本日の○○(仮)

いろんなモノを書いたり『薔薇族』作ったり、幅だけはやたら広くやってるおっさんの身辺雑記です。オレに関心ない方にはあまりお勧めできないかもね(笑)。

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ウリセンと蜷川演劇

5月25日(水)

 昨日早く寝たせいか、五時半に目覚める。予定起床時間より三〇分も早いが、まぁいいや、とシャワーを浴びて原稿書きを始める。土曜日に行った「北丸雄二講演会」に関するもの。七時を過ぎた頃からモーレツに腹が減り、昨夜買っておいたサラダを添えてカレーをガシガシ食う。
 九時半。原稿を途中でほったらかして外出。今日は櫻田宗久くんによるグラビア撮影の第二回目があるのだ。オレには、彼が写真家としていかにバケていくのかを間近でつぶさに観察していきたいという(そしてそれを文章にまとめたいという)欲求があるので、撮影には絶対に同行していくと心に決めている。人が創り手として上昇していく姿は(同時に、堕ちていく様も)オレの興味を激しくそそってやまないものである。ノゾキ趣味と言われるかもしれないが、モノカキとしてのそれが性(サガ)なのだ。
 一〇時半、メディアソフト『薔薇族』編集部着。櫻田くんもモデルもまだ来てはおらず、編集S-1氏が平行して作っている熟女雑誌の校正をしていた。疲労の色、かなり濃し。あんまり働きすぎると、死ぬよ。マジで。
 しばらくして櫻田くん来社。モデルから、駅についたとの連絡がケータイに入ってS-1氏、迎えに出る。櫻田くんと雑談(吾妻ひでおの『失踪日記』のこととか)しているとモデルを伴ってS-1氏戻る。のだけれど、うーん、今回のモデルは……。いや、ルックスの問題で「うーん」なのではない。ルックス的にはかなりの上玉である。しかし、キャラがどうにもねぇ……。「ウリセン」というある種、究極のサービス業の従事者のくせして愛想がカケラもない。最近のウリってのはこういうのが売れるのかなぁ、と思う。しかしけっこう売れてるみたいである。今朝も某高級シティホテル(正装してないとレストランに入れてもらえないような)での「泊まり」明けだという。ホストに「殴り営業」(本来ならば奉仕すべき対象である客を逆に手荒に扱うことで親密感を演出する手管)というのがあるように、こうした「ぶっきらぼう感」を出すことでオス臭さを高めているのかもしれない。まぁ、オレなら金もらってもヤダけどね。
 なんだかんだで結局、正午近くになって出発。本日のロケ地は葛西臨海公園である。渚と水族館で撮る予定だったのだが、なんと本日は水族館の休館日! まぁ、あとで品川のほうへ行けばいいや、ととりあえず渚での撮影にかかることに。しかしモデルくん、「……まぁだ歩くンすかぁ」とか「……ここに座ンの、痛いっすよォ」といった具合に、とにかく色んなことにぶーたれること。また、かなり自意識過剰なタイプらしく、周囲の人目を気にする気にする。しかし櫻田くん、それをなだめすかしながら誘導し、なんとかTバックビキニ一枚にして撮りはじめる。普通にしてれば暑いが水に入るにはまだ冷たい陽気だったが、撮影が進むにつれて二人とも海の中へ。燃えてるなぁムネヒサ。
 当人が水族館で撮られるのは恥ずかしいからイヤだ、と言って譲らないのでそちらはパスして室内撮りの現場へ直行。櫻田くんの知り合いのカメラマンの自宅なのだが、インテリア雑誌にでも出てきそうな感じのかなり趣のある一戸建である。「……彼、二人きりでないとリラックスできそうにないから」と櫻田くん。本来ならばオレは現場で彼の仕事っぷりを見届けなくてはならんのだが、まぁ、今日はモデルがモデルだからなぁ。二階のベッドルームに二人を残し、われわれは一階の居間で待つことに。ピープロ特撮、川内康範、ハンナ・バーバラアニメのことなど(四十路の人間が集まってする話ではないって意見もあるが)を話しているうちに撮影終了。「ばっちりです!」と櫻田くん。これを書いてる段階ではまだどのようなものが撮れているのかはわからんが、しかし彼がかなりノリノリだったことは確かである。その物証をオレは見た!(詳細は伏せるが)
 初回のときは、モデルくんの地(といっても勿論、まるっきりの地金を見せているわけではあるまいが)と求めていたイメージとがかなり近いラインでの撮影だったが(だからといって楽勝だったわけではない。生身のモデルと、櫻田くんの頭のなかにある“主人公”との間にはやはり落差というのがあるのだから)、今回はその逆。あきれるくらいに「俗」っぽい被写体(要するに、どこにでもいるアンチャンタイプってことさ)を、どこまで自分の脳内世界のキャラクターに近付けることができるか、が課題になってくるのだから櫻田くんも大変だ。しかし、だからこそヤリガイがあるとも言える。彼が写真家として大成できるかどうかの、これは試金石と言ってもいいだろう。今回、ここまで舞台裏を明かしてしまうのはいかがなものかと書きながらちと躊躇したが、しかしやはりありのままに書いてしまったほうが彼のためになるだろうと思い、赤裸々に記させてもらった。ここに書かれているようなアンチャンが、それとはわからないほど見事に、櫻田写真物語の主人公として誌面に収められたとしたら(実情を知らない読者諸兄に、今回のモデルくんのことを“神秘的”“非現実的”な青年だなぁと思わせられたら)、写真家・櫻田宗久の勝利である。皆の衆、六月下旬の発売日を今から楽しみにするがいい。「えっ、これがアイツ!? どうやったらアレがコレになるの!」と上がった写真を見てぶったまげることをオレも楽しみにしている(こんなことを書くと、きっとまた“プレッシャーかけないでくださいよ”とか苦情を言われるんだろうなぁ、ひっひっひ)。
 友人宅に残るという櫻田くんに別れを告げて、一同は編集部へ戻る。モデルくんの帰ったあと、しばし雑談。蜷川演劇の魅力(と呼ばれているもの)というのは大衆演劇のそれとは逆の「客側が演出家のほうへ歩み寄っていく」、ある意味「M的」な観劇スタイル(蜷川崇拝)なのだろうね、という話をしていてふと、今日のモデルが売れっ子だというのも、客の中にそれと同じ心理が働いているのではないか、と思う。「自分からは奉仕しない」という彼の、その突き放しプレイに被虐の快感をおぼえた客たちがリピーターになっているのであろう。でなければ、わざわざ大枚払って高級ホテルなんぞ使うわけがない。彼に奉仕することに喜びを見い出している客たちにとっては、ホテル代に散財することもまたプレイのひとつなのかもしれない。
 八時を過ぎ、S-1氏が帰宅したあとも残って、S-2氏とダベる。 九時近くになって辞去。一〇時ちょっと前に帰宅。どうにも原稿を書く気になれず、結局十一時過ぎに就寝。いつまでこんなだらけきった状況が続くんだろ? 締め切りが大挙して押し寄せてきてにっちもさっちもいかなくなるまでさオレ。
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  1. 2005/05/26(木) 20:21:56|
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