問題となっているのは槇原の作詞作曲で人気デュオ「CHEMISTRY」が今月4日に発売した新曲「約束の場所」。スープのCMソングとしてお茶の間にも流れ、オリコンチャート4位に入るなどヒット中だ。松本氏が「盗作」と断じているのは、「夢は時間を裏切らない 時間も夢を決して裏切らない」――というサビの部分。これが「銀河鉄道999」の第21巻に登場する「時間は夢を裏切らない 夢も時間を裏切ってはならない」というフレーズに「そっくりだ」と主張している。これは主人公の星野鉄郎のセリフとして使われるだけでなく、作品全体のテーマにもなっている言葉。松本氏は「私のスローガンのような言葉。これを題目に講演会などで若者にエールを送っており、ファンにはなじみ深い。彼が知らないわけがなく、勝手に使うのは盗作」として抗議した。両者の話し合いが持たれたのは先週末。松本氏によれば、電話で2度話したところ「当初は“知らない”と言っていたが、2度目は“どこかで聞いたものが記憶にすり込まれたのかも”とあいまいな説明に変わった」という。さらに、16日にレコード会社幹部が謝罪に訪れ「槇原本人が“記憶上のものを使用したかもしれない”と半ば認めたとの説明を受けた」と強調。「本人の口からきちんと謝ってほしい」と求めている。これに対し、槇原の所属事務所は「槇原が自分の言葉で作ったもの」と完全否定。「銀河…」を読んだことすらないとし「そこまで盗作呼ばわりされたら、先生の“銀河鉄道”というタイトル自体、先人が作った言葉ではないのかと言いたくなる」と不快感をあらわに。「ぜひ訴えていただいて…」とまで語り、法廷で争うことも辞さない構えだ。】
 これは法的には盗作とは言えないそうなのだが、しかし槙原サイドもちょっと大人気ない気がするなぁ。金銭的にどうこうという話ではないのだ、と松本サイドが公的に言ってるんだから、オマージュでもインスパイアーでもいいから「あまりに素晴らしかったので引用しちゃいました」と認めちゃえばいいのに。このフレーズって、けっこうな999ファンでなくては知らないようなものなんだから(オレも何となく知ってるような、知らないような、という程度)、それを知っていて、なおかつ「パクってしまうほどに愛している」と言えば、松本氏だって作家として悪い気はしないだろうし。日々流れてくる続報(ネタ元は松本氏)によると、槙原側は言うことが二転三転したあげく、一方的に懐柔策(コラボレートした、ということにしましょう、と提案)を出してきて、それを拒むと今度は「お前だって宮沢賢治のパクリやってんじゃん」みたいな開き直りというか論旨のすり替えをはじめたそうだが、このままいくと泥仕合の様相を呈していくこと必至である。しかし松本氏って、いつぞやの宇宙戦艦ヤマト論争もそうだが、けっこうトラブルが多いなぁ。“漢の美学”でメシを食ってる者としては、やはりこういう事をウヤムヤにはできないのかね???
 十時半、外出。天気も気候もいいので、このところたまっていたクサクサを晴らすための古本屋巡りに。コースは、一番よく行く荻窪?西荻窪ルート。西荻ではちょっと足をのばし、先ごろ亡くなった丹波哲朗氏の豪邸まで。葬儀もぶじ終わり、いつもの静寂を取り戻した丹波邸は、名物主人を亡くしたせいか、こころなし寂しげに見えたなぁ……。それはさておき、本日の首尾。古本買いというのは同好(もしくは同病)の士ならばわかると思うがギャンブルである。ゆえに常に“勝ち”と“負け”がつきものなのだ。本日の勝ちは「つい先日出たばかりのものを超美本で発見」で、負けは「前の店で買った一冊が次の店ではその約半額で出ていた」。後者というのにはホントにヘコむものなのである。生きているのがイヤになってくる、というのは決してオーバーな表現ではない。いや、オレの“負け”なんてのはまだ何百円単位のものなので全然甘いほうで、なかには「A店でン万円で買ったものがB店の百円均一棚に並んでいた」なんてものもあり、これなんかはホントに首でもくくりたくなるだろうなぁ……。
 てんやで遅い昼食をとってから三時半、帰宅。戦利品の整理などをしながら(みうらじゅんの写真集の中に、ウチの近所の店を撮ったものが!)ウダウダと過ごす。ホントはこんなことしてられるような経済状況ではないのだが、「男博」のストレスをねぎらうため今日だけは特別に、と自分に言い訳しつつ。夕食、入浴のあと、読まねばならない本の続きを読み、零時ごろ就寝。明日からは金になる仕事をとるべく頑張りますよオレ。
  1. 2006/10/23(月) 19:08:04|
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叱る親父と精算会

10月18日(水)

 七時起床。京也の容態もだいぶ安定した模様。しかしそれをいいことにまたぞろハードワークに走りがちだからなぁ……。親父としては今度の一件で、少しは自分の肉体的キャパシティというのを自覚してほしいところなのだが。人間の「やりたいこと」と「できる限界」との間には深くて暗い河があるのだ。以前、仕事を上がってから誘われるままオールナイトのクラブイベントなんぞにノコノコ出かけていき、翌朝そのまま眠らずにまた仕事に行く、などというバカなことをしたとき、場合によっては勘当も辞さない覚悟でこっぴどく叱りつけたけれど、オレがどうしてあれほどキツい物言いをしたのか、果たしてヤツはちゃんと理解してくれているのだろうか。いくら若いからといって、そんな無茶をしてマトモに済むはずがない。ましてや元々身体が丈夫なわけではないのだから。不摂生をしながら強くもない肉体を限界以上に酷使した結果が、今回の発症につながったのだとオレは思うぞ。
 よくいろんな人と話すのだが、文であれ画であれイベントであれ、モノを創るうえでまず大切なのは「健康」と「体力」である。才能なんてのは二の次。そんなものがちょっとくらいあったところで、病弱なのではいざというときの踏ん張りというものがきかず、結局つぶれてしまう。また、自分に対するアンチの意見にも簡単にメゲてしまうのだ。自堕落な生活のせいで体内時計や免疫システムが狂い、時間にルーズであったりとか、年柄年中風邪気味であるとか、そんなヤツにまともなモノなんか創れる(まともに仕事が任せられる)道理がないのである。そもそも不健康な人間というのは思考までも不健康になりがちだ。被害妄想におちいり、オレにギャーギャー言ってくるヤツというのはたいがい病んでいる。人間は健康であってはじめて、健全なケンカもできるし、健全な悪口だって言えるのである(笑)。クリエイター=夜型人間=不健康なほどイイ、なんて根拠のない妄想(もしくは作為的に流布されたデマ)はいいかげん打破しなくちゃイカンな。誰になんと言われようと、人間というのはやはりキッチリ食事をし、お日様を頭上にいただきながら活動するのを基本とする生きものなのだ! 最近は親も教師も「子どもの自主性」とやらを重んじ、叱るという行為を封印しているそうだが、オレは「悪いものァ悪い」とビシバシ叱りつける親父でいくかンな!
 本日も朝から夕方まで出仕事。出勤前に『薔薇族』の原稿をポストに入れる。書いたモノを投函、なんて行為、いったいどれくらいぶりであろう。五時半、新宿。京也から「もう安心なのでアパートに帰ります」とメールあり。やや心配ではあるが、まぁ当人がそう言うのだからなぁ。「治ったからといって無茶はしないように」と返信しておく。
 紀伊国屋書店を覗いたりしながら時間をつぶしたあと、七時、西口のタリーズコーヒー。千葉向月さん、晴海くん、沢木壮くんと「男博」の精算会。これでようやくあのイベントの事務的作業が終了である。八時半ごろまでやって終了。神ひろしさんたちへの謝礼が支払えればと思い電話をかけるも、すでに事務所を出てしまったとのこと。しかし今から引き返して来るとおっしゃるのでベローチェの前で待ち合わせ。ややあって、神さん到着。改めてお礼を述べ、立ち話。あれやこれや長話になり、気がつくと十時半! いい大人たちが雁首そろえて、コンビニ前にたむろしているガキみたいなことをしてしまった。オレの預かり物の一部を千葉さんに渡すため、神さんを含む一同、いったんわが家まで。そこで神さんは帰る。千葉さんに荷物を渡したあと、彼らを途中まで送りがてらコンビニまで。パンを買って帰宅。疲れたので入浴はパスして就寝。「男博」も、ほぼ終わって安堵するオレ。
  1. 2006/10/23(月) 19:06:58|
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戻らぬ息子と新ペンネーム初お披露目

10月17日(火)

 七時起床。京也に開放してある隣室を覗くとフトンは畳まれたままで、帰ってきた形跡がない。心配になってメールを打つと、「薬のせいでまだらボケになり、家に帰ってしまっていました」と返信が。まぁmixiにつないだりしているくらいだからとりあえず無事だろうとは思っていたのだが、帰るはずの者が帰ってこないのはやはり気がかりである。
 雑用済ませ、十一時ごろから久々にマトモな(?)原稿書きにかかる。日曜の夜に文学氏よりご依頼いただいた『薔薇族』の次号掲載用コラム。「題材はお任せ」とのことなので、前々から書きたかったテーマ(評伝モドキ)を、紙数の関係でものすごくはしょりながらではあるが書くことにする。資料を眺め々々、四時ごろ、とりあえず第一稿が上がったのでプリントアウトして推敲にかかる。が、脳力を集中的に使いすぎたせいか横になって読んでいるとやたら眠くなり、いつの間にかオチてしまっていた。ハッと醒めたらもう五時。夕食を摂ってから朱入れの続き。それを見ながら原稿を手直しする。七時に完成。さっそく送信……といきたいところなのだが、文学氏からは、もう一人の編集者(百五十歳コンビの相方)の方に“郵送”してくれ、との仰せなのでプリントしたものを封筒につめて明日投函することに。内容については読んでからのお楽しみ、である。こないだも書いたが、「文化を支える」ということは「お金を落としてくれる」こととほぼ等しい。ゆえに「伊藤文学氏を尊敬してます」「応援してます」と公言している人々は、氏の関与している発行物をとにかく全てご購入いただきたい。読まなくてもいいから買いなさい(笑)。いや、冗談ではないぞ。「本を読むこと」が文化的活動だと思い込んでいるインテリさまが少なからずいるが、とんでもない! 真の文化的活動とは「本を買うこと」なのだ。とはいえ、これも馬耳東風なんだろうなぁ。なんせ本を作ってオマンマ食ってる編集者のなかにも「献本されるので本は買わない」などと得意げにホザいてるアホが少なからずいるんだから(特に大手になるほど多い!)。自分がどういうシステムのなかで高給を得ているのか、大学まで出ていながらわからんのかよ。
 それはサテオキ、いつから使いだそうかずっと思案していた新ペンネームを、ついにこの原稿でお披露目することにした。その名も「文志奇狩都」。アヤシキ・カルト、と読みまする。「影坂」は本名のモジリなのだが、これから表舞台に打って出ようとする人間が“影”ってのはちょっとアレなんじゃないの? といったご意見をあちこちからいただき、「なるほど、それも一理ある」と思っての改名である。すっかり「カルトさん」が浸透しきってしまったため下の名前の音(オン)はもはや変えられないので、苗字と漢字を変更。『バディ』などのゲイ仕事に関しては当面現行のままでいくつもりだが、それ以外のものについてはすべて文志奇名義にしていこうと思う。これは最終ペンネームとする予定ですので、皆様どうぞよろしゅうに。
 疲れたので入浴後、読書などして過ごす。BS2『マンガノゲンバ』を半分眠りながら観た後、零時ごろ就寝。一時ごろ、手術跡につけていた装置を今日はずしたという京也がぶじ帰ってきてホッとしたオレ。
  1. 2006/10/19(木) 09:07:09|
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癒えた筋肉痛と一般感想

10月16日(月)

 七時起床。筋肉痛はやっと癒えた感じ。京也も特に発作もなく熟睡している模様。当初は「限度をこえた咳とかをしているときには救急車を呼んでください」と言われてやや緊張していたが、さいわいそういう事態にはならなかった。もちろん、まだ予断はゆるされないのだが。
 本日も朝から夕方まで出仕事。ぼちぼち一般サイトのほうにもチラホラとではあるが「男博」の感想がアップされはじめている。オレは前にも書いているようにmixi懐疑派なんで(素性がある程度知れているため、互いの喉笛にアイクチ突き付けあっているような状態となり、否定的な意見というのが述べにくくなっている。そういうのがキモチワルイのだ)、腹蔵のない意見を拾い上げようと思うなら、ミク以外のところから、と決めているのだ。案の上、あちらでは決して聞かれないであろう声が聞き取れてニヤリと。いろんな人間に言っていることだが「批判も悪口も“評判”のひとつと受け取れないようでは、人前で何かすることなんかできない」。人間、誰だってアンチな声を聞いてイイ気分なわけはない。しかし、名が売れればそれに比例してそういう声も大きさを増すものなのだ。そんなことにイチイチめげていたら、何かを作るなんてことはやってらんないのである。参考にすべきところは素直に受け取り、聞くまでもないようなザレゴトはスルーする。これでいいのだ。ただし参考意見も、すべてを反映させる必要などはない。人はそれぞれ持論に基づいた意見しか言わないのだから、全部を聞き入れていたら絶対まとまらない。「自分と対極の考え方には一切聞く耳をもたぬ」というのは問題外だが(多いけどね)、他人の意見に左右され、翻弄され、というのもやっぱり話にならないのである。
 六時帰宅。夕食後、九時すぎまでいろんなメールを出したり、原稿の資料を書棚からあさってきたり。入浴し、ほっと一息。京也はまだ戻らないが、『水曜どうでしょうclassic』を観てから零時半ごろ就寝。『どうでしょう』みたいな低予算・省スタッフでのバカ企画、オレもやってみてェなぁ?。
  1. 2006/10/19(木) 09:06:10|
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かかっていた入場制限とかかってきた原稿依頼電話

10月15日(日)

 七時起床。筋肉痛はまだ残る。『仮面ライダーカブト』を観ると、神代剣(=仮面ライダーサソード)とその爺やが中学の廊下にバケツを持たされ立たされる、という場面が出てきたが、いまはそれも“体罰”の扱いとなり、やってはいけないのだそうな。トラウマになってしまうから、とにかく子どもに対し“罰”と感じられるような行為は御法度、ということなんだろうかね。しかし、悪いことをしても罰せられないまま大人になった人間、というのは一体どんなものなんだろう。すでにそういう人間が世間でも散見できるが、なんともオッソロシイ世の中になっていくもんだ。
 朝食すませ、昨夜録画しておいたETV特集『椎名誠の“絵本を旅する”』を観る。なかで“福音館書店”という社名を堂々と紹介していたが、いいのか? NHKでは特定の企業や商品のPRになってしまうような固有名詞は用いないはずなのに。たとえば元『ニュータイプ』編集長で現・角川書店エライサンの井上伸一郎氏は同局の番組に出ると、単に“アニメ雑誌発行人”という肩書きで片付けられてしまっている。絵本というのは「子どもの情操のための……」というタテマエが強く、商業物というより公共物の色合いが濃いからか? それもまた偏見だよなぁ。
 京也、十時すぎに起きてきて仕事に出る。送り出したあと、「男博」関係者への御礼メール出しと、mixiコメント書き込み作戦の続き。知り合いの日記で、「男博」に入場制限がかかっていたのだということを知る。そうだよなぁ、百四十八人なんて、そんなこちらの思惑ピッタリの数のお客さんだけ都合よく来るわけないもんなぁ。そうか、お断りした人もいるのか……。そう考えると、今度はどのくらいの方に失礼なことをしてしまったのか気ィ遣いとしてはとても気になってくるのである。
 午後、千葉向月さん、晴海くんなどとメールや電話で事後処理の連絡アレコレ。本番は終わっても、まだまだ雑務は残っているのだ。残務整理が終わって、はじめて「男博終了」と言えるのである。そう言えば第一部トークの中でオレが神さんの『イナズマン』出演の過去をばらしたところ、あちこちから「何話に出てるんですか!?」という問い合わせが来たらしい。スマンこってす。しかし、あれは名作なんだから、むしろ自慢してもいいくらいなんですよ神さん!
 六時半ごろまでやって仕事終了。入浴後、寝床読書。知人のライター・安田理央さんから献本していただいた新著『エロの敵』(翔泳社)にようやくマトモに手がつけけられた。まださほど読み進んではいないが、日本エロメディアの歴史がシンプルで読みやすく、わかりやすく、そして冷静につづられた好著、という印象。まさに「ズリネタ媒体ヒストリーの教科書」という感じである(体裁もそんなイメージ)。書評は読了後にあらためて書かせていたたくが、こういう本って今までありそうでなかったんだよなぁ。そういう部分では『HGの呪い』と通ずるのかな?
 八時すぎ、伊藤文学氏より電話。「男博」のお礼を述べ、それ関連の話を少々。再々復刊号につづき、『薔薇族』次号への執筆依頼もありがたく受けさせていただく。京也は帰りは真夜中になるというが、こちらは一足早く十一時半すぎ就寝。サテ次回は何について書こうかなぁオレ。
  1. 2006/10/16(月) 20:47:57|
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筋肉痛と八犬伝

10月14日(土)

 八時半起床。昨日大荷物を抱えたせいで筋肉痛である。朝食のあと、手術後の療養のために今夜から連泊する(夜中に容態が悪化すると危険なので)京也のために、「男博」から持ち帰ったアレコレであふれかえっている室内の片づけ。ヤツはウチに厄介になることに恐縮しているようだが、病気の子どもを親が面倒みるのは至極当然の話である。こういうときに頼りにしてもらえない親父、というほうがよっぽど問題アリだ。頼ってくれたことは素直に嬉しい。子どもといえば、こんなニュース。
【「なれ合い型」学級崩壊が急増/一見和やか・先生は友達………………子供の教師への反発が広がって学級運営が立ち行かなくなる「反抗型」の学級崩壊が影を潜める一方で、友達感覚の優しい先生とのなれ合いの末に秩序が崩れる「なれ合い型」の学級崩壊が都市部の小中学校を中心に急増していることが、都留文科大学の河村茂雄教授(心理学)の調査研究で分かった。こうしたケースは、表面上は和やかな雰囲気の教室に崩壊の兆候が潜むだけに、教師の落胆も大きく、立て直しのための処方箋も見つけにくいという。学級崩壊の広がりが問題化した平成9年当時は、「反抗型」が主流だったが、最近は地方の学校で散見されるだけ。16年の大規模調査では、なれ合い型のケースが特に小学校で急増。首都圏の小学校で崩壊した学級の60?70%がなれ合い型だったほか、地方でも、県庁所在地や人口密度が高い新興ベッドタウンなどの学校で増えているという。
 教授によると、なれ合い型の学級崩壊は、こんなプロセスをたどる。年度当初、保護者は「自分の子供は受けいれられている」と感じ、教師との信頼関係が築かれる。だが、内実は先生と個々の子供の関係ばかりが大切にされ、集団としてのまとまりに欠けている。教師は友達口調で子供に接し、子供に善悪を理解させず、曖昧(あいまい)な態度を取ることが多い。学級のルールが守れなくても「今日は仕方がない」などと特例を設けたり、私語を許すなどルール作りがおろそかになり、子供側には「ルールは先生の気分次第」という空気が生まれる。やがて教室内には、教師の気を引く言動が無秩序に生まれ、「あの子がほめられて面白くない」「先生は私と仲良くしてくれない」などの不満が噴出。告げ口が横行し、学級の統制が取れなくなる。河村教授は「反抗型はかつて中学校で問題となった『荒れる学校』に近いパターン。問題を抱えた子供をしっかりマークして指導方針を変えるなど処方箋が比較的打ち出しやすいが、なれ合い型の崩壊は学級のどこから崩れるかわかりにくい問題がある」と指摘。「最近の学校は個性重視が説かれ、個に寄り添える教師が増えた。その半面で教師も子供も集団形成や統制が苦手で、学級は集団というより群衆に近い状態になっている」と語っている。】
 先日観たテレビで「授業に飽きた生徒が教室を出ていこうとしても、最近の教師は制止しない」ということを話していたが、「個性尊重」の美名のもとに野方図なふるまいを容認していたら、世間のルールなんてのは有名無実化する(もうすでに、なりかけているが……)。“個性”というのはまったくもってクセモノで、たとえば殺人嗜好だって個性といやぁ個性だ。「何をもって“悪”となすのかというのは誰にもわかるものではない」なんて悪魔の証明みたいなヘリクツばかり並べてないで、「悪いモンは悪いんだ!」とケツのひとつもひっぱたけるようになれよ、世の両親よ、そして教育界よ。
 ひと休みして、昨夜録画しておいた『金曜お宝テレビ』を観る。今回のテーマは『新八犬伝』。ばっちりハマっていた世代なので、テーマソング、坂本九ちゃんの語りと唄、辻村ジュサブロー(現・寿三郎)の人形、すべてが涙モンである。また時間は短かったが、近石真介・鈴木宏子・川久保潔・阿部寿美子の四氏による声優同窓会も観れて感動(あの番組は総勢八名の役者だけで全役をこなしていたそうな)。阿部さんが「わぁ?れぇぇ?こぉ?そぉ?わぁぁ?、たぁまぁずぅさぁがぁぁぁ??、おぉぉぉぉんりょぉぉぉぉ????(われこそは玉梓が怨霊)」とやってくれたのを観れただけでも大感動に値する(かつて“美人声優”の代名詞だった鈴木さんが、楠トシエさんみたいになってしまっていたのはちょっとショックだったが)。思えば八犬伝は、歌舞伎や文楽や浄瑠璃といった日本古典芸能のテイストを、われわれ当時のハナタレどもに説教臭くない形で浸透させてくれたんだよなぁ。あの頃のテレビはすごかった……と感じるのは、オレが昭和愛好家だからか?
 昼前から、mixiの検索機能を使い、「男博」へ行ったと書れている日記の全てに御礼コメントをつけてまわるという、ある種のイヤガラセ行為をはじめる。みんなどんな顔をするのかなぁ、特に、揶揄するような書き方をしているような人間は……と考えると楽しくて仕方ない(笑)。
 六時、夕食。京也、七時半すぎ来る。胸に穴を空けている状態で、かなり体力を消耗しているため、来て早々、横になる。こんな身体でハードな接客業をいつも通りにこなしているのだから、父としては気が気ではないが、しかし仕事というのは厳しいものであり、京也もまたそれを理解しているので、こちらはただフォローしつつ見守るのみである。あちこちとのメールのやりとりなど、八時ごろまで。入浴後、読書したり、『男はつらいよ』を観たりしてから十一時就寝。いろいろと気がもめて仕方ないなぁオレ。
  1. 2006/10/16(月) 20:46:51|
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本番と盛況御礼

10月13日(金)

 七時起床。「男博」当日。天気は上々である。台風以上に台風ぽかった先週金曜とは雲泥の差。八時すぎ、京也が胸を押さえながら、男博会場に飾る題字を届けにくる。病院に行く前に寄る、とは聞いていたが、思ったより症状は重いようである。聞けば「気胸」らしい。これから手術をするそうだが、そんなんでイベントなんかに来てしまっていいのか!?
 京也帰ったあと、ちょっと間があるので、昨夜録画しておいた『奥さまは魔女』を観る。セリフのなかに“黄金バット”なんて単語が折り込まれているあたり、放映当時の空気が感じられてイイねぇ。ちょっと前、米倉涼子主演で日本版ドラマが作られたが、あっちはまったくのミスキャスト。オレなら、サマンサ=藤原紀香、ダーリン=竹野内豊、エンドラ(サマンサの母)=加賀まり子といくね。それにしても味があるのはエンドラの吹き替えをしている北原文枝さん。いみじくも同じBS-2で、北原さんがマリラ・カスバートを演じたアニメ『赤毛のアン』も再放送されているが、ふたつの役の落差がおもしろい。享楽主義者で欲望のおもむくままにふるまうエンドラと、ストイックの権化のようなマリラ、真逆の役どころなのにどちらも観る者にまったく違和感を感じさせないのはサスガ! 北原さんは『アン』放映終了直後に事故死されてしまったが、当時まだ高校生ながら「神様というのはほんとうに理不尽なことをなさるもんだ」と憤ったものだった。アフレコ・アテレコ界も、ああしたチャンとした役者さんを擁していけないと未来がないよ。キンキンの、いわゆる“アニメ声”声優ばかりが目立つ昨今、とくにそう思うね。
 正午から、リハーサルのためにロフトを開けてくださるということなので、そのちょっと前、わが家にいったん集合し、荷物を分担してかついで向かう……という手筈だったのだが、なんとJRが二つの路線で相次いで起きた飛び込み事故(さすがは十三日の金曜日だね……って感心してる場合か!)のせいでダイヤが狂いまくっているという! 千葉向月さんは中野で足止めをくらっているらしいが、それ以上に困るのはロフトのスタッフも新宿に来られず、店を開けてもらえないことである! サテどうするか、と思っていると沢木壮くんが来る。沢木くんも少し足止めをくらったが、じきに動き出したという。ならば千葉さんのこともしばし待とう、ということに。案の定、ほどなく復旧し、千葉さんも到着する。一足先にロフトへ行き、前座で歌うための音合わせをすることになっている祐人のため、ビデオ撮り担当のちょろんげ氏に電話をし、一足先に向かっていただく。その後、大荷物を抱えて三人、徒歩でロフトへ(と書くとたやすく着いたように聞こえるが、かなりヒーヒーである)。地下へ降りると、ギターの弾き語りが聴こえてくる。どうやら千葉氏同様、スタッフ氏もぶじに到着できたようである。
 お店側にご挨拶したあと、オレは物販ブースの設営。用意してもらったテーブルに、公式パンフレット、自分の著作物、伊藤文学氏の著書、と並べていく。一通り終わったところで、着替えのためにいったん自宅へ戻る。途中で食事し、シャワーを浴びて、衣装を着込んで三時、本日正式なロフト入り。すでに知らぬ顔がいろいろと増えており、“複合イベント”の様相、いやがおうにも高まる。オレもアッチに行ったりコッチへ来たりしながら準備をすすめる。開場が近づくにつれ、神ひろしさん、伊藤文学氏、小倉東さん、ソルボンヌK子先生といったゲストの方々が会場入り。文学氏は膝の手術が成功したようで、もはや杖なしでも普通に歩いておられる。よかった、よかった。K子先生からは“簿記やおい”同人誌の最新刊をいただく。感謝。
 開場時間が近づき、各人の準備は着々と進んでいくが、しょっぱなの出演者、前座をつとめる祐人がまだ来ていない。大学の授業があるため一旦抜け、開場までに戻ってくることになっているのだが……。ロフトのスタッフに「まだですか?」と尋ねられ、あわてて地上に出てケータイにかける。タクシーで向かっているそうなのだが、道が混んでいるとのこと。「とにかく急げ」と言って切り、ドキドキしながら待つ。「開場を遅らせましょうか?」とロフトさんに言われるが、お客様を待たせるようなことは断じてやりたくないので、予定通り五時半に開けていただく。ほどなくして祐人、到着。「ロフトさんによく謝っておけ」とだけ言って、他の作業にかかる。
 開場と同時にお客様、続々と入ってくる。京也は今日の今日に手術したというのに、予定通り、友人の女の子たちと共に来場。「ウチの父」と紹介されたので、「いつも愚息がお世話になっております」と挨拶すると、みんな目がテンに(笑)。他にも色々と見知った顔がやってくるので、そのつどご挨拶を。
 そして、いよいよ開演。ホントはカウントダウンしてスタートしたかったのだが、ゲストが全員着席したときにはすでに六時半をまわっていたので断念。残念! 一部は『薔薇族』再々復刊を記念したシンポジウム。パネラー(文学氏、K子先生、神さん、小倉さん、千葉さん)全員をトークを交えつつ紹介し、「やれやれ」と思うも、なんかスッキリしない。よくよく思い返したら、自分が名乗るのを忘れていた(笑)。何かのついでに「改めまして」と自己紹介す。二部のショーの時間が当初予定していたより十五分も増えてしまったので、とにかく時間がない。おまけに話好きなパネラー揃いなのでなかなか進展せず、終了が十五分押したにもかかわらず、落語でいうところの“マクラ”のところまでしか進展せず。「ゲイマスコミの未来はあるか?」という本題がすっ飛んでしまった。まぁ、オレも雑談好きの血が騒ぎ、つい神さんが昔『イナズマン』にゲスト出演(しかも二回も!)していた話などをしてしまったのだが(笑)。とはいえ、文学氏の愛すべき怪人キャラをより多くの人々に知らしめる、という最大の目的は達せられたから良かった。
 あとでネットを見ると、司会トークの端々に公式パンフ等の物販告知を入れたことに拒否感をあらわしている人もいるようだが、文化というのはとにかく金食い虫なのだ。“現金収益”というエサを集め、与えなくては死んでしまう。金食い虫という言い方が悪ければ、「社会の寄生虫」でもいい(もっとワルイか)。宿主(社会)が肥えふとっていれば文化もまたマルマルと育つが、景気が衰退し、社会が活気を失えば、それに比例して痩せ細っていく。昨今の出版界の弱体化は、まさにそれを体現している。この「男博」とても文化事業の端くれ(末端もいいトコだけどね)、オアシをより多く頂戴してこそ、大きく育つことができるのだ。もちろん世の中にはいろんな考え方を持っている人がいるわけだから(ゲイムーブメントを商業活動に結び付けることをかたくなに忌み嫌うゲイは多い)、収益という部分を重視することを「否」とするのもまったく自由なのだが。しかし、キレイゴトだけでは文化は育たないのは厳然たる事実。“文化育成”と“消費活性化”とは表裏一体のものなのだ。ゆえに「文化の保護を」とか口にする人間は、まず自腹をきって、文化の現場にお金を落としていってほしいものである。かつては王族や貴族が画家や音楽家たちのパトロンとなって文化を支えていたし、昭和元禄と呼ばれていた頃の日本では医者や地主などが若きクリエイターたちの将来性に対して大金を投資してくれたりもした。しかしこの不況下(好景気なんて政府発表はウソ八百!)、そのような好事家的特権階級などはとうてい見込めないのであるから、やはり文化は一般市民が“消費”という形で支えていくしかないのである。ゆえに、金を出さず、口だけは人一倍、という自称“文化擁護者”のことをオレは信用しないのだ。
 二部のストリップショーは、物販ブースにまわる。神さんたちJ-BOYSの演目はさすがショービジネスのプロという感じである。神さんのもっている華が存分に活かされている。客席を見渡せば、おっかなびっくり参加してきたカタギの女性客も楽しんでいるようで何よりである。
 そして三部のフェチ談義。一部、二部の押した分が津波のように押し寄せ、残り時間はわずかしかない。この夜は深夜イベントがあるため、十一時には完全撤収しなくてはならない。トークをほとんどカットし、K子先生の映画を流すだけで終わるしかないか? と思ったとき、ロフトのほうから「十時半まではオッケーですから」との連絡が。よっしゃ! と、ややハショリ気味ではあったが、ドラァグクィーン“マーガレット”に変身した小倉さん、ビキニ水着(ホモ用語で“競パン”という)一丁になった千葉さんとヤバ系トーク。オレと小倉さんが、もってきたネタ本こそ違うが、おなじ「身体欠損フェチ」話になってしまったのに苦笑。しかし一番ウケたのは、K子先生が約十年近く前に監督したデブ専映画『映画の中心でアイを叫んだけだもの』。オールデブ役者による『新世紀エヴァンゲリオン』のパロディ、というすさまじいカルト物件であるが、これが想像以上に大ウケ。続いて、小倉さん持参の“身体欠損フェチ用ゲイビデオ”、そしてこのイベントのために撮りおろした“男体盛り”ビデオを流すが、三分の二弱までいったところでタイムアップ。ウケ狙いのポイントまで到達できなかったのはかえすがえすも悔しい話である。とはいえ後がつかえているのだから仕方ない。閉幕のご挨拶をし、時間きっかりに終了。ほっと安堵の息をつく。
 販売ブースの番を祐人に頼み、撤収作業開始。戦場のような状況で、お客様にろくにご挨拶もできやしない。それでもなんとか荷造りを終え、予定通りの時間に片付けが終了できた。祐人を一足先に帰してから、製作委員四名で、ロフトの店長さんらと今日の入りについて伺う。入場者はのべ百四十八人。百五十人を理想としていたから、まさにドンピシャリである。また、予想していたよりも飲食物のオーダーが多かったらしい。これもまたありがたい話である。おかげで想定していた以上の黒字となった。もちろん、準備にかけた時間や労力や経費を考えれば雀の涙であるが、それでも赤字になるよりはよっぽどいい。そして一番嬉しかったのは、ロフトのスタッフも楽しんでくれた、ということ。毎日色んなイベントを観て目の肥えている方々にそう言ってもらえるのは涙モンである。
 地上に出ると、すでに十一時半。とりあえず、何人かで荷物をわが家まで運び込むことに。売れた分だけ減っているし、運ぶ人数も増えているので、行きよりはかなり楽である。いくらかの精算をしてから、出演者の有志らの待つファミレスへ。もう時間は零時半に近くなっており、オレ以外の人間は家へ戻れない。なので夜明かしするのだという。オレはそもそも夜に弱いし、仕事以外で徹夜はしないことに決めているので、申し訳ないがちょっとだけ顔を出してすぐ帰る予定。しかしあれこれミーティングまがいのことをしているうちに、二時間以上が経過してしまった。これはイカン、と三時をすぎたところで一足先に辞去。帰宅し、歯だけ磨いて就寝。今回一番の収穫は「ロフトプラスワン」というハコと自分とはかなり相性がいい、とわかったこと。司会進行にあたり、1ミクロンたりとも緊張しなかったのである。誰かに電話をかけるときのほうがよっぽどアガるくらいである(←電話ギライ)。満員の観客を前にしても百二十%リラックスしてやれる、ということが判明したのはよかったなぁオレ。
  1. 2006/10/16(月) 20:45:49|
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休止と直前のイライラ

10月12日(木)

七時起床。好天の「男博」前日。予報をみると明日も同様の天気らしく安堵。ワイドショーは、この大事件(?)の第一報を。
【KAT-TUN赤西が電撃休業………………ジャニーズ事務所の人気グループ「KAT-TUN」の赤西仁(22)が、芸能活動を休止したことが12日分かった。同事務所によると、赤西の強い希望を受け、半年間の留学を許可したという。その一方で「活動再開の時期は未定」としており、事実上、無期限休止となる。KAT-TUNは3月に大々的にCDデビューしたばかりで、同事務所の中でもトップクラスの人気を誇っていた。
 ジャニーズ事務所は、書面で赤西の芸能活動休止を発表。「若いうちに海外で勉強したいという本人の強い希望を尊重し、半年間、留学を認めた」とした。一方で「学業の進ちょく状況により、留学期間が延長されることもある」と説明。「芸能活動の再開は未定」としており、事実上の無期限休業。関係者は「グループからの脱退ではない」としたが、このまま復帰しない可能性もある。KAT-TUNはこのほど、亀梨和也(20)が主演する日本テレビ「たったひとつの恋」の主題歌をレコーディング。赤西はレコーディング、ジャケット撮影とも参加しておらず、CD発売日も未定。同事務所は「当分の間(赤西を除く)5人で活動する」と強調し、解散は否定した。赤西は、独学で英語を磨くなど学業に専念したい意向を以前から事務所に申し入れており、来月初旬にも米国での語学留学生活に入る。外国人の友人も多く、昨年末ごろから周囲に「海外で活動したい」と漏らしていた。KAT-TUNは3月、結成から5年を経てデビュー。赤西はグループ内でも亀梨と並ぶ人気。昨年1月クールの日テレのドラマ「ごくせん」、同4月クール「anego」などで人気を不動に。ただ、順調に活動する亀梨とは対照的に最近のドラマ出演はなく、差がついていた。昨年11月にタレント・上原多香子(23)との熱愛が報じられたことなどをきっかけに事務所との関係に溝が生じていたとされ「局が赤西のドラマ出演を依頼しても実現しなかった」(民放局関係者)。赤西が会見で投げやりな態度を見せることもあり「今春、(赤西が)信頼していたスタッフが事務所を退社したことも影響したのでは」との指摘も。同事務所では「NEWS」のメンバー2人などが無期限の活動停止に。うち1人は停止から1年以上が経った現在も復帰のメドがたっていない。】
 これを額面通りに受け取る人間が、果たしてどのくらいいるんだろうか(結構いそうなのが恐いが……)。“海外留学”といえばかつてTOKIOがCDデビューする際、小島啓というメンバーがやはり同じ理由で脱退し、代わりに入ったのが長瀬智也であった。まぁ、あまり邪推ばかりしても仕方ないが(笑)、しかし昨日の亀田の美談といい、「なんだかなぁ」という思いばかりが先にたつ話であった。
 本日は、明日ロフトに搬入する荷物の用意をメインに。かなりの量があって、一応四人がかりで運ぶことになっているのだが、それでもけっこうな重労働だなぁ、と思う。夕食、入浴を済ませたあと、明日にそなえて鋭気を養うことに。しかし、最後の最後になって持ち上がったゴタゴタに少々イライラす。十時ごろに寝床に入るが、何度か起きだしてはメールを送信。嫌なヤツと思われても全然かまわんので、やはり言うべきことは言っておかなくては、と。神経がたかぶり、なかなか寝つけず、たぶん寝入ったのは一時すぎであったと思う。前夜にこんなんでいいのかねオレ。
  1. 2006/10/16(月) 20:43:26|
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常連と茶番

10月11日(水)

 七時起床。午後、一部で雨になるかも、という予報だが、空模様はまあまあな感じ。本日も朝から夕方まで出仕事。昼、神田神保町の書店「すずらん堂」で買い物したらご主人が、こちらが何も言わないうちから「領収書をお書きしますか」ときりだし、名乗りもしないのにオレの名前をスラスラと(笑)。すっかり常連サンになってしまった感じである。妙な気分だね。“妙”といえばこんなニュース。
【変身!亀田興毅、ルースになる・がん闘病少年お見舞い………………左まぶた裂傷で、今月18日予定の初防衛戦を12月20日に延期した亀田興毅(19)が10日、東京・大久保の協栄ジムで会見。2日の延期発表以来、初めての公の場に姿を現した興毅は、がん闘病の少年とベルト死守の約束を交わしたことを明かした。闘志むき出しのいつもの戦闘モードとはガラリ。まるで別人だ。「体の不自由な子がおってな。小1で、がんになって、いま小3なんやねん。もう無理と言われてるのに、おれの試合を見るために、がんばって生きてるんや。その子との約束を守りたいねん」興毅が明かした少年との「約束」。それは、因縁のランダエタとの再戦に勝ち、ベルトを持って少年のもとへお見舞いに行くことだった。興毅のもとへ病床の少年からファンレターが送られてきたのは、8月2日のタイトル初奪取後の9月のこと。茨城県在住の小学校3年の男の子で、いまもがんと必死に闘っている。今年4月には余命わずかと伝えられ、少年の母も何度も覚悟を決めたという。だが、5月5日の世界前哨戦、8月2日の世界王座決定戦と、興毅の試合があるたびに命をつなげている。「がん、治らんかな、奇跡起きへんかなと思って練習してきたけど、こんなことになって。ホンマ情けないわ」
 9月29日にスパーリングの最中に左まぶたを切り、今月18日予定の初防衛戦を延期。少年との約束が延びたことを悩んだ。ショックで一時は元気をなくしたが、少年との約束を思い出し「逆に勇気づけられた」。けがと少年の存在が、闘拳の心に影響を与えた。現在は、負傷個所に負担のかからない練習をしており、7日には抜糸を済ませた。興毅は、サングラスを取ると、まつ毛に近い目じりの傷跡を堂々と初公開し「けがの不安はないな。今回のことで、気持ちの面で多くのことを学んだ。何でもプラスに考えなアカン」ときっぱり。ランダエタには「リングの端から端まで飛ばすよ」とメッセージを送った。少年には試合で使用したグラブにサインを入れて贈ったという興毅。80年前には、ベーブ・ルースが病床の少年と約束したホームランを実現させたように、闘拳も少年との約束をKO勝利で果たす。】
 これはもしや“あいつ、普段はツッパッてるけど、ほんとは誰よりも優しいンだぜ”なのか? 二十一世紀のいまどき梶原一騎マンガの主人公キャラなのか? と邪推したくなる記事である。亀田サイドの広報参謀って、いろんな意味でタダ者ではないよなぁ。ここまでベタなイメージ戦略をするなら、いっそ写真週刊誌と組んで、“雨の中に捨てられていた子猫を拾う興毅”なんて記事を作ってみてはいかがなものか。
 五時半、新宿。千葉向月さんと画材屋「世界堂」で待ち合わせ、「男博」公式パンフ制作に使う製本テープを購入。千葉さんと別れて六時、西口にてmixi経由で申し込まれた「男博」チケットを女性の二人連れにお渡しする。その後、髪切り屋へ行ってカット。終えて七時前に帰宅。夕食、入浴をすませ、公式パンフ制作の最後の工程(製本テープ貼り)にかかる。慣れるまでなかなかスムーズにいかず、結局、十一時すぎまでかかってしまう。疲れ果ててすぐに就寝。なんでオレは金にならんことばかり、こんなに一生懸命やるんだろうかね?
  1. 2006/10/16(月) 20:41:49|
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ふたつの訃報と不要なケレン味

10月10日(火)

 七時起床。本来は“体育の日”であった今日は、また“晴れの得意日”でもあった。というわけでさわやかな快晴。そんな中を本日も朝から夕方まで出仕事。スーパーで買物をして六時半帰宅。夕食後、入浴。七時ごろから仕事。業務用メールをいくつか出したあと、「新木場事件シンポジウム」のテープ起こし原稿の朱入れ作業にかかる。ネットには訃報ふたつ。
【映画「七人の侍」などで活躍した名脇役・多々良純さん死去………………個性的な脇役として映画やテレビで活躍した俳優の多々良純(たたら・じゅん、本名田足井重二=たたらい・しげじ)さんが9月30日午後零時40分、肺機能不全のため東京都内の病院で死去していたことが10日、分かった。89歳だった。宮城県出身。葬儀は親族のみで済ませた。喪主は妻、加代子(かよこ)さん。劇団民芸で「炎の人ゴッホ」などに出演した後、フリーとなり映画に進出。代表作に「七人の侍」「無法松の一生」「人間の条件」「悪霊島」「福耳」などがある。ドラマ「すずらん」「武蔵」にも出演した。】
【「カバ園長」西山登志雄さん死去………………カバ園長の愛称で親しまれていた東武動物公園元園長の西山登志雄(にしやま・としお)氏が9日午後4時40分、肺炎のため埼玉県春日部市の病院で死去したことが10日、分かった。77歳。東京出身の西山氏は、昭和21年に高校卒業後、上野動物園に入り、31年から約20年間カバの飼育係を担当。その間、普及指導係長として新聞やテレビなどを通じ、動物の面白さを伝え続けた。昭和56年、東武動物公園の開園ととも園長に就任。テレビCMなどにも登場し「カバ園長」の愛称で親しまれた。平成12年の園長退任後も、名誉園長として、無給で同園の案内などをしていた。その後、体調を崩して平成17年3月に名誉園長を退任、自宅で療養していた。同園によると、「最近は、体調の良いとき車いすで何度か来られらだけで、ほとんど寝たきりに近い生活だったようです」という。】
 多々良純といえば『宇宙刑事ギャバン』の藤豪介、『恐竜戦隊ジュウレンジャー』の不思議仙人バーザなどで特撮ファンにも馴染みの深い役者さんだが、じつは昨夜のクイズ番組で「一般人が“じゅん”と聞いて思い出す有名人は誰?」という問題が出され、その答えのひとつとして挙げられていたのだ。それを観ながら、「……あー、そういえば多々良純ってまだ生きてンのかなぁ?」とか不謹慎なことを思ってしまったのだが(シロートなんてこんなモンよ)、その翌日に訃報にふれるとは、これをシンクロニシティと呼ばずして何を呼ぶ!? それはさておき、バーザのライバルだった魔女バンドーラ役・曽我町子さんも先ごろ亡くなり、ジュウレンジャーは遠くなりにけり。曽我さんとの思い出を自分のブログに記していたチバレイ(=千葉麗子=プテラレンジャー)は、今度もまた追悼文を書くのかな。
 そして西山氏。若い世代にとっての氏は“カバ園長”であろうが、オレと同世代の人間にとっては、昭和四十年代に初期『少年ジャンプ』の屋台骨を支えた人気漫画『ぼくの動物園日記』(作・飯森広一)の主人公のモデル、という印象が強いのではないか? 飯森氏の温かな作風もあって全体的にはホノボノとした作品なのだが、生命と対峙するという職業柄、愛してきた動物たちとの死別というものが一定周期でかならず訪れる……。まったく、あの作品には何度号泣させられたことか。戦争悲話として語りつがれている「かわいそうな象」の話も、たぶんオレはあの漫画を通じて知ったはずである。あの頃のジャンプはホントにバラエティに富んでいて(社会性のある作品が多かったか?)面白かったなぁ。
 多々良氏、西山氏、ともにご冥福をお祈り致します。
 朱入れ、十時に終了。管理者である石坂わたるくんに送信し、ほお、と一息つく。テレビは性同一性障害をテーマにしたドラマコンプレックス『私が私であるために』(日本テレビ)。相沢咲姫楽(主演)、中村中といったホンモノの人々が出演することである程度のリアリティは保たれてはいるが、しかし二時間ドラマにありがちな“不要なケレン味”といったものを案の定盛り込んでしまっていてゲンナリ。ひとり“大映テレビ”的なキャラクターと演技(=リアリティの対極)を強いられている雛形あきこは道化者にしか見えずに気の毒である。家族内の葛藤を丹念に描くだけでも充分胸に迫るテーマなのだから、わざとらしい“敵”(=亭主を“変態のオカマ”に寝取られたと思い込み、主人公に執拗な嫌がらせをしてくるハイテンションなノイローゼ女)なんぞを無理矢理にこしらえなくたってよかろうに。「きわめて日常的ななんでもない事柄」を極上の娯楽作品に仕立て上げる名手であった故・向田邦子氏がこれをもしも書いたらどんなふうになったことだろう、とふと思ってしまった。零時就寝。人間の幸不幸なんてのは結局「どんなふうに死んでいけるか」でわかるもんだよなぁ、と最近とみに考えるオレ。生まれや育ちがどんなに華やかでも、死ぬときがミジメなヤツというのはやっぱり不幸な人間なんだと思うゼ。
  1. 2006/10/11(水) 23:04:31|
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核実験と女装

10月9日(月)

 さぁ、いよいよ「男博」ウィークの幕開けである。七時半起床。体育の日の今日もまた文句ナシの大晴天。体育の日は本来“晴れの得意日”だったのだが、バカ政府の“ハッピーマンデー構想”なんてもののせいで従来の「十月十日」から「その前後の月曜」に変えられてしまって以来、どちらかというと天候の悪い日のほうが目立つようになってしまった。日曜とくっつけて連休にすればバカな国民どもがこぞってレジャーに出かけてアチコチに金を落としてくれるだろう、などと考える政治家どもの浅はかさに天もあきれているのではないか? 
 朝食をとりながらテレビ朝日『スーパーモーニング』。フジテレビのバラエティ『Viva Viva V6』のヤラセ事件(ゲームに負けた出演者に海岸清掃の罰ゲームを課す、という企画を立てたがボランティアによる大掃除の直後でキレイになってしまっていたため、自前のゴミをばらまいた)を躍起になって糾弾していた。地元の方々がせっかく美しく整えた海岸を「番組が成立しないから」という身勝手な理由で外部からゴミを持ち込んできたフジのやり方はたしかに非難されてしかるべきなのだが、「自局の不祥事にはほっかむりし、他局のスキャンダルはトコトン叩く」という現在のテレビ局の体質を思うと、単純に「そうだ、そうだ」とは思いがたい。これがもしもテレ朝の番組だったらお前たち、こんなふうに取り上げるのかよ!? と訊いてみたくなってしまうのだ。身内の不始末を自ら断罪するようなマスコミに早くなってもらいたいねぇ。無理か(笑)。
 十一時からはTBSの昼ワイド『ピンポン!』。月曜コメンテーターのマツコ・デラックスの「個性尊重のなんのと子どもを甘やかしてはダメ。義務教育の期間中は、とにかく地道にコツコツ努力することを教えなくてはいけない」という意見にはまったく賛成。うるさく言うと子どもが畏縮するから、などともっともらしい屁理屈をこねてガキどもを甘やかしつづけてきた父兄や教師たちはこの秩序なき現状に対し、どのような責任を負うつもりなのか? 放任と野放しの区別もつかないようなバカは親にも教育者にもなるな! 正午すぎ、「北朝鮮が核実験に踏み切ったことを公式発表」とのニュース速報が飛び込んでくる。このカードを切ってしまったことで今後、あの国はどうなっていくのだろうか? もちろん連中の言うことを額面通りに信じてはいないのだけれど。これについて感想を求められたマツコが「女装(のデブごとき)がどうこう言えるような種類の問題じゃないから。ゴメンナサイ」とコメントを辞退していたが、なかなか賢明な切り返しである。自分の“分”というものを知っている人間は美しい。
 午後は、午前中からすすめていたエロ小説書きに没頭。集中力が途切れたので、四時から三十分ほど昼寝。五時、N-stageの面々、三名が来る。“折り”と“ホチキス留め”までを済ませた「男博」公式パンフを持って(その後工程=仕上げ=最終工程をオレが受け持つのだ)。昨夜は徹夜で稽古と製本作業にいそしんでいたとのことで、ご苦労様である。当日流す映像を沢木壮くんに観せたりしながら六時半まで打ち合わせ。
 三人帰ってから、夕飯。済ませて、業務用メールなどいくつか。七時からはテレビ朝日『今夜決定! 史上最強のアニメランキング100』。芸能人の投票でテレビアニメのベスト100を選出する、という凡百な企画で、登場作品にも構成面にも目新しい部分は皆無。せめてゲストの中川翔子が、手持ちの票をすべて『超力ロボ・ガラット』(彼女の亡父・勝彦氏が声優として主演したサンライズ作品)に入れるとかすれば面白かったのに、と。東京MXテレビ『水曜どうでしょうclassic』観てから零時すぎに就寝。今週は金曜がおわるまで、とにかく体調管理に神経を遣わなくてはイカンなぁオレ。
  1. 2006/10/10(火) 19:56:03|
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無政策と破天荒

10月8日(日)

 六時半起床。昨日に引き続きカラリとした秋晴れ。『サンデージャポン』に、竹中平蔵の議員辞職によって繰り上げ当選した女子プロレスラー神取忍がVTR出演していたが、そのはしゃぎっぷりに辟易する。政策もヘッタクレもなく、ただただ「センセイ」と呼ばれることが嬉しくてたまらない、という様子である。これについては“ゴッド姐ちゃん”も腹にすえかねているらしい。
【アッコが神取議員を猛批判「日本は終わりだ」………………歌手の和田アキ子(56)が7日、竹中平蔵前総務相の参院議員辞職に伴い、女子プロレスラー・神取忍氏が繰り上げ当選したことに「日本は終わりだ」と不満を爆発させた。この日生出演したニッポン放送「アッコのいいかげんに1000回」で語ったもの。“ミスター女子プロレス”神取氏の政界入りに、“芸能界のご意見番”アッコは黙っていなかった。アッコは恒例の芸能・社会ニュースを取り上げるコーナーで、神取氏当選に言及。以前に面識があり「性格はものすごくいい人」と持ち上げつつも「だって政策は全くなかったじゃない」と痛烈批判。「神取が悪いのではなく、(選んだ)国民が悪い」とまで言い放っていた。】
 周囲の責任、というのはホントにそうだよな。「ネームバリューさえあれば誰でも担ぎ出す」という自民がまず悪く、それに異をとなえない党員や有権者たちも同罪である。それはさておき、神取の悪ノリぶりは頭痛モンだが、しかし「正直」と言えば「正直」な反応なのである。もっともらしい顔で所信表明なんぞをしている他の当選者たちだって、ひと皮むけば五十歩百歩なのだ。裏表がない、という意味では評価できるかもしれないが……しかしやっぱり“愚直さ”だけが売り物の政治家というのも困るよなぁ(苦笑)。こういうのを見ていると“議員数削減”を急がねばならんなぁ、という思いがいっそう強くなってくるね。
 昼食後、エロ小説書き。二時からは朝日ニュースター『愛川欽也パックインジャーナル』再放送。この回から収録場所が築地の朝日新聞社内から原宿のBS朝日社屋へと移ったのだが、新スタジオ(?)はなんと玄関ロビー! 明治通りに面しているので大型トラックやバイクなんかが通るとブォーンという走行音が番組内で丸聞こえになってしまうのである。前々からかなり型破りな番組だとは思っていたが、ここまで破天荒だとは……! この番組は同局の看板番組のはずなのに、まるで地方のケーブルテレビのような匂いがするのだが、それはそれである意味スゴイよな。
 先日、「冥王星がなくなってしまったが、今後どうしていくつもりなんだろうか?」と書いた『美少女戦士セーラームーン』だが、それ関連のこんな芸能ニュースが。
【美少女戦士からノンノモデル…………7日、都内で創刊35周年のファッション雑誌「non-no」のイベントが開かれ、今年の専属モデルの安座間美優(あざま・みゅう=19)が紹介された。安座間は2年前にTBS系ドラマ「美少女戦士セーラームーン」で戦士の1人、セーラージュピターを演じていた。子供向けドラマのヒロインから、若い女性があこがれる同誌の顔への転身に「みんなのあこがれになるようなモデルになりたい」と初々しく語った。】
 実写版セーラームーンからメジャー系へはばたいた人間といえば“朝ドラ”や“月9”なんかに進出した黄川田将也がいるが、ふーむ……。まぁ、問題はモデルから次のステップがどうなるか、だな。
 四時すぎ、「男博」で販売する自作CDのジャケットのプリントを受け取りに祐人来る。五時すぎまでヤツの今後の音楽の方向性についてアレコレ話す。祐人帰ってから夕飯。済ませて入浴。上がって、小説を書きながら、テレビ朝日『大改造!劇的ビフォーアフター』の特番。この番組を観ていると、人間というのはいかにデタラメなことを平気でできてしまう生き物であるのか、改めて感じさせられる。“本気で建てられた冗談みたいな家”というのは、この国にはあといくつあるのだろうか? 小説書き九時すぎまで。業務用メールなどいくつか出してから十一時半就寝。日本の行末を考えると鬱のすすむオレ。
  1. 2006/10/10(火) 19:55:13|
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タイムスリップとウルトラの父

10月7日(土)

 七時半起床。台風一過(台風ではなかったが)の晴天。現金なもので、なんだか今日は倦怠感がない(ような気がする)。オレの倦怠感は抜けたが、倦怠期を乗り越えられなかった夫婦はここにいたようである。
【UAと村上淳、離婚していた!………………映画を中心に活躍する俳優村上淳(33)と歌手UA(ウーア=34)が離婚していたことが6日、分かった。8月に離婚届を提出した。結婚10年目を迎え、互いの将来を十分に話し合った結果、別々の道を歩もうという結論に達したという。長男の親権はUAが持つ。】
 松岡俊介、村上淳、浅野忠信が相次いでミュージシャンと結婚したときは誰の女房が誰だったのかゴッチャになってしまって困ったっけ。しかし松岡がYOUと別れ、今度はムラジュンも離婚に。これで残るは浅野とチャラだけだから間違えなくて済むな。良かった良かった(←バチアタリ)。
 さわやかな風がカーテンをゆらす穏やかな午前中は雑用したり原稿書いたりして過ごす。正午すぎ、外出。茨城より上京してきた鬼レズ・つっちーと最寄り駅前で待ち合わせる。ガッツリ食えるところがいい、というので定食屋へ行くことに。ランチタイムなので席があるのか心配だったが、土曜のせいか運よく一テーブル空いていた。食べ終わり(つっちーも一膳おかわりを。元気がでたようで何よりである)、歌舞伎町のドトールへ店を移してお茶。ユニクロ、無印良品に寄ったあと、三時半、茨城へもどるつっちーを新宿駅の改札まで送ってから帰途に。途中で尿意をもよおし、オレが十代の頃からハッテン場(=ゲイの社交場)として名高い某公衆トイレにたまたま寄ったら、まさにその目的で集まってきているであろう面々が一杯で驚いた。まさか二十一世紀になってもなお、二十数年と同じ光景がひろがっているとは! 同性愛者の社会的地位がどれだけ上がったとしてもトイレにたむろする人間は絶対にいなくならない、とアクティビストとして知られる某氏が以前に言っていたが、それをマンマ体言しているような眺めであった。一瞬、昭和にタイムスリップしてしまったのかと思ったね(笑)。
 四時帰宅。お茶漬けで軽い夕飯をとってから入浴。安楽椅子にもたれていたら、いつの間にかオチてしまっていた。疲れてるのか、低気圧の影響がまだ残っているのか。五時半、『ウルトラマンメビウス』。ウルトラの父の声優が西岡徳馬なのを初めて知って仰天する。なんでこんなムダに豪華なキャスティングなんだ? まさか、のちのち人間体として登場させるつもりなのか??? 六時半からは『めちゃイケ』十周年の二時間半SP。とりたてて面白くもない内容をだらだらと垂れ流す、という感じの番組。山本圭壱の降板をギャグのネタとしてとしばしば用いるブラックさ、というところだけはちょっと面白かったが(笑)。十一時就寝。この秋晴れ、数日続くらしいと聞いてやや安心のオレ。
  1. 2006/10/10(火) 19:54:29|
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暴風雨とムダ

10月6日(金)

 八時起床。「男博」一週間前の金曜日は、朝から強い雨。関東は今日、かなりの大雨となるらしい。昨日に引き続き、体調はあまり良くない。日本テレビ『ラジかるッ』のゲストは“しょこたん”こと中川翔子。普段のインタビューではなかなか触れない亡父・中川勝彦氏のことにまで言及するが、湿っぽさというのをまったく出さないところがサスガという感じ。“オタアイドル”という売り方をしている以上、そちらの方向で世間の耳目を集めることはマイナスでしかないからね。レギュラーの北野誠が、かつて勝彦氏とラジオで共演しており、「彼の自宅に招かれたとき、まだ生まれたばかりだった君のことを抱いたことがある」とカミングアウトして、しょこたんビックリという一幕も。
 雑用のあと、『バディ』連載コラムのゲラに朱入れをして返信。窓外をフト見やれば電線がかなり揺れている。テレビを観ると、関東全般でずいぶんな降りようである。台風ではないのだが、秋雨前線を台風が刺激したせいでの大荒れであるらしい。台風被害が比較的少ない東京地区では下手な台風なんかよりはるかにデンジャラスな状況になってしまっている。傘が一瞬のうちにグチャグチャな骨組みにビニールのからみついたオブジェと化している模様はある意味、壮観である。自分の傘だったらかなり腹が立つだろうが。昨夜のうちにCDの受け渡しをしておいてよかった、と胸をなでおろす。降る降ると脅されながらも結局降らなかった一昨日といい、やっぱりオレは運が強いなぁ。というか、これが一週間ズレていたらと考えると冷や汗モンである。グッズの搬入搬出もしんどいし、出演者の入りにも支障がでかねない。そもそもお客さんも来づらいし。まぁ、あんまり喜ぶと今夜のイベントの皆さんに悪いのだが、しかし人間、やっぱり他人より自分が可愛いものだからね(笑)。
 気圧が乱れているせいか、昨日にひきつづき起きているのがシンドイ状況である。エロ小説を、一行書いては安楽椅子にもたれ、二行書いては横になり、というテイタラクぶり。モノカキ(というより、モノを創る人間すべて)にとって何より大切なのは“健康”と“元気”であるなぁ、と改めて実感する。才能のなんのっては二の次。長時間の作業にへこたれない体力と気力がなければ、才能なんぞは起動させられないのだ。
 濃いめのコーヒーを飲んだりし、なんとか身体を覚醒させようとするがすべて徒労に終わる。結局、何時間もかけて十数行しか進まなかった。これ以上やってもムダ、と判断し、七時には終了。夕食をとり、早々に寝床読書に入る。零時ごろ就寝。アセったところで、ダメなときゃダメだわな、オレ。
  1. 2006/10/10(火) 19:53:37|
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不調と不倫

10月5日(木)

 八時起床。朝から雨。台風の影響のようだが、気圧が乱れているせいか、体調がどうも良くない。それ以外にも、「男博」の準備(オレ部分の)がとりあえずのヤマ場を越えて気がゆるんだ、というのもあるんだろうなぁ。しかし本番はまだ終わってないのである。プロとしては本番ステージが無事おわるまで体調維持には万全を期さねばなぬ。ということで、今日はあまり無理をしないことにする。仕事(冒頭だけ書いて放置していたエロ小説の続き)をちょっとしては横になり、のくり返しを夜まで。
 八時ちょっと前、雨のなかを丸正まで出かけ、食料品の調達。買ったものをいったん家に置いてから再度外出、歌舞伎町まで。ロフトプラスワン前で待ち合わせ、千葉向月さんに公式パンフのDTPデータを焼いたCDを引き渡すのだ。待っているとキャバクラの応募者と受付スタッフやら、中国人の団体やら、「これぞTHE歌舞伎町!」と呼ぶにふさわしいような面々が眼前を行き過ぎてゆく。千葉さんにCDを渡し、かわりにプリントの終わった祐人のCDジャケットをいただいて帰途に。かなり小降りになってきたなかを九時十五分ごろ帰宅。
 十一時、日本テレビの新番組『NEWS ZERO』をはじめてマトモに観るが、キャスター初挑戦の小林麻央は、本職アナウンサーである姉の麻耶よりもはるかにアナウンサーぽい。ふたり並べて「どっちが女子アナか?」と訊かれたら十中八九、妹のほうを指すのではないか? 一方、裏番組の『ニュース23』はリニューアル早々、新任女性キャスターの民主党代議士との不倫がスッパ抜かれてピンチらしいね。しかし民主というのはホントに運のない政党で、カリスマ性のない安部が総裁となって自民打倒のチャンス! と思ったら小沢代表が入院。やっと退院してイザ! となった矢先に不倫スキャンダルだからなぁ。しかもJRパスの私的不正使用(不倫旅行に使ったとか)の疑惑までも浮上しちゃって。それに対して小沢氏は擁護的発言をしているが、それやっちゃうと大衆の支持ががた落ちするのは自明の理なのに、なぜ本音を言っちゃうかなぁ。バカとしか思えん。やっぱり民主の政権奪還なんてのは夢のまた夢なのか。十一時半ごろ就寝。早く不調を脱しないと、と気ばかりアセるオレ。
  1. 2006/10/10(火) 19:52:48|
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みのと天候

10月4日(水)

 七時起床。『みのもんたの朝ズバッ!』ではまたもみのが伝家の宝刀であるセクハラ発言を。“宝殿山(ほうでんやま)”というロケ地からの中継の際、「ホーデン! いい名前ですね?、ホーデン」などとしきりに繰り返した挙げ句、現地にいる女性リポーターを「ホーデンと言えば、●●クンですヨ」などと呼び出したり。絶対君主制内でのエロ発言であるからパワハラも含んでるのか。他者の罪を斬る前に、まずおのれを省みよ、と思う視聴者は結構いそうである。ちなみに「ホーデン」の意味は各人で勝手に調べなさい。
 本日も朝から夕方まで出仕事。午後から雨になるという予報でちょっと心配である。五時半、次男分の祐人と待ち合わせて上野・メディアソフトへ。「男博」で委託販売する復刊『薔薇族』の受け取りのためである。元『薔薇族』編集のS-1、S-2、S-3の三氏らとしばしお話などしてから六時半ごろ辞去。JRで帰途に。助っ人の謝礼の夕飯をオリジン弁当で買ってから(経費がかけられないのだ)帰宅。心配していた雨は結局、五時半ごろに一瞬だけパラついただけで降らなかった。本が濡れてしまうことがなにより心配だったので、ほんとうにホッとする。やはりオレは日頃の心がけがいいからなぁ(これに関する抗議は一切受け付けないのでアシカラズ)。
 食べたあと、「男博」で売るCDの曲について祐人に意見するが、ヤツもオレに負けず劣らずの頑固者だから話は一筋縄にはいかない。十一時までアレコレ手加減ナシの意見をぶつけあう。祐人が帰ってから入浴。メールをいくつか出したあと零時前に就寝。みのの数々のセクハラ、ニュース番組なのにどうして誰も問題にしないのか? と前々からフにおちないオレ。
  1. 2006/10/10(火) 19:52:04|
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王子とグッズ

10月3日(火)

 八時起床。ワイドショーで“ハンカチ王子”に群がる糞婆ァどもの姿を見、あらためて胸が悪くなる。“佑チャン”ばかりをいたずらに持ち上げ、チームメイトも対戦相手も「引き立て役のその他大勢」としか見ない(どころか、ちょっとでも王子サマに不利益にはたらく事をしようものなら「ひど?い!」の大コール)態度には、バカだとはハナからわかっていてもハラワタが煮えくりかえる思い。こういう低能低俗な大人どもが青少年を歪ませるのだ。「こいつらを合法的に皆殺しにする方法はないものか」と真剣に考える。さらに言えば「ファンサービスです」などとマスコミに公言しながらマウンドでハンカチを出す王子サマの態度というのもあまり好きではないな。そういうことは、たとえそうであったとしても口に出してはイカンのです。商売っ気が見えると幻滅だよ、と周囲の誰かが教えてあげなさい。
 あれこれ雑用をこなしたあと、十時外出。郵便局などへ。丸正で買い物して帰ろうかと思ったが、毎週火曜の特売デーの日で大混雑だったので却下。人ごみとか行列とか並ぶだとかいうことが大嫌いな性分なのである。十一時前に帰宅。洗濯機をまわしながら朝食兼昼食をとり、「男博」公式パンフの最終修正。CDに焼こうと思ったら、なぜかメディアを機械が受け付けず。
 二時半、新宿駅近くのベローチェで千葉向月さんから「男博」特典グッズの元(何なのかは当日までナイショなのでここでは書けず)を受け取ってトンボ返り。連続使用不可という機能的問題もあって、機械をだましだまし、休ませ休ませグッズを作っていく。四時からはテレビ東京『レディス4』。徳光正行の司会ぶりを見るが、彼の人気を支えている“辛口コメント”が九割がた封殺されており、こちらへの“栄転”は果たしてホントに“栄転”だったのかはかなり疑問である。五時からは東京MXテレビ『5時に夢中!』。萩原流行にバトンタッチして最初の週だが、こちらもかなり違和感あり。やっぱり徳光は『5時に夢中!』に戻るべきだね。春には復帰せよ、Jr.よ!
 夕食をはさみながらグッズ制作を続ける。八時半ごろにやっと終了。入浴し、九時からは北朝鮮拉致犯罪告発の日本テレビ報道SPドラマ『再会?横田めぐみさんの願い?』。企画自体は悪いものではないが、しかし放送の時期がなぁ……。“対北強硬姿勢”以外に大衆へのアピールポイントの見当たらない(あとの所信はすべてあやふやなイメージ論だけだからなぁ)安倍新政権発足直後に、というのがなにやら作為的に感じられてならないのだが。北といえば、ドラマ放映直後、核実験実施宣言のニュースが。自殺行為とわかっていながら突っ張る姿を見て、かつての日本もこうだったのか、と思ったり思わなかったり(どっちなんだ)。十一時半就寝。残る「男博」グッズ制作はパンフだけだな、オレ。
  1. 2006/10/05(木) 10:45:31|
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ヒゲとアムロ

10月2日(月)

 七時起床。雨天のなかを本日も朝から夕方まで出仕事。昼、書店へ行くとそこそこヒットした『メガネ男子』、そういう話は特に聞いてない『スーツ男子』につづくメンズフェチアイテムMOOKシリーズの最新刊『ヒゲMEN』というのが出ていた。“男子”でなく“MEN”にしたのは、さすがに男子というチャイルディッシュな響きをもつ言葉とヒゲのもつアダルト感はそぐわないと判断したためか。あるいは単に「イケメン」にひっかけたものなのか(音的には酷似してるよな)。それはさておき、ビジネス出版の基本は「二匹めのドジョウ」なことはじゅうじゅう承知しているのだが、しかし手をかえ品をかえよく類似品(自己模倣含む)を出すもんだよなぁ。“メガネ”“スーツ”“ヒゲ”ときて、つぎは一体なんなんだろう。“髪型”っていうのはすでに手アカがつきまくって今さらだからなぁ(まぁ、“坊主頭”のムックはちょっと前に出されたが)。予知能力のある方、オレまでご一報ください。ただし、テレパシー送信以外の方法で。
 六時帰宅。「男博」での復刊『薔薇族』販売の件で版元の営業担当者に電話するも外出中とのことで折り返しをお願いしておく。夕食のあと、連絡メールなどあれこれ。終わったらかなり疲れ果て、仕事は明日まわしに。録画しておいた『笑いの金メダル』を観ると、ガンダムネタで五週勝ち抜きに王手をかけていた若井けんじが勝利を手にしていた。賞金の五十万円をもってきたプレゼンターは、なんとアムロ・レイ役の声優・古谷徹! モノホンとパチモンの2ショットはなかなか壮観であった。若井はこれで番組レギュラーの座も手にしたのだが、アムロのモノマネ以外にどんな芸をもっているのか未知数なので他人事ながらハラハラするなぁ。東京MXテレビ『水曜どうでしょうclassic』を見てから零時就寝。あっ、ひょっとして次にフィーチャーするのは“帽子”かな、と寝床の中でふと思ったオレ。
  1. 2006/10/05(木) 10:44:42|
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お引渡し二名と最後のミーティング

10月1日(日)

 七時起床。午前中は雑用などをアレコレ。昼すぎ、劇団フライングステージの石関準くん来る。友人の日舞の発表会へ行く前に、「男博」前売りの受け取りに寄ってくれたのだ。チケットを引渡し、お茶を一杯飲んだだけであわただしく別れる。ご多望な中、わざわざお寄りいただきまして感謝です。
 雨の中を四時半外出。五時ごろ西新宿でカミングアウト・コンサルタントのかじよしみさんと「男博」前売り引き渡しのために落ち合う約束なのだが、かじさんは五時まで誰かとの打ち合わせがあるということなので、青梅街道のプロントでコーヒーなどを飲んでいると、ほぼ時間きっかりにかじさんから連絡が入る。プロントがぼちぼちバータイムに入ってしまうので出て、ベローチェへ入りなおす。六時からの予定だった「男博」ミーティングが、千葉向月さんの体調の問題で七時半に変更になってしまったので、申し訳ないがかじさんにお話し相手になっていただく。チケットをお渡ししてから、仕事のこと、業界のことなどアレコレ話すが内容についてはオフレコです(笑)。お茶会、七時すぎまで。なんだかんだ二時間近くも付き合っていただき恐縮である。
 帰途につくかじさんと新宿駅で別れ、ミーティング会場である二丁目ジョナサンへ向かう。すでに開催日まで二週間をきっているので、もうこれ以上悠長に打ち合わせなんぞやっている場合ではない。なので今夜で全体で顔を合わせるのは最後にするつもりである。七時半、千葉向月さん、沢木壮くん、晴海くんと落ち合い、店内へ。最後ということで、議題に漏れはないか注意をはらいながら話を進めていく。結局十一時すぎまで。店の前で終電の近づいている千葉さんと別れ、とある件の確認のために某店へ行く。その後、新宿駅へ。駅前で二人と別れ、強さを増していく雨の中を帰途に。零時ごろ帰宅。入浴し、パソコン起ち上げミクシィを覗くとこんな訃報があって驚く。
【コミケ創立メンバーで漫画評論家、米沢嘉博氏死去………………米沢嘉博氏(よねざわ・よしひろ、本名・米澤=コミックマーケット準備会代表、漫画評論家)1日、肺がんのため死去、53歳。明治大学在学中から批評家集団「迷宮」の活動に参加。「藤子不二雄論?Fと(A)の方程式」で日本児童文学学会賞を受賞。日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット」の創立メンバーの一人。】
 いまや米沢氏といえば“コミケの人”という認識で語られている感が強いが、オレが最初に認識したのは“漫画評論の人”であった。一部のマニアのイベントでしかなかったものを社会現象、ある意味“日本有数の奇祭”にまで昇華させた功績は大きいよなぁ。オレは氏のサイン本を持っているのだが、久しぶりに再読してみよう。ご冥福をお祈り致します。合掌。
 零時半、就寝。人生の真価は“どれだけ生きたか”よりも“どのように生きたか”だよな、と改めて思ったオレ。
  1. 2006/10/02(月) 19:55:03|
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