本日の○○(仮)

いろんなモノを書いたり『薔薇族』作ったり、幅だけはやたら広くやってるおっさんの身辺雑記です。オレに関心ない方にはあまりお勧めできないかもね(笑)。

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予想外の顛末と久々のタックス

1月11日(木)

 七時起床。ワイドショーではオレも注目していた例のバラバラ事件のあっけない結末を。
【新宿・渋谷の切断遺体 「夫が暴行」殺害 遺棄容疑で妻を逮捕………………東京都新宿区と渋谷区で昨年12月、切断された男性の遺体が見つかった事件で、警視庁新宿署捜査本部は10日、被害者を渋谷区富ケ谷の大手外資系証券会社社員、三橋祐輔さん(30)と断定するとともに、死体遺棄容疑で妻の歌織容疑者(32)を逮捕した。歌織容疑者は自宅マンションで祐輔さんを殺害、遺体を解体したことを認めている。未発見だった頭部も町田市内の公園で見つかった。手首については「自宅の生ゴミと一緒に、一般ゴミとして捨てた」としている。捜査本部の調べに、歌織容疑者は「生き方が合わず、自分のことを否定された。暴行を受け、殺意を抱いた」と動機を供述。衝動的な犯行だったとみられ、「殺害後、のこぎりで頭や胴体などを切断して捨てた」とも話している。
 歌織容疑者は、12月12日の早朝に帰宅し、寝室で寝ていた祐輔さんの頭をワインのビンで殴って殺害。渋谷の東急ハンズでのこぎりを購入し、遺体を解体した。その後、胴体だけをキャリーケースに入れてタクシーに乗り、新宿区西新宿の路上に遺棄。下半身はキャリーケースに入れて台車で運び、渋谷区神山町の民家の庭に捨てた。頭部はバッグに入れて電車で移動し、町田市原町田の芹ケ谷公園の植え込みにスコップで穴を掘って埋めた。歌織容疑者は同月15日に警視庁代々木署に家出人捜索願を提出したが、その際「11日に出勤するため家を出た。15日になっても帰宅しない」と説明。だが、12日早朝に祐輔さんが帰宅している姿がマンションの防犯ビデオに写っていることを祐輔さん友人が確認し、歌織容疑者の説明が虚偽であることが判明した。このため、捜査本部は10日、歌織容疑者を事情聴取したところ、犯行を認めた。祐輔さんと歌織容疑者は平成15年3月に結婚し、2人暮らし。結婚の半年後から口論するようになったという。】
 この夫婦、下半身の遺棄現場のすぐ近くに住んでいたわけだが、あのあたりはオレもよく通る道なのである。マスコミは事件に付加価値をつけるために「高級住宅地の豪華マンションに住むセレブ夫婦」などと書き立てているが、マンションのある富ヶ谷というのは都心の一等地(パルコや東急ハンズから数分、という立地)ではあることに間違いはないが特に「高級住宅地」ではないし、住まいのグレードにしたってたかだか「家賃二十万円の1LDK」だ。これが、たとえば道一本へだてた坂の上にある松濤(こちらは正真正銘の金満エリア)の家賃百万円以上物件、とでもいうのならばまぁセレブと使ってもいいかもしれないが、こちらの場合はせいぜい「ややリッチ」という程度の暮らしぶりである。松濤に、マスコミでもおなじみの豪邸をおっ建てた漫画家の江川達也なんかは、きっとせせら笑ってるはずである。犯罪はゴージャス感を強めて報道するほうがより大衆の好奇心をそそるものだから(並以上の容姿をもった女はすべて“美人●●”と呼ばれるのはそのせいである)、まぁ仕方ないことではあるが。
 この事件、やり口の残忍さ・狡猾さから「海外マフィアの見せしめではないか?」などと一部では騒がれていたが、フタをあければ何のことァない、凡百な夫婦関係のもつれの結果であった。被害者にしたって、報道では「人目をひく美男」「すらりとした長身のイケメン」とされているが、写真を観るかぎりではまぁ「中の上」レベル。いや、死者を冒涜しているのではないよ。持ち上げもしなければクサしもしない、きわめて冷静な目でのジャッジである。しかしオレの通俗作家脳を刺激する要素はまだ残っている。解決の糸口が、容疑者の言動に疑問をいだいた被害者の友人が“素人探偵”となってさまざまな偽証を暴いていった、という点である。たんなる友達が、フツー、マンションの防犯ビデオ映像のチェックまでもやるだろうか? このあたりにオレはひどく好奇心をソソられるし、被害者・加害者にわかれてしまった夫婦の闇の大きさが感じられるのだ。小説の題材としては充分使える。
 それはさておき、小雪がふてくされたような容姿をした歌織容疑者だが、最近の若者(いや、若者だけじゃないか)にとみに多い「知能は高いが知性は乏しいタイプ」という感じである。名門女子大を出たくらいだから進学実務的な知識だけはアレコレ詰め込んでいるのだろうが、それが教養には昇華していない。教養とは机上の知識と人生経験をあわせて咀嚼してはじめて得られるものなのだ。こういう人間はほぼ例外なく自我が極限まで肥大化しており、自分の価値を認めようとしない相手に対して憎悪の念を燃やす。ここで言う「価値」とは当人が「ある」と勝手に思い込んでいるだけのものであって、実際には「ない」のである。だから他人が認めないのはごく当たり前のことなのだが、それを当人は気づいていない。だって教養がないんだモン(笑)。今回の事件は、そうした歪んだ自己評価と現実との乖離が産んだ悲劇の最たるものであろう。歌織容疑者にもうちょっと教養があったなら、頭部を捨てにいくのに小田急線などは決して使わなかったろう。
「なるほど、頭部は電車で捨てにいったんだな? で、ナニ線を使ったんだ!?」
「……東武です」
 くらいのギャグでも仕込んでくれていたら、まだいくらか彼女の評価も高まっただろうに(笑)。いや、ユーモアというのは教養のなかから生じるものなのだよ。
 十時外出。徒歩で中野・高円寺まで出向き、仕事がらみの衣裳を探すがなかなか「コレ!」というようなものには出会えず。結局、なにも買わないまま二時すぎにJRで帰宅。原稿書きなどしてから夜七時、再度外出。新宿へ。西新宿の例の遺体発見現場を通ると、テレビクルーが複数いた。たぶん検証取材なんだろうが、凄惨な現場ばかりをまわらなきゃならんとは因果な商売である。たまたま入った東口の服屋でまぁまぁの衣裳がかなり安く手に入ったので思わずガッツポーズ。小諸ソバでかけを一杯食べてから、八時、三丁目の世界堂前でテレビディレクターの神薫さんと待ち合わせ。今日は薫さんをタックスノットへ連れていく約束なのだ。店に入ると、平日だというのになぜかかなりの混み具合で、ほぼ席は埋まってしまった。久世光彦門下である薫さんから久世ドラマの裏側についてアレコレ伺ったり、オレのテレビドラマ論、加藤治子論などを聞いていただく。十一時すぎに辞去。新宿三丁目駅で薫さんと別れて、徒歩で帰宅。入浴して、零時すぎに就寝。タックスもずいぶん久々だなぁオレ。
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  1. 2007/01/15(月) 20:15:27|
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