本日の○○(仮)

いろんなモノを書いたり『薔薇族』作ったり、幅だけはやたら広くやってるおっさんの身辺雑記です。オレに関心ない方にはあまりお勧めできないかもね(笑)。

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ひろがる人脈と花森安治

10月7日(金)

 おそく寝たのに例によって早く起きてしまった。そとが明るくなると覚醒するようプログラミングされているので、寝坊のできない体質なんである。これでまた睡眠不足が蓄積されてしまう。ふぅ。会員制ネット用の原稿を書いたり雑用をこなしていたら、あっというまに午後一時。くたぴれたので少し仮眠しようかとも思ったが、二時には出かける予定なので断念。『正しい恋愛のススメ』『デザイナー』と、TBSの昼ドラ(なぜだか知らんが二本つづけて一条ゆかり原作!)を観てから外出。ぷらぷらと散歩がてら西新宿の高層ビル街を抜けて二丁目方面へ。食事やちょっとした買物などを済ませて、四時、新宿通りの大型画材店「世界堂」前。今日はイラストレーター内澤旬子さんの紹介で、米国人の文化人類学者のタマゴ、ハンキンス・ジョセフ氏と顔あわせするのである。氏は内澤さんが屠畜の取材のため渡米したさいにコーディネーター兼通訳をつとめてくれた方だそうで、日本語ぺらぺら、漢字の読み書きも問題なしというツワモノ。そんなヒトをなんでオレに引き合わせてくれるかといえば、じつは氏もゲイであり、あちらではいろいろな活動をしてきた方なんで、きっとおもしろい話が聞けるはずでしょう、ということなのだ。
 例のごとくボーッと考えごとをしながら待っていると、金髪の男性が話しかけてきた。言うまでもなくジョセフ氏(以下、ジョー)である。はじめまして、と挨拶を交わしていると、内澤さんがやって来たので、そのまま新宿二丁目コミュニティスペース「akta」へむかう。オープン時間をすぎていたがまだ開いていなかったのでいったん出ようと一階へおりたら、ちょうどスタッフの女性が出勤してきたのに出くわした。ふたたび三階へもどり、入場。内澤さんとジョーに、かんたんにこのスペースの概要について説明する。献本されていた『にじ』(にじ書房)を手にとり、「この本はね……」と話すと、かなり興味をしめした模様。ちゃんと読んでみたいというので、仲立ちをしますと約束する。テーブルについて雑談。日米のゲイ事情についてあれこれ情報交換。共通した部分と異なる部分がいろいろとわかり、なかなか有効な話ができた。それにしてもジョーの好奇心の旺盛さと、疑問におもった点については間髪いれず「どうしてですか?」と質問してくる積極性には頭がさがる。日本人は(というかオレは)つい見栄をはって知ったかぶりをしてしまい、知識をふかめるチャンスをみすみすのがすことが多いのだが、ホント改めないとなぁ。ちなみに一番おもしろかった話は、「テキサスの男はいまだにテンガロンハットをかぶっており、人気職業の上位に『カウボーイ』がある」というもの。あまりにわれわれのイメージをうらぎらない実態に、ある種の感動すらおぼえた。もっとも、そういうマッチョな土地柄ゆえ、ゲイにとってはかなり生きづらいそうだが。
 あれこれ脱線しながら(現代日本ゲイのモテ筋のひとつであるSG=スーパーガッチリの説明から、なぜか内澤さんの御主人である南陀楼綾繁氏の話題にトンだりして)話はかなりはずみ、気がつけば七時をまわっていた。近日中の再会および友人・知人の紹介を約束して(ジョーは二年ほど日本に滞在する予定である)わかれ、ふたたび徒歩で帰途に。弁当を買って八時帰宅。あわててラジオをつける。今夜からTBSラジオで唐沢俊一氏がパーソナリティをつとめる一時間の生ワイドがはじまるのだ。アシスタントは「TBSの大橋マキ」の異名をとる(というかオレがかってに呼んでいる)小林摩耶。好きなタイプではないが、声だけの現場でもここまでキャラクターを確立させられるアクの強さというか濃さに関しては脱帽という感じ。それにしてもトークが達者だなぁ唐沢先生、と弁当をほおばりながら感心。知らないで聴いた人は、まさかこのヒトがモノカキだなんて思わないであろう、ぜったい。
 聴き終わり、入浴。そのあと、読書。読みかけだった『花森安治の編集室』(唐澤平吉・晶文社)にかかる。生活雑誌の最高峰『暮しの手帖』のカリスマ編集長だった花森安治の晩年の逸話を、部下としてすごした唐澤氏が記したエッセイ集である。宮武外骨や大伴昌司ほどではないにしろ、花森という人の影響もいくばくかは受けているオレである。なんせ小学校にあがる前から母の購読していた『暮しの手帖』は読んでいたしね(ちなみに父の『SFマガジン』も)。「馬鹿ほどむずかしい漢字を使いやがる」という氏の名フレーズにははげしく賛同。時代にあわせてちょっと加えさせていただくとすると、「馬鹿ほどむずかしい漢字とカタカナ語を使いやがる」というところかな。これは自分にたいする戒めとして刻んでおかねば。
 あまりにおもしろくて途中でやめることができなくなり、最後まで読みきってしまう。読了後、もっと花森の仕事に触れたくなって、以前に買った『暮しの手帖/保存版3・花森安治』をさがすが、これがどこへまぎれたものかとんと見つからない。『保存版2・叱る!!』のほうはすぐに見つかったのに。読みたくなったら矢も盾もたまらなくなるのがホンヨミの性である。夜中だというのにありそうな本棚をひっくりかえすがいっこうに出てこない。零時をすぎたところで本日の探索は断念して就寝。おもしろい人と知り合うのはホントに楽しいなぁオレ。
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  1. 2005/10/11(火) 21:18:21|
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